アメリカン・スナイパー
クリント・イーストウッド監督の2014年の作品。イラク戦争に何度も参加した実在の人物をモデルにしたストーリーである。ブラッドリー・クーパーは、イラクでの狙撃手と、アメリカでの家族との生活を数年に渡って行っている。狙撃をしながら、気楽にアメリカの妻に携帯で電話したり、イラクとアメリカのシーンがパッと切り替わるは、何か簡単すぎる気がした。イラクの戦闘シーンはそれなりに迫力があるが、アメリカのシーンは大変退屈だ。また、彼は英雄として何度も尊敬されるシーンがあるのだが、わざとらしく感じられた。結局、アメリカの平和のために尽くすファミリーマンを描きたかったような、浅い印象しか残らなかった。関取のように太ったブラッドリー・クーパーも気に入らない。