1995年9月10日 三沢基地航空祭
今回から三沢編に入ります。三沢基地は”空自”と”米軍(空・海軍)”が共同使用する唯一の基地です。そのため、航空祭では空自の主要航空機を中心に陸・海自の外来機、米空軍機(嘉手納や海外からの外来機あり)、海兵隊機(岩国)、海軍機(厚木の艦載機が参加する事も多い)と、地上展示機の数では日本最大の航空祭と言っても過言ではないでしょう。今回はそんな展示機群の中から一部の機体(しか撮っていないのですが)を紹介します。地元、第8飛行隊の”F-1(263号機)”各種装備を搭載しての展示です。機体の手前に置いてあるのは、現在ではすっかり悪役になった”CBU-87B”クラスター爆弾です。もう1枚。機体のハードポイントには、それぞれ異なる異なる装備が搭載されていました。両翼端の”AIM-9P”、向かって右から”JLAU-3(70ミリロケット弾X19)”、”DER(ダブルエジェクターラック)”に装着したMk.82 500ポンド爆弾X2、”FER”装着Mk.82X4、”ASM-1(対艦ミサイル)”、”RL-4(127ミリロケット弾X4)”です。同じく地元機、35FW”F-16C(14FS隊長機)”。搭載しているのは”Mk.84”2000ポンド爆弾、”AIM-9L”、”AIM-120”。こちらは外来機、嘉手納の18WG・33RQS”HH-60G”救難ヘリ。94年までは三沢にも救難部隊がいたのですが、中東へ移動してしまいました。空自の外来機、百里の”RF-4E(914号機)。驚いた事に'94戦競塗装機「麒麟」でした。'95戦競の内容は組織戦闘ではなく、個別の空対空射撃競技だったので”RF-4E”の出番がなく、前年の塗装が残されていたと思われます。そうこうしている内に、飛行展示を実施する第3飛行隊の”F-1”の離陸の開始です。次回は”F-1”の飛行展示の写真の紹介です。