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テーマ:AOR(111)
カテゴリ:音楽・AOR
AOR/ソフト・ロックファンなどの間で絶大な人気を誇る米国のシンガー・ソングライターのケニー・ランキン氏が6月7日、ロサンゼルスにて死去しました。 これはランキン氏の所属するレコード・レーベルのスポークスマンによって6月8日に発表されたもので、死因は肺癌による合併症と見られています。69歳でした。 ケニー・ランキンは、ソフト&メロウの透き通るような歌声と絶品のアコースティック・ギター演奏が魅力で、AORポップスのカリスマ的存在。 ザ・ビートルズの音楽を愛し、ジャズとボサノヴァの間を穏やかに揺れ動く都会派AORの名盤として人気の高い『愛の序奏』など多くの名作を生み出します。 1960年代後半はフォーク寄りの素朴なサウンドを生み出し、1970年代に入るとフォークを踏襲しながらも徐々にサウンド的に洗練されてきた。そして1975年作の「Silver Morning」、1976年作の「Kenny Rankin Album」(邦題:愛の序章)でAORブームを先取りするかのようなサウンドを構築しその地位を確立した。 1 Silver Morning 2 Blackbird 3 In The Name Of Love 4 People Get Ready 5 Killed A Cat 6 Haven't We Met 7 Penny Lane 8 Pussywillows Cattails 9 Catfish 10 Birembau 11 Why Do Fools Fall In Love (Bonus Track) AOR界というとどうしてもボズ・スキャッグスの方が人気も知名度も高いようだけど、サウンド的にはケニー・ランキンの方が先取りしていたと言っても過言ではない。ボズは元々はソウル的なサウンドをルーツとしているが、ケニー・ランキンはフォークをベースにジャズやボサノヴァを取り入れていたことから、当時はAORというジャンルは存在していなかったが彼のサウンドは既にAORだったとも言えるでしょう。 訃報を知る数日前に彼のアルバムをi-podで聴いたばかりで、彼の死を知ってショックです。昨年には彼のキャリアを総括するように、1960年代のアルバムを含むほぼ全てのアルバムが紙ジャケで再発されたばかりだったのに。 どうやら新作のレコーディングも予定されていたようですが、病状の悪化に伴い中止を余儀なくされたようです。心よりご冥福をお祈りします。 ---------------------------自己PR-------------------------------- WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞ WBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞ WBC決勝戦写真集はこちらでどうぞ ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.22 23:27:25
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