カテゴリ:IT世界の話
◇ 10月29日(日曜日):旧長月八日(辛卯); 福岡香椎宮秋季例祭。
1969年の10月29日、ソニーと松下電器が家庭用ビデオテープレコーダーの家庭用規格を発表したというので、今日は「ホームビデオ記念日」なのだそうだ。今からもう37年も前のことである。 ソニーはベータ方式、松下はVHS方式で、互いに熾烈なシェア獲得競争を繰り広げたが、使用できるソフトの数において松下が勝った所為で市場を制し、画質が良いとの評価が高かったソニーは敗退した。 「良いものは売れない。市場での勝敗を左右するのは戦略とマーケティングだ。」というのは、歴史の新しい市場分野では黄金律である。MacとWindows、ロータリーエンジンとレシプロカルエンジン、任天堂とPS2、ブルートゥースと無線LAN、ブルーレイとHD DVD、などなど、枚挙に暇は無い。 一時のネットバブルの時の狂騒や、最近のホリエモンビジネスなども、前段の「良いもの」を忘れて、後段のみに走ったと云う点で、この同類である。 要するにビジネスモデルという奴だ。 当社は、海外製のソフトウェアを販売することを創業の基点としている。自慢じゃないがどれも優れものである。しかし、これらを単に販売するだけでは、(仕入価格と販売価格の差 × 販売数)という単純な算数でしかない。これだけでは、資金力も販売力もある大手各社に、弱小のベンチャーが勝てるわけは無い。だから、上記の数式に追加して + (派生ビジネス × 継続期間) + ・・・・・という公式を発明し、その実行案を練る必要がある。 これなども、「問題を発展させて、解法の方針を示す」ということなのだな。 ♪♪今回の厚木語辞書♪♪ 『うる覚え』 - 色々な事を売るほど沢山覚えたのだけれど、売れてしまったので殆ど記憶に残っていない。 【対応する日本語】 - うろ覚え。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.31 06:36:12
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