カルマライ
ドイツ語がいつもまぎらわしく、長ったらしく、 細かい母音の違いで意味が変わってくるから 読んでいていつも頭がいたくなるのはなぜだろうと考えると、 ドイツ語に案外子音のバリエーションが少ないことが起因しているように思える。 少ないというよりも、一定の子音が好まれて多く使われている傾向がある。 色々な言語を比較してみると、比較的ありがちな子音としては、 現代日本語で一文字で表される、 カ、ガ、サ、タ、ダ、ナ、パ、マ、ラ(L)、行 にプラス、これより頻繁度が低くなるのが、 ザ、ハ、ヤ、ラ(R:巻き舌)、ワ、ヴァ、ファ、チャ、ジャ、シャ、行といったところだろう。 スペイン語、英語、日本語なんかは、それ以外の子音もあるが、 これらの子音が平均的にちらばっていて特定の子音に偏ってる感じはしない。 それより頻度が低くてでドイツ語に多い子音が、 ッハ行(ch)、ツァ行(z,c)、 それらをドイツ語であてはめると、 少ない、ない子音:ワ行(英語のw)、ジャ行(dsch:外来語のみ) 割合少ない子音:サ行(ss)、パ行(p:ギリシャ語ラテン語起源とか中心)、チャ行(tsch) ふつう:ラ行(L)、マ行(m)、カ行(k)、 割合多い:ラ行(r)、ナ行(n)、ガ行(g)、ヤ行(j)、タ行(t,th)、バ行(b) 多い子音:ファ行(f,v)、ヴァ行(w)、ザ行(s)、ダ行(d)、シャ行(sch,s)、ハ行(h)、ッハ行(ch)、ツァ行(z,c) 平均的な感じからばらつきが多い。 どちらが平均的な基準というより、発音的に遠さがある言語なのだろう。 あとは、母音が基本的にぼそぼそしゃべるような感じになる。