ヨーロッパ回想録 フィレンツェ編
遡って書いているヨーロッパ旅行の回想録。なんと楽天のブログは前月の書き込みまでしかできないことに今気が付いたので、実際の日付の時に回想録を書くことができません。最後のフィレンツェ編とローマ編はやむなく二月一日のスペースに書きます。さて、雨が降り続いたヴェネツィアから列車でフィレンツェにやってきました。フィレンツェは晴天 ミラノ、ヴェネツィアと雨続きだったので、久々の太陽がとっても嬉しかったです。着いて早速滞在先のホテルへ。ここでも相部屋だったんだけど、イタリアの相部屋はオーストラリアやスペインの二段ベッドと違って、ほんとにホテルの部屋をシェアするって感じでした。二段ベッドより寝心地がよかったんですが、妙にベッド同士が近かったり、ツインだったりする場合もあるみたいです。ちなみにここは六人部屋でしたホテルに荷物を置いて、早速フィレンツェ観光へ。まずは街の中心にあるドゥオモへ行ってきました。このドゥオモ、「冷静と情熱の間」で葵と順正が待ち合わせてたドゥオモです。 冷静と情熱のあいだ(Rosso) 冷静と情熱のあいだ(Blu)そんなドゥオモに一人でのこのこやって来てしまいました。私の順正はどこに? さてこのドゥオモ、緑とピンクが基調になっててこれまで見た様々な大聖堂とはかなり雰囲気が違います。柔らかい感じ。かわいらしくも重厚な佇まい中を覗いてから、ドゥオモのクーポラに登るのは翌日にすることにして次の観光地へ。この日に行ったのは宿泊先近くにあるアカデミア美術館でした。ここではミケランジェロのダビデ像を見ることができます。4メートルを越える大きさのダビデ像は予想を上回る迫力でした。これは本当に実物を見る価値ありです。そして、アルノ川まで歩いてポンテ・ヴェッキオという橋へ。ここは橋の両側に貴金属のお店が立ち並んでいて賑わっています。そして、そこから見える景色もなかなかのものでした。ポンテ・ヴェッキオからの夕暮れそして翌日。まずはサン・マルコ美術館へ。ここは元々修道院だった建物なんですが、内部の僧房の一つ一つに壁画が描かれています。中にはどうやってかわからないけど床の裏側(?)に描かれた絵なんかもあって、非常に興味深かったです。ここで特に有名なのはフラ・アンジェリコの「受胎告知」という絵で、聖母マリアが天使ガブリエルに受胎を告げられている場面を描いたものです。色彩がとても美しくて印象的な絵です。この旅行中に様々な画家による受胎告知の絵を見たけれど、同じエピソードをそれぞれの画家が違った目で見て違った手法で描いていたのが面白かったなぁ。そしてその後はいよいよドゥオモの円蓋へ。ドゥオモの円蓋延々と続く階段を息を切らせて登った先には、フィレンツェの美しい街並みが待っていました。いつまでもあそこに残ってずーっと街を眺めていたいような気分になる場所です。ドゥオモの頂上から見えるフィレンツェの街この日はこの後パラティーナ美術館に行き、翌日はウフィツィ美術館に行き、それぞれの場所でラファエロやボッティチェッリ、ミケランジェロの名画を鑑賞することができました。さすがルネサンスの中心となったフィレンツェ。この街にある芸術作品の質と数はずば抜けてるなぁ・・・。ちなみに私が一番好きだったのはラファエロの作品でした。なんていうか、気品が溢れてるような感じで。古都の街並みをすっかり堪能した三泊四日のフィレンツェ滞在の最後に行ったのはアルノ川の向こう岸にあるミケランジェロ広場でした。ホテルの人が言うには、そこからの眺めが最高だということなので。ミケランジェロ広場から見えたドゥオモ確かに、ミケランジェロ広場からはフィレンツェの街の全景を見渡すことができます。着いたのが夕方だったので、このまま夕暮れを待つことに・・・。そこでちょっといやなことが・・・。iPodで音楽を聴きながら街を眺めていると、隣に立ったイタリア人の男が話しかけてきたんです。それまでも何度かそういうことがあって、イタリアでは日本人と見ると声をかけてくる人が多いようで鬱陶しいので関わらないようにしてました。出身地を聞かれると「オーストラリア」って答えたりして。(だいたいそう言うと去っていってくれるので。)それで、その人が「日本人か?」って英語で話しかけてきた時も「いいや、オーストラリア人だ。」って言ってまたイヤホンを耳に入れて全身で「あなたと話す気分じゃない」オーラを出してたんです。でもそいつは諦めず、「それなら君の両親は日本人だろう。」とか、「オーストラリア人なのにとっても英語が上手いんだね。」(って当たり前やんけ!!!)とか、とにかくずっと話しかけてくるんです。しまいにはキッコロとモリゾー(?)のメモ帳をちらつかせて私の注意を引こうとしてたし。こいつ、このメモ帳をいつもポケットにしのばせて日本人の女の子をナンパしてるのか?結構眺めがいい場所に立っていたので動きたくなくて、その場でその男を適当にあしらってたんだけど、どんなにそっけなくしても男が動く気配がなく、終いには「君はとっても悲しそうな顔をしてるね。」とかかーなーり余計なお世話なことを言われたので場所を移動することに。本当に鬱陶しかったなー。ま、ちょっと場所を移動してからはゆっくり夕暮れのフィレンツェの景色が楽しめたのでよかったですが。フィレンツェの夕暮れフィレンツェはたいていどこにでも歩いて行けるし、本当に見所が多くていい街でした。イタリア旅行に行かれるなら、フィレンツェは絶対に外せません! 以下はフィレンツェで食べたものを紹介します。この旅行で一番美味しかった安いピザと、イタリアのファーストフード左からリボリッタ、牛肉の料理、ティラミスこの最後の三品はフィレンツェ最後の夜に行ったレストランで食べたものなんですが、このレストランはこの旅行で一番雰囲気がよくて美味しかったです。値段も手頃だったし。トスカーナ料理のリボリッタが食べてみたくて見つけたレストランです。詳細は以下。サン・ロレンツォ教会の近くです。TRATTORIA ANTELLESIVia Faenza, 9 rosso - 50123 FirenzePh: 055.216990ちなみに今このレストランのカードを探そうと、パスポートケースを調べたらすっかり忘れてた6000円を発見! ラッキー♪