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テーマ:気になったニュース(31005)
カテゴリ:個人情報保護・コンプライアンス・CSR
アイフルが業務停止、先週末に大きく報道されましたね。
新聞やテレビなどでたくさん出ているので、今回は、新聞記事のリンクではなく近畿財務局の告知にリンクしておきます。 「アイフル株式会社(貸金業登録業者)の業務停止について」(近畿財務局) アイフルからの文書はこちら。→「行政処分に関するお知らせ」 ちなみに、今行政処分中なので、アイフルのホームページ(http://www.aiful.co.jp/)に行くと「お詫び」の画面が出るようです。 最近体調が悪くてかなりブログ更新が遅れがちなんで、 ろじゃあさんのエントリー「アイフルの全店舗業務停止・・・厳しいのは確かですね」を見て、コメント代わりに記事書きます。 ろじゃあさんのエントリーに、「通常、コンプライアンスがしっかりしているというか法務部が法務部なりに機能している上場企業であれば」というフレーズが出てくるのですが、私も、まがりなりにも上場企業であれば最低限のコンプライアンス教育はできているものと思っていました。 でもあれですね、事実関係がどんなんだったかは、財務局からの処分内容でなんとなく分かりますが、貸金業者は貸金業法でいろいろ厳しい制限があるにもかかわらず、こんなこともできてなかったんか、と思われることばかり。 ノルマ、ノルマでいくら厳しくても、上場企業の社会的責任などもあるし、やっちゃいけないことだって分からないのかなあ、と思いましたが。。。 そこで思い出したのが、以前の職場。 人がどんどん辞めて、入れ替わるんですよ。orz 私は、教育係をけっこうやってたんですけどね、せっかく新人教育してもすぐ辞めちゃうんですよ。 長くても2年くらいしかいないと、いっつも新人ばかりの環境で、いっつも(コンプライアンス的なことを含めて)業界の常識から始まるんですよ。 弁護士事務所の事務職員であれば、最低限の基本は守秘義務とかお客様に対する接し方とかでしょうか。 で、それだけ入れ替わりが激しいと、それほど能力なくてもいいから一定以上は教えなくてもいいやという方針になってくる。 教育も追いつかなくて、だんだん、最低限もできない新人ばかりになってきたりします。 で、今回のアイフル。 カイシャの規模とかは全然違いますが、状況は似たようなもんなのかなぁ。 消費者金融とかって入れ替わりが激しく、定着率はものすごく低いって聞きますしね。 新人が多いからコンプライアンス守れてなくていいということではありません。 定着率悪いから、追いつかなくてしょうがないじゃんと言い訳することでもありません。 アイフルからの出された上記文書にも、「社員指導・教育の徹底」とか「コンプライアンス態勢の充実」とか書いてありますが、教育してもどんどん辞めていくのでは効果がないですよね。 該当社員に処分をするだけでも効果はありません。 そういう意味では、社員教育を徹底しますというだけでは実効性がないですから、社員を追い込まず、社内環境を良くすることが必要かと思いますね。 今までノルマノルマな消費者金融会社が、そんな風に変われるかどうか。 (ご参考) いろいろな方向から書かれていて、おもしろいです。↓ おかにゃんさん→「取立ては計画的に」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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