1998年4月29日 下志津駐屯地”つつじ祭り”
我が地元千葉市にある下志津駐屯地には”高射学校”が有り、陸自の保有する”対空火器・ミサイル”が教育機材として一通り揃っています。航空機は配備されていませんが駐屯地祭での訓練展示の内容は”対空戦闘”となる為、敵役としてヘリ・航空機がゲスト参加します。規模は小さいですが一番近場のイベントなので、私は中学生の頃から通っています。式典等は省略しまして”訓練展示”の写真から紹介します。”87式自走高射機関砲”と”93式近距離地対空誘導弾(近SAM)”。その名の通り当時の最新装備と2番目。”発射機”、”射撃統制装置”、”発電機”が1台にまとまっているので素早く射撃準備が整います。他のミサイル等は数台の車両に機能が分散しているので接続準備に時間が掛かります。今ならデジカメで枚数の心配なく準備の様子も撮影するのですが、この時はフィルムを節約する(2ヶ月間で6箇所撮影に行く)為、かなり抑えて撮影していました。”L-90 35ミリ2連装高射機関砲”が射撃開始。と言っても35ミリ砲に”空砲弾”はないので、訓練用に搭載している12,7ミリ機銃による”空砲射撃”です。この時点で採用から約30年、先の”93式”の配備により退役が始まっていました。”87式”と”93式”も射撃開始。ですが、先に説明した理由で”87式”は撃てません。”93式”もミサイルを発射する訳には行かないので”ふり”だけです。こちらは”81式短距離地対空誘導弾(短SAM)”。よく見ると上のミサイルには何か仕掛けが施されています。これは”発煙装置”で、発射シーンを演出する為に使用されます。一応それらしく撮れた1枚を…会場の反対側でも撮影は出来ますが、風向きには注意した方が良いでしょう(笑)。次回は”AH-1S”の写真紹介です。