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カテゴリ:個人情報保護・コンプライアンス・CSR
土曜日に、うちのポストに入っていました。
へえ~、うちにも来たんだ。 ハガキサイズ(中をめくれるようになっている)の郵便物。 表面 「松下電器より 心からのお願いです 安全に関わる重要な内容ですので、 ご開封のうえ、ぜひともご確認いただきますよう いま一度お願い申し上げます。 National 松下電器産業株式会社」 裏面 「20年~14年前の ナショナルFF式石油暖房機を探しています 1985年(昭和60年)製から1992年(平成4年)製のナショナルFF式せいきゅ温風機及び石油フラットラジアントヒーターには事故に至る危険性があります。誠にお手数ですが、本状をご開封のうえ、ご使用の製品と当該対象製品の品番をご確認いただき、お心当たりのあるお客様は、直ちにご使用を中止いただくとともに、フリーダイヤルまたはご購入販売店までご連絡をお願い申し上げます。また、既にご連絡いただいておりますお客様には、重複するご案内になりますことをお詫び申し上げます。 ご迷惑をおかけしております。謹んで深くお詫び申し上げます。」 中面 「(対象製品・品番等の説明) お客様のご要望に応じ、対象製品のお引取り(1台当たり5万円をお支払いいたします)または、無料で点検修理をさせていただきます。 なお、既に点検修理をされたお客様にも、ご要望に応じ、シーズンオフにお引取りをさせていただきます。」 松下電器ホームページより、該当の案内ページ→「商品に関する大切なお知らせ」 松下電器は、年末、やたらとお詫びCMをやっていましたね。 こんな新聞記事がありました。 「松下電器:温風機事故…再発防止策や経営責任など課題」(毎日新聞 2006年2月2日) 「『年末商戦に向けた最重要時期』(川上専務)にもかかわらず、テレビの商品CM枠(延べ1万8200本)をすべて『おわびとお知らせ』に切り替えた。」(上記毎日新聞)ほか、 「延べ13万人の社員が3億3000万枚のチラシをほぼ全世帯と街頭で配布したほか、2月中旬までに全国の6000万カ所に告知はがきを郵送する。」(上記毎日新聞)ということです。 うちに来たハガキサイズの郵便物が上記のです。 これ、 さきほどから、私は、ハガキとは言わずに「ハガキサイズ」と言っているのですが、 正確には「ハガキ」ではないからなんですよ。 「配達地域指定冊子小包」。ハガキより、ちょこっとだけ高い。 松下電器からの郵便物にも 「これは郵便局の『配達地域指定冊子小包』によりお届けしております。 『配達地域指定冊子小包』とは、地域にお住まいの全ての皆様にお届けする郵便物です。」 とわざわざ記載してありました。 松下電器が全国に告知ハガキは郵送するというニュースを以前見たとき、どうやって郵送するんだろう?住民基本台帳の閲覧かしらん?とかギモンでしたが、 こういう郵便サービスがあるんですね。 普通のハガキよりちょこっと高いけど。 CMにしても、全国への告知郵便物にしても、かなり高くつきましたね。 昨年1月の事故発生以来、発表が遅かったり対応が遅かったりしていたようですが、 「CM総合研究所が首都圏の1500人を対象に実施した12月のCM好感度調査では、松下の「おわびとお知らせ」は2位に入った。 『何度も見たのでうんざり』(44歳女性)との否定的な意見もあったが、『企業の反省・謝罪が伝わってくる』(50歳女性)といった見方が多く、致命的なダメージは避けられたといえる。」(上記毎日新聞)とのこと。 松下電器は、初期の対応の遅れなどにつき、信頼を取り戻しつつあるようです。 以前の記事「【本】コンプライアンス革命と雪印のこと」の中で、 「コンプライアンスそして、なにかあったときの広報対応なんかは重要ですね。 不祥事のときの記者会見、それからバッシングの嵐なところと、逆に誠意を持って迅速に謝罪することによって好意的に見られるところとありますからね。」と書きましたが、 ほんとに重要ですね。 あとは、 「対象温風機の約4割はまだ所在がつかめていない。」(上記毎日新聞)とのことですから、今後の安全確保等について対応が気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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