甘い誘惑に美味なし
先日、無料のはずの出会いサイトに登録しただけで何十万という料金を請求してくる業者のドキュメントをTVでやっていた。まあ、そういうものだというイメージはあったが、結構リアルに見ると、えげつないものだ。世の中、良心的なサイトもある「かも」しれない。が、大多数は詐欺まがいのサイトに違いないと思っている。そもそも、逆援助交際的なオファーがあるわけが無い。性欲と禁欲を両方一気に満たすような「甘い」話が存在するわけが無い。リスクを負ってこそ、リターンはあるものだ。まあ、悪質業者かもしれないところにアクセスすると言うことをリスクと言えなくは無いが。それにしても、最近のメールは巧妙である。私のプライベートアドレスに来るメールも殆どがスパムである。「○○さんからご指名が入りました。今すぐ下記へアクセスしてください!」系。もう、うんざりである。確かに、良心的なサイトを使って、出会いを楽しんでいる人もいるであろう。多分少なからず。でも、自分は臆病だからその見分けもつかないし、一旦甘い誘いに乗り始めたら、途中で引き返せなくなるに違いない。だから、危うきに近寄ってはいけないのだ。そもそも、ご指名が入ったと言うのなら、直接コンタクトしてくればよいのに、登録した覚えも無い業者からそんなこと言われても、うさんくさいだけだ。私は喜怒哀楽の喜と楽以外の感情を余り表に出さない。怒ることはあるが、仕事以外ではまず怒らない。だから「怒らない人」というイメージを周りは持っているようだが、ある友人から「感情的になる事は無いの?」と訊かれた。もちろん人間だから感情的になることはある。それを理性でコントロールすることこそが、大切なのだ。これこそが人間に与えられた最大の武器である。しかし、本能は理性では制御できない。だから、本能に訴えかけてくる「甘い」誘いは、大嫌いなのである。要は、自分に危険を嗅ぎ分ける「本能」が弱っているだけなのかもしれないが。