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夢みるきのこ

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2015年11月24日
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          大竹・生玉・きのこ鍋 (73).JPG

 この秋は、かりんに出会うことがしばしばありました。とても良い香りがする果実ですが、関西ではさほど珍重されず、果実酒の香りづけくらいにしかもちいられていないようです。昔信州へ行けばかならずかりんの砂糖漬けを買い求めたものですが。

 このかりんは、まるめろと同じだと聞いており、蕪村が10数年の関東遍歴を終えて京へのぼり、江戸期の友人をまず訪ねていった折りに、たまたま同席した江戸の人と俳諧談義に花咲かせた時の挨拶句が以下のものです。

まるめろは頭にかけて江戸言葉 蕪村

 お互い僧形のままの再会でしたのでかりんのつるりとした肌ざわりを剃髪した頭になぞらえて、京にいるのに江戸言葉を口にしているとお互いに笑いあったのです。

 蕪村はこうした挨拶句がとても上手で人の心をうまくつかんで世渡りしていきます。 

 






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最終更新日  2015年11月24日 20時51分03秒
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