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カテゴリ:交通システム
さて、今 話題のETC。 深夜割引、通勤割引、早朝夜間割引など、各種の割引制度があって、最近ではETC装着車も多くなってきました。
今度はどこまで走っても1000円、という破格の制度を設けるようで、先日 実験的に一部で実施されたところでは、大渋滞が起こったそうです。 ETCも、タクシーやトラックなどの営業車への装着率はかなり高いのだそう。 そりゃあ、うまく使えば半額になるから、これは大きな経費節減。 しかし、最近 長距離トラックなどが料金所近くのサービスエリア・パーキングエリア手前で時間待ちをしていて、駐車場が満車となることも多く、また 合流車線の駐車車両が目立つようになっています。 ETCの装着率は全体で60%を越えたのだそうですが、一般車の装着率はまだ低いという。 高速道をよく利用する人は付けていますが、あまり利用しない人は付けていないことも多い。 しかし、今回のどこまで走っても1000円 というのと、車載器の購入助成金5250円がもらえるので、購入者が爆発的に増えました。 ということで、本日のお題は 「ETC」 尚、昨日のお題は 「失業」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 最近はETC装着車も増えたところから、料金所のETC専用レーンも増えてきています。 確かに、いちいち現金を用意しなくていいから便利です。 また、係員はお釣りなどを渡す手間もないし、第一 係員がいなくても無人で済みます。 これが料金所渋滞の解消になっていることは確かでしょう。 また 人件費の低減にもなります。 そして、今回の優遇措置により、日本中のドライバーがETC車載器の購入に殺到し、カーショップでは売り切れが続出しているのだとか。 今はどこのカーショップでも「売り切れました」のお知らせが張ってある。 3月28日からの高速料金値下げがETC車に限られるうえ、今なら車載器の購入で助成金5250円が出る。 しかし、「ありがたい」と感謝している人は甘い。 この助成金、元はの所有者から徴収したものなのです。 この助成金の出どころは、国交省の天下り法人「高速道路交流推進財団」。 かつて高速のSAやPAの独占事業で莫大な利益を上げ、民営化後は道路会社にこれらの施設を売却、380億円もの巨利をむさぼっていたことで問題になりました。 昨年1月 国会で追及された当時の冬柴国交相が、2013年での解散を決め、「資産は高速利用者に還元する」とブチ上げたが、今回の助成金は最大50億円。 莫大な利益 380億円には程遠い金額。 今回の助成金も、ETC車載器購入者にとっては平均約4分の3が自己負担。 まだまだ還元額が足りない。 しかも、この助成金によって別の天下り財団が肥え太る現象が起きているという。 ETCのセットアップ事業などを牛耳る財団法人「道路システム高度化推進機構(ORSE)」。 かねてETC利権が指摘され、“正味財産”は07年までの5年間で25億円~57億円に膨れあがっているという。 今回の助成金問題でETC利用者が爆発的に増えるのは確実で、また 濡れ手にあわのボロ儲けだ。 財団はETCのセットアップ1台ごとに高速道路会社から294円を受け取ります。 これが年間計15億円に上る。 それとは別に、14億円超の『鍵使用料収入』なるものがあり、車載器メーカーやETCカードを作るクレジットカード会社が財団に支払っている。 もちろん ETC利用者が増えれば、これらの会社も儲かるから、まさに助成金特需です。 財団役員には、国交省や経産省からの天下りのほか、車載器メーカーやカード会社の幹部も名を連ねているという。 国交省からは元北海道局長の村岡憲司氏が専務理事に、元大臣官房総括監察官の石原孝氏が常務理事に天下っている。 2年間の高速料金値下げ期間が終われば、庶民にはETC車載器だけが残る。 その後もずーっと、この新たな利権団体にむしり取られ続けることになる。 大学からアクセスの多い別ブログ まったく更新してませんが・・・ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月26日 22時01分32秒
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