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カテゴリ:ジャズきのこ
最近、読書はひとくぎりのために、『続日本紀』と仏教書に絞り込んでいて、新たな展開がないので、LPを引っ張り出してきてジャズを流しながらの夜を過ごしているが、BGMのつもりでピュア・デスモンドや初期のマイルスの類いを聴いている。ところが、朔を迎えた昨日、たまたま間違って選んで聴いたのがテナ―のコールマン・ホ―キンスの『SOUL』だった。僕がハイスクール時代にジャズを知り染めて、ぞっこんとなり始めて買ったLPが『Sonny Meets Hawk』だったこともあって、この古典派ジャズメンには格別の思い入れがある。で、僕の幼き頃のジャズ・ライフの気恥ずかしくなるようなシーンを思い出しながら読書の手を止めて聴き込んでしまったのだが、なんとサイドがケニ―・バレル(g)とレイ・ブライアント(p)だった。ケニ―・バレルはピンと来たが、レイ・ブライアントの方はと言えばまだ彼の個性的な奏法を開花させる以前のタッチで、ジャケットのパースネルを見るまで分からなかった。 ジャズはBGMとなって、DJ不在の時間の多いローカルのFMラジオ局、カフェは言うまでもなく、焼鳥やさんからスーパーマーケット、理髪屋、うどんやさんまでのべつまくなしに流れる世の中となって久しい。しかし、ただ聞き流すには惜しい音楽世界で、せめて流す前に曲やパースネルの解説がほしいところだ。そんなことから僕の夜のフリ―タイムは、溜まりにたまった音源をさまざまに聴き返す日々を送りはじめている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月13日 21時15分46秒
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