またもやカウンターパンチ!
【2月8日・土曜日】 昨日は夕方6時過ぎから、トルコ国営放送局TRT Sporのソチ・オリンピック開会式や、ダイナマイト爆破方式の聖火の点灯などを生中継で見て感動したあと、鍼灸診療ツアーに来ることになっている友人の一人と話をし、彼女の日時を確認して電話を置いた。 夜遅く、来週火曜日から始まる鍼灸診療ツアーで借りることが決まっていた、ギュムッシュスユにあるマッサージ・サロンのエミさんから電話がかかってきた。 彼女のマッサージ・サロンに大家さんが来ていて、11日から3日間の鍼灸診療ツアーにまた貸ししてもいいと承知したが、1日にせいぜい3~4人だろうと思っていたら3日間で71名とは異常な数だ。 ZABITA(ザブタ=市警察)の耳に入ったら大ごとになる、よってこの件はなかったことにしてほしい、と言うのだそうだ。 エミさんに代わり、大家さんと私が直接話をして、これは潜りで商売をしているのではなく、堀先生の身銭を切ってのボランティアであり、今までの3年余りで延べ1,200~1,300 人くらいが恩恵を受けていることを説明した。「そういう話を聞けば協力はしたいが、しかしこちらの立場も考えて欲しい。エミさんのサロンだって、許可は得ているものの、この件でZABITAに睨まれたら無事では済まない。とにかくここはお貸し出来ないので勘弁してください」 おおおおお~ 3日後に迫っているというのに、延べ70人以上の受診希望者と共に、またまた路頭に迷わされるのか~。夢なら覚めてよ、今すぐに! 大家さんは近くのホテルに聞いてみてあげよう、とは言ってくれたが、あちこちのホテルで駄目と言われたからこそ、場所に困っていたのわけで、この3日間だけでも何とかなれば助かるのだが、ああ、神様、私への試練が厳しすぎます。「大家さん、ジハンギル・ホテルが駄目でもどこかに決まれば、どうぞあなたも予約に入っているので、堀先生の神技みたいな治療を受けに来てくださいね」と私は大家さんとの会話を終わらせた。 エミさんもすみません、すみません、と謝ってくれるし、先生のお宿としてはどうぞお使い下さい、と言ってくれたので、彼女がOKしてくれたからこそ、11月下旬から今日までの1ヵ月半は、何の不安もなく過ごせただけでも有難いと思うことにした。 さあ、土俵際の私、過酷な運命にうっちゃりを食わせることが出来るでしょうか。 それよりも泣きたいよ~。 madamkaseのトルコ本 「犬と三日月 イスタンブールの7年」(新宿書房) 「チュクルジュマ猫会」