レヴェナント:蘇えりし者
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の2015年の作品。1800年代のアメリカで、レオナルド・ディカプリオはインディアンと戦い、仲間にも裏切られるというストーリーである。内容はアメリカ西部劇だが、舞台が寒い地方というのがユニークである。ディカプリオはアカデミー賞主演男優賞を取った。雪の中で、冷たい川に入った努力が評価されたのかもしれない。また、アカデミー賞監督賞と撮影賞を受賞した。このイニャリトゥ監督は前作「バードマン」と同様、長回しを取り入れている。インディアンとの戦いなど、長いシーンをワンカットで繋ぎ、個性的な映画になっている。しかし、ストーリーは面白くない。気持ちの悪い格闘シーンが長々と続くだけだ。これなら、幼稚な「バットマンvsスーパーマン」の方がスッキリすると思う。