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夢みるきのこ

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2015年11月25日
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カテゴリ:お番茶タイム

         グァテマラ (3)0003.jpg

 コーヒーは生豆の風味が爽やかな浅煎りが好きという僕は、グァテマラは「君子危うきに近寄らず」と敬して遠ざけてきましたが、「学ぶおじさん」にすすめられて試してみました。

「浅煎りはないの?」とたずねると浅煎りにすると酸味が出てどうしようもない味になるとの返事。おそるおそる買って帰りましたが、中深煎りのそれはびっくりのうまさ。

 しばらくはマヤ文明の栄華のあとを味覚でさすらうことにしましょう。

 中米最大の珈琲産出国のメキシコに次いで中米第2位の産出量を誇るグアテマラは、日本の1/3ほどの国土で1821年にスペインから独立しました。従いまして言語は宗主国のスペイン語です。国名は古代マヤ語の「常春(とこはる)」に由来します。

 メキシコの南、ホンジュラスの北側に位置する火山灰土壌に覆われた高地性の土地柄で、8大産地を擁し、産地の高度により7等級に分類されています。

その最高級品が厳密に高地産の豆と名づけられたSHB。標高1350m以上で栽培されたもので、香りがなんとも甘く、味わいはスカッとした爽やかな酸味で、浅煎り主義の僕でも唸ってしまうおいしさです。

これと言うのも学ぶおじさんにそそのかされてストレート珈琲の魅力にはまり、世界各地の豆を味わってきて、ようやく違いが少しずつわかるようになってきたからだと思います。

         グァテマラ (2)0002.jpg

 そんな次第で、最近は三田の福井ベーカリー特製の「麦のかおり」というハードトーストにチェダーチーズや大山ハムを添えて、このグァテマラSHBを飲んでいます。

 しかし、気分が本当にゆったりしてしまって仕事に遅れそうになるので、休みの日限定飲料にすることにしました。

 それくらいリッチでほとんど行っちゃうくらいゴージャスなテイストでうれしくなります。

 そんな訳で労働日の朝の定番コーヒーは、ハイチのアラビカ種・浅煎りを楽しんでます。

 「行っちゃう」ということで思いだしましたが、メソアメリカのグァテマラは、メキシコと同様、きのこおやじの僕にとってはテオナナカトル(神の肉)というマジックマッシュルームの国として認識してきました。

 僕は、きのこごときで行っちゃうヒトなんて単に依存性が強いだけですので、所詮信頼するに足らないと思っています。

 柴犬のクロちゃんから渡世の方法を学んだ僕は、昔から本能的に依存性の激しいヒトを敬して遠ざけてきました。

 きのこや発酵食品を有効利用して新しい文化を創出しようという人は、それらを利用しても、利用されては話になりませんよね。コーヒー・酒・タバコなどなど。いずれも文化を豊かにするためにはなくてはならない嗜好品ですが、それぞれを骨の髄まで活用することでしか文明へつながるような新しい文化の創造者・同伴者には到底なり得ません。

 グァテマラ珈琲は、SHBを基本として、ブルーレイク、エルインフェルトなど上には上の珈琲どころがあり、なかなか卒業はできません。

 ということでグァテマラ珈琲のレッスン-1は、このくらいで。






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最終更新日  2015年11月26日 12時52分41秒
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