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テーマ:AOR(111)
カテゴリ:音楽・AOR
<曲目> 1.Second Chance 2.Hold Me Till The Mornin' Comes 3.Darlin', Darlin' 4.No Way Out 5.Walk a Fine Line 6.Take Me In Your Arms 7.This is The First Time 8.Gimme The Words(Duet With Karla DeVito) 9.Golden Boy Musicians: Drums:Jeff Porcaro,Vinnie Calliuta,J.R.Robinson Percussion:Paulinho Da Costa Bass:Nathan East,Lee Sklar Guitar:Steve Lukather,Jay Graydon,Matty Walsh Keyboards:David Foster,Michael McDonald,Michel Colombier,Bill Cuomo Sax:Ernie Watts Background Vocal:Michael McDonald,Peter Cetera,Kenny Loggins,Richard Page,Steve George,Steve Kipner ここ最近AORアルバムのリイシュー(再発)が各社から形を変えて発売されていますが、数年前まではポツリポツリと言った感じのリイシューが、デヴィッド・フォスターの来日もありますが弾けたように、過去の名盤がCD化されるのは嬉しい限りです。 そんな中で、ポール・アンカはこのアルバムと1979年の「ヘッドライン」の2枚が紙ジャケで再発されました。 ポール・アンカと言えば真っ先に「Diana」「You Are My Destiny」「My Way」らの日本での大ヒットが頭に浮かぶ、ホテルのディナー・ショウで歌う姿が似合いそうな1950~60年代のシンガー(エンターテイナー)のイメージがありますよね? そのポール・アンカがAORブームに乗じて1983年に作ったのが「Walk A Fine Line」。ゴチャゴチャ言わずに、まずは参加Musicianの顔触れを見て欲しい。まさにAOR系のミュージシャンが勢揃いしているだけではなく、その中でもトップクラスのメンツが集結している。 その背景には同じカナダ出身の大物プロデューサーとして名高いDavid Fosterの存在も見逃せない。 ポール・アンカはアルバム9曲中8曲で、デヴィッド・フォスター(5曲共作)やDoobie Brothersのマイケル・マクドナルド(3曲共作)、SSWでもあるピーター・マッキャン、スティーヴ・キプナーらと共作している。 2曲目の邦題「朝のとばりの中で」はシカゴのピーター・セテラ、3曲目ではケニー・ロギンスをフィーチャーしている。8,9曲目はAORと言うよりディスコ系のサウンドにも挑戦している。 アルバム全体の印象としては、これはズバリ「AORアルバム」である。当時勢いのあったAORサウンドはSSW系以外のこうした大物アーティストもアプローチしていた時期で、ポール・アンカも時代の先端に乗り遅れては行けない?と思ったのかどうかは知らないが、AORファンに取っては欠かせないアイテムであると言えるでしょう。 それでも昔からのポール・アンカのファンからすれば、時代に迎合したサウンドに戸惑いを覚えたのではないでしょうか?アルバムはチャートでは振るわず、折角の力作?もAOR路線はこれで幕を閉じた。 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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