わが家のお鍋ラインアップ
【1月31日・金曜日】 2014年はもう、あと残すところ11ヵ月だけになってしまった。 どうしよう、貴重な2014年最初の1ヵ月を去年と同じように、ワサワサとただ忙しいだけで過ごしてしまった私が悪い。去年の1月は父親の葬式があったからまあ、格別だったが・・・ さあ、出来ればこれで、私のいつもの忙殺日記はお終いにして、これからは自分の仕事をやるために、よい環境を作り出すよう心がけ、家を少々模様替えしようと計画した。 私の場合、宣言するとたいてい駄目になるから、言わない方がいいんじゃないか、と心配してくれる友人も2人や3人ではないが、大事なのは、宣言したらやるっきゃない、と自分で決意することであろう。 今まではこの決意が甘かったのだな、周囲に流されやすかったのだな、と、今度こそは肝に銘じて2月1日を迎えることにする。 さて、ちょうど2週間前、あんぱんでバザーに参加した折、和食で定評のあるひろみさんと一緒にスタンドを開き、ひろみさんに続いてあんぱんも完売でき、皆さまからおほめもいただき、大いに意気に感じていたところに、ひろみさんからいただいた大小の行平打ち出し鍋で私はあの日、最高に幸福だった。 自分の仕事に打ち込みながら、たまにはバザーで出展したり、買い物に行ったりすればさぞ楽しいだろうと思われる。 そして家にいながら楽しめるものは家庭料理。ひろみさんに2つもいただいたので、行平鍋のバリエーションが俄然豊かになった。 写真の1枚目、右端の片手鍋は、嫁いだときに持参したものの一つ。きれいに使って28年後にトルコに持ってきたのだが、猫の餌のマカロニを茹でるときにさんざん焦がして、磨いている暇もなく、見る影もなくなってしまったが、どう古びても捨てられない品。 左のは1996年レストランを始めたとき、大・中・小と3つセットで日本から買ってきた打ち出し鍋の真ん中の大きさ(18cm)で、大は友人の1人にあげて、小は例の韓国女性に貸したきりになった。この鍋も猫の餌で焦がしたり、猫が棚から落としてひしゃげたり、さんざん可哀想な目に合わせたのでなお、愛着があり、今も一番使っている。 奥の赤い蓋の深鍋は、1996年、レストラン用にエミニョニュで大・中・小のセットで買った両手鍋の一番小さいもの(直径21cm 深さ13cm)で、トルコ製。 大と中は、レストランが乗っ取られた時にたくさんの食器類と共に奪われたが、これはレストランでは役に立たないので家に置いてあったため、難を逃れた。これだけはよく使う割にまったく焦がしたことがなく、18年経ってもきれい。 一番奥に見えるのは小人数用のてんぷらや空揚げ、フライに使っている鍋。日本製の大きいのは普段は仕舞い込んである。 左上は普段よく使う中華鍋と小さいフライパン。餃子を焼いたりする28cmのフライパン2枚はしばらく家で餃子を作らないので、仕舞い込んだままである。焦げ付いたのを磨く時間がなくてどんどん黒くなってしまった愛用の2つの鍋 さて、流しの下の戸棚におさめてある5個の行平打ち出し鍋。大きい順に書くと、24cm, 21cm, 18cm, 16cm. 15cm。このうち柄に銘の入っている2つがひろみさんのところから嫁入りしてきたもの。そして21cmと一番小さい15cmの2つは、2012年、コーディネーターとして働いた時、TV大阪さんからいただいたお土産。 これらのほかに、茶碗蒸し4個ができる蒸し器、てんぷら鍋、おでん用琺瑯鍋、そして冬場によく登場する卓上用の電気鍋。 5つの行平鍋は壮観です。見ただけでも嬉しい。 私の財産と言えば金銭的にはアウトでも、友達がたくさんいる、お鍋が沢山ある、猫が沢山いる、まあ、そんなものです。 madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房) 「チュクルジュマ猫会」