[ＳＦ、ファンタジー映画]の記事一覧 | 映画は娯楽だ！

アラビアンナイト

ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の１９７４年の作品。「千夜一夜物語」の短編をいくつか描いた内容である。俳優は皆、素人のようで演技はいいかげんに感じる、しかし、パゾリーニの描くアラビアは美しく、のどかな感じがする。全裸シーンが多いのだが、日本の映画規則のためかボカシだらけだった。しかし、そのムードは他の映画では味わえず、大変魅力的な作品になった。★★★★★

2018.08.31

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スノーホワイト／氷の王国

セドリック・ニコラス＝トロイアン監督の2016年の作品。「スノーホワイト」の続編である。しかし、「１」とストーリーが続いているわけではなく、クリス・ヘムズワースとシャーリーズ・セロンが出演している別物語である。「１」はストーリーが分かりやすかったが、こちらは誰が何のために戦っているか良く分からない。ヒロインもエミリー・ブラントとも思えない。簡単に言えば、出演者も内容も「１」には及ばない、つまらない映画だと思った。

2018.08.27

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スノーホワイト

ルパート・サンダーズ監督の２０１２年の作品。グリム童話「白雪姫」を現代的にアレンジしたアクション映画である。白雪姫のクリステン・スチュワート、魔女シャーリーズ・セロンは美しく、クリス・ヘムズワースも格好良い。ヒーロー、ヒロインが悪と戦うという定番で、それがきちんと作られていると思う。ＣＧだらけのマンガのようで幼稚な感じがするが、それほど嫌な気はしなかった。アクションシーンの連続で飽きることがなく、良く出来た娯楽映画だと思う。★★★★

2018.08.21

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パージ

ジェームズ・デモナコ監督の２０１３年の作品。アメリカでストレスを発散させるために、１年に１日だけ殺人が許される日を作ったというストーリーである。「パージ」とは、社会で不要な人間を一掃する、という意味である。いいかげんなストーリーだが、発想は面白い。それほど残酷なシーンはないので、暇つぶしに見て損しないと思う。★★★

2018.06.28

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デューン／砂の惑星

デヴィッド・リンチ監督の１９８４年の作品。はるか未来の宇宙社会で、帝国の勢力争いを描いたものである。ストーリーは分かりにくく、何がメインストーリーなのかはっきりしない。デヴィッド・リンチらしく暗いムードだが、「ブルーベルベット」 (1986)のような面白さは感じられない。ただ退屈なＳＦ映画だった。

2018.05.29

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ザ・コア

ジョン・アミエル監督の２００３年の作品。地球の核に問題が発生し、地球滅亡の危機が迫る。その解決のため、科学者たちが地底に探検に向かうというストーリーである。序盤からアクション・シーンの見せ場は多く、それなりに楽しめる内容だと思った。しかし、何でもありの設定はマンガのような雰囲気になり、展開がどうでも良くなって嫌になってしまった。ヒラリー・スワンクはなかなか良いが、アーロン・エッカートなど、その他の俳優は面白みがなかったと思う。

2018.05.23

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エクソシスト３

ウィリアム・ピーター・ブラッティ監督の１９９０年の作品。彼は「エクソシスト」の原作者であり、「２」の出来栄えに不満があったため、自ら「３」を作ったそうだ。ジョージ・Ｃ・スコット警部が、「１」で登場した牧師ジェイソン・ミラーと対決する。ストーリーは「１」の続編のように作られていて、「１」のムードを引き継ごうとしている。しかし、ストーリーは分かりにくく、全体にまとまりがない。「１」の期待をしてはいけない作品になったと思う。

2018.05.11

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エクソシスト２

ジョン・ブアマン監督の１９７７年の作品。神父リチャード・バートンが、リンダ・ブレアの中の悪魔と対決するというストーリーである。第１作の興奮を味わいたいとと思ってみたが、全く恐怖は感じられず、ただ退屈な内容だった。少し大人になったリンダ・ブレアが見れるだけだろう。

2018.05.09

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エクソシスト

ウィリアム・フリードキン監督の１９７３年の作品。リンダ・ブレアに悪魔が取りつき、マックス・フォン・シドーとジェイソン・ミラーが戦うというストーリーである。見るのは3回目ぐらいだが、何度見て恐ろしい映画である。高級感を感じて、恐ろしいカルト映画は、この作品しか無い、と思うほど良く出来ていると思う。冒頭のイラクの風景から、ワシントンのシーンまで、手抜きのない撮影は、フリードキン監督の絶頂期を感じさせる。★★★★

2018.05.08

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未知への飛行

シドニー・ルメット監督の１９６４年の作品。2006.07.31にも投稿した。水爆を積んだアメリカ戦闘機が、間違った指令を受けて、モスクワを攻撃するというストーリーである。序盤は意味が良く分からないが、中盤からのスリルは良く作られていると思う。戦闘機のパイロットと、アメリカ軍基地の大型スクリーンしか戦闘場面はないのだが、ものすごい迫力が感じられる。白黒で古い映画だが、最近のアクション映画に負けない内容だろう。★★★★

2018.05.07

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メアリと魔女の花

米林宏昌監督の２０１７年の作品。彼はジブリを退社して作った第１作ということらしい。アニメの絵柄はＴＶアニメより少し上ぐらいで、面白みはない。そして何よりもストーリーがつまらない。何が主題なのかはっきりせず、だらだらと進むだけだ。ラストの主題歌「レイン」は何度聞いても良い歌だと思う。

2018.05.06

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ドラキュラ

フランシス・フォード・コッポラ監督の１９９２年の作品。有名なクリストファー・リーの「ドラキュラ」とは異なり、シビアなストーリーである。出演は、ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーヴスと豪華で、特殊撮影も費用がかかっている。序盤までは大変面白く、モニカ・ベルッチもヌードで出演している。しかし、中盤からは単に怪物との戦いになってしまった。★★★

2018.03.26

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アナイアレイション -全滅領域-

アレックス・ガーランド監督の２０１７年の作品。アメリカの海岸地帯で拡大を続ける謎の領域"エリアX"。ここに生物学博士ナタリー・ポートマンが調査に行くというストーリーである。昨日観た「ジャスティス・リーグ」は派手なCGを使い、予算たっぷり使った娯楽映画だった。それに反して、こちらは予算不足の地味な心理サスペンスSF映画である。ナタリー・ポートマンは３５歳だが、痩せて活気がない。そんな彼女が森林を歩いていても、面白くはならないだろう。「スターウォーズ」に主演した後は、良い作品が無いように感じる。

2018.03.14

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ジャスティス・リーグ

ザック・スナイダー監督の２０１７年の作品。アニメのヒーローたちが協力して悪と戦うというストーリーである。「バットマン vs スーパーマン　ジャスティスの誕生」 (2016)の続編ということらしい。バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンだけで十分だと思うが、加えて３人の超能力者が仲間になる。私は彼らのことは知らないし、十分の説明がないので訳が分からない。ストーリーは単に戦うだけで面白みはない。CGによる対決シーン満載だが、それだけなので飽きてしまった。

2018.03.13

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リメンバー・ミー

ピクサーによるCGアニメで、２０１７年の作品。音楽好きの少年が、亡き父親の真相を知るために、死者の国へ行くというストーリーである。さすがはピクサーのアニメなので、画面は大変美しい。ストーリーも面白く、逆転もあり、大人も楽しく観れると思う。主題歌「リメンバー・ミー」も美しい曲で、アカデミー賞にノミネートされている。ここまで書くと満点の映画だが、私は好きになれなかった。死者の国の場面が作品の大半を占め、ガイコツ顔の連中がずっと登場してくる。これが気持ち悪く、私は早く通常の世界に戻らないかと思っていた。結局ラスト近くまで死者の国であり、ガイコツ顔にうんざりしてしまった。日本でヒットするか、注目したい。★★★

2018.02.27

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シェイプ・オブ・ウォーター

ギレルモ・デル・トロ監督の２０１７年の作品。声が出ない女性と半魚人の恋愛物語である。主演のサリー・ホーキンスは一風変わった女性であり、映像の色も緑がかっていて、不気味な映画である。気持ちの悪いセックスシーンなどもあり、観ていて楽しくならない。ユニークな映画とは思うが、私は好きになれなかった。

2018.02.14

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バトル・オブ・バミューダトライアングル

ニック・ライオン監督の２０１４年の作品。大西洋のバミューダトライアングルで、怪獣や宇宙船と戦うというストーリーである。いいかげんなストーリーだが、戦闘シーンが多く飽きることはなかった。「ターミネーター」のリンダ・ハミルトンが戦艦の艦長として出演していた。★★★

2018.02.05

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ドクター・モローの島

ドン・テイラー監督の１９７７年の作品。南海の孤島で、バート・ランカスターが野獣を人間に変身させる実験を行っているというストーリーである。ランカスターが出演しているので興味があったが、完全にＢ級ＳＦ映画である。私が観たラストは、野獣に変身されたマイケル・ヨークが元の人間に戻るというハッピー・エンドだった。これとは違うエンディングがあるらしいが、あまり興味はない。

2018.01.30

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インビジブル

ポール・ヴァーホーヴェン監督の２０００年の作品。科学者ケビン・ベーコンが透明人間になって暴れるというストーリーである。ヴァーホーヴェン監督らしく、派手なアクションと少しエロチックなシーンで、娯楽要素が強く楽しめる映画だと思う。２０００年当時はそれほどＣＧも発達してないと思うが、透明人間の描写は大変上手で気持ち悪くも感じる。ただし、内容的に高級感はなく、単なるお遊び映画という印象しか残らない。最後はエリザベス・シューが活躍するのだが、彼女はあまりにも強すぎた。★★★

2018.01.18

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スター・ウォーズ／最後のジェダイ

ライアン・ジョンソン監督の２０１７年の作品。冒頭から宇宙船の激しい戦闘シーンが始まり、予算たっぷりの娯楽映画を感じる。しかし、主人公が誰なのかはっきりせず、ストーリーも落ち着かない。マーク・ハミルやキャリー・フィッシャーは年なので、若手を中心にしたいところだが、若手には主演となる力量がない。そうなると、悪役のアダム・ドライヴァーが目立つのだが、敵なのか味方なのか訳が分からない。そして、最後の大決闘になると思ったら、いいかげんに終わってしまった。残酷なシーンはなく、映像と音楽は豪華なので、正月休みが暇なら見て損はしないと思う。★★★

2017.12.31

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エイリアン４

ジャン＝ピエール・ジュネ監督の１９９７年の作品。原題「ALIEN: RESURRECTION」は復活という意味である。シガーニー・ウィーヴァーが少し悪役になり、可愛いらしいウィノナ・ライダーが出演して、シリーズでは異色作だと思う。気持ちの悪いシーンが多いが、私は「３」よりも好きである。監督は「アメリ」を作ったフランス人で、独特の味わいがある。ストーリーが何が何だか分からなくなってくるが、アクションシーンも多く、退屈せずに最後まで見れた。★★★

2017.12.30

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エイリアン3

デヴィッド・フィンチャー監督の１９９２年の作品。フィンチャー監督の初監督作品である。彼は「セブン」 (1995)や「ゲーム」(1997) など、個性的な作品を後で作ったが、この「３」は力が発揮できなかった。まず、ストーリーが良くないので、どれだけ演出を頑張っても無理だったのだろう。シガーニー・ウィーヴァーがいつ殺されてもおかしくないのだが、最後まで活躍するのが不自然だった。

2017.12.26

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エイリアン２

ジェームズ・キャメロン監督の１９８６年の作品。「エイリアン」(1979)の続編である。前作はＳＦホラーだったが、今回はＳＦアクション映画である。気持ち悪さが好きなくなり、単純に楽しめるところが良い。完全版は２時間半もあるが、全く退屈しないところが素晴らしい。少し蛇足とも感じるが、最後の１分まで面白い。キャメロン監督の「ターミネーター２」「タイタニック」と並ぶ傑作だろう。★★★★

2017.12.22

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遊星からの物体Ｘ　ファーストコンタクト

マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Ｊｒ監督の２０１１年の作品。ジョン・カーペンター監督「遊星からの物体Ｘ」(1982)のリメイクである。現代ではCG技術が進歩しているので、宇宙人怪獣を好きなようにデザインし、何度も登場させている。しかし、そのためにストーリーが単調で、ただのホラー映画になってしまった。カーペンター監督版を見てしまうと、これはつまらなく感じる。

2017.12.08

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ジュピター２０ＸＸ

エリック・ヘイデン監督の２０１２年の作品。カリー・ペイトンは宇宙船に乗って木星を目指すが、事故で地球に帰ることになるというストーリー。なかなか真面目に作られていて、ＳＦ宇宙ファンとしては、序盤は面白いと思う。しかし、中盤からは宇宙船の中だけの話になり、退屈になってくる。また、ラストもつまらなかった。低予算で頑張ったと思うが、ラストはきちんとまとめてほしかった。

2017.11.22

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アメイジング・ジャーニー　神の小屋より

スチュアート・ヘイゼルダイン監督の２０１７年の作品。サム・ワーシントンの子供が誘拐され、神の使いに心を癒されるというストーリーである。キリストを信じれば、平穏になれるという話らしい。石田純一の娘すみれが出演していた。

2017.11.07

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ブレードランナー 2049

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の２０１７年の作品。「ブレードランナー」(1982)の続編である。大作のため予算があるようで、空飛ぶ車のCGシーンは素晴らしいと思う。しかし、ストーリーは退屈だ。２時間４０分と長い上に、本筋と関係がないシーンが長い。ライアン・ゴズリングの映像だけの恋人とか、プレスリーやシナトラの映像とか、意味がない。また、ハリソン・フォードをわざわざ登場させるために、強引にストーリーを作った様にも感じられる。女殺し屋シルヴィア・フークスは、なかなか良かった。

2017.10.29

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悪魔の美しさ

ルネ・クレール監督の１９４９年の作品。ゲーテの『ファウスト』の映画化である。主演はジェラール・フィリップとミシェル・シモン。豪華な組み合わせのようだが、コメディタッチで迫力が無い。『ファウスト』の解釈はいろいろあるようだが、このような軽い解釈は気に入らない。

2017.10.12

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フォレスト・ガンプ／一期一会

ロバート・ゼメキス監督の１９９４年の作品。とぼけたトム・ハンクスの半生を、アメリカの歴史と時代のヒット曲で描くという内容である。前半のＣＧを使った超人ぶりはマンガのようで気に入らない。しかし、後半のゲイリー・シニーズとの友情は心を打たれるシーンがある。一見ふざけた映画のようだが、なぜか感動する不思議な作品だと思う。★★★★

2017.10.10

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エイリアン：コヴェナント

リドリー・スコット監督の２０１７年の作品。「プロメテウス」(2012)と「エイリアン」(1979)の間に入る物語らしい。「プロメテウス」のストーリーは忘れたが、同じようなデザインのエイリアンが違った形で登場し、宇宙船の乗組員と戦うというストーリーである。宇宙船やアクションシーンのＣＧは完成度が高い。しかし、スプラッターホラー映画の様で、残酷な殺人シーンは気持ち悪い。また、アンドロイドが２人登場し戦うのだが、どちらも似ていて見分けがつかなかった。★★★

2017.09.19

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怪盗グルーのミニオン大脱走

ピエール・コフィン監督の２０１７年の作品。　怪盗グルーがダイヤモンド強盗と戦うというストーリーである。「怪盗グルー」シリーズの第３弾であり、私は前作をきちんと観てないので、登場人物の関係が良く分からない。しかし、ストーリーはあまり重要ではなく、シーンごとに笑って楽しめば良いのだと思う。特にミニオンはストーリーとは関係なく登場してくる。驚くべきはアニメ品質が高いことである。画面の隅々まで丁寧に描かれ、大変美しい。また、人物の顔の表情も自然で、アップでも違和感がない。この映画の製作はイルミネーション・エンタテインメントという会社だが、ディズニーやピクサーよりも技術レベルは高いと思う。★★★

2017.07.24

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ゾンゲリア

ゲイリー・Ａ・シャーマン監督の１９８１年の作品。アメリカの田舎町で、怪しげな団体が連続殺人事件を起こすというストーリーである。前半は宗教団体によるものと思っていたら、後半はゾンビ軍団ということになった。脚本のロナルド・シャセットのとダン・オバノンは「エイリアン」を作ったが、ここでもユニークな味わいを残している。しかし、観終われば単なるスプラッタ・ホラー映画だと思った。私はこの種の作品は好きではないが、マニアの人は楽しむのだろう。

2017.06.27

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ライフ

ダニエル・エスピノーサ監督の２０１７年の作品。ジェイク・ギレンホール、真田広之たちが、火星で未知の生物と戦うというストーリーである。内容は「エイリアン」(1979)とほぼ同様であるが、比べるとこちらは相当劣る。まず、この生物のデザインがクラゲのようなもので面白くない。「エイリアン」の様なスリルとサスペンスはあるが、単調で怖いだけだ。真田広之も日本人代表として出演しているが、誰でも良かったと思う。★★★

2017.06.20

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美女と野獣

ビル・コンドン監督の２０１７年の作品。悪徳王子が魔女によって野獣に変えられるが、恋愛をすれば元に戻れるというストーリーである。ジャン・コクトーの１９４６年版とは全く別物だ。また、１９９１年のディスニー・アニメはあまり覚えていないが、気に入らなかった気がする。こちらの実写版は、なかなか迫力があって良い。特にラストの決闘はスリルがあり、感動的なラストだった。中盤にストーリーと関係のないミュージカルシーンが、いくつかあり、2時間は長く感じる。1時間半ぐらいにまとめれば、もっと良かっただろう。今年のディズニー映画では「モアナ」よりもこちらの方が面白い。★★★★

2017.05.23

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キングコング: 髑髏島の巨神

ジョーダン・ヴォート＝ロバーツ監督の２０１６年の作品。１９７０年代のベトナム戦争中に、キングコングが出現するというストーリーである。コングが登場しない繋ぎの間はストーリーもなく退屈だ。と言って、コングが登場しても、あまり面白くは感じない。それは、すべてＣＧで作られているので、マンガを見ているような気分になるからだろう。ヘリコプター部隊も、わざわざコングの手の届く所に飛んでいくので全滅してしまう。まあ、何から何まで軽い考えで作られた作品だと思う。

2017.05.05

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ビッグ・フィッシュ

ティム・バートン監督の２００３年の作品。ユアン・マクレガーが過去の思い出を語るというストーリーである。ティム・バートン特有のギャグが時々やりすぎに感じ、特殊撮影を加えたシーンは、あまり好きではない。度を越すたユーモアは、バカらしく感じた。しかし、ラストでは感動してしまった。それまでの大げさな作り話を肯定するように、大変感動的な結末となった。★★★★

2017.05.04

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レッド・ライト

ロドリゴ・コルテス監督の２０１２年の作品。トリックを見破る学者シガーニー・ウィーヴァーと超能力者ロバート・デ・ニーロが対決するストーリーである。２大スター出演で、迫力のある内容で前半は始まった。しかし、この両者の２ショットがなく終わってしまい、結局は若者キリアン・マーフィが主人公だった。私はこの若者には興味がないので、肩透かしを食わされた。ラストも納得がいかない。前半が大変面白かっただけに、残念に感じた。★★★

2017.04.19

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レッドタートル　ある島の物語

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の２０１６年の作品。無人島に漂流した男が、大亀の中から現れた女性と暮すというストーリーである。スタジオ・ジブリの作品ということだが、アニメのタッチはそれらしくない。風景も大雑把で、「モアナ」の方が断然美しい。セリフが全く無く、大人向けのアニメということらしいが、退屈な内容だと思った。

2017.03.27

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パッセンジャー

モルテン・ティルドゥム監督の２０１６年の作品。5000人を乗せた宇宙船で、クリス・プラットとジェニファー・ローレンスが予定より90年も早く、冬眠から目覚めてしまうというストーリーである。シビア・ドラマのはずだが、豪華な衣服や食事が次々と出てくるので、リアルに感じられない。まあ、どう考えてもありそうもない話なので、ラストなどどうでも良く感じてしまう。

2017.03.24

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シン・ゴジラ

庵野秀明監督の２０１６年の作品。ゴジラが東京に上陸するというストーリーである。序盤の、ゴジラが少しずつ変化していく様子は新鮮に感じた。特に、ユーモラスなゴジラの初期のデザインは面白い。また、ＣＧも良く出来ていて安っぽさが無く、アクションシーンは迫力があった。しかし、総理大臣、大杉漣を中心とする会議や、エリート・ヤンキー石原さとみなどは、馬鹿らしくて見てられない。前半は元気だったゴジラが、ラスト近辺は何故か動作が鈍くなり、結末はあっけなかった。

2017.03.07

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モアナと伝説の海

ロン・クレメンツ監督の２０１６年の作品。ディズニー映画である。まず、南の島の風景が大変美しい。この美しい画面だけでも観る価値があると思う。主題歌「どこまでも～How Far I'll Go」は美しい曲なので、日本でもヒットしそうだ。しかし、ミュージカルシーンが多すぎて、退屈気味になる。また、ラストの怪獣との決闘は迫力があるが、結末が簡単すぎた。映画としては、少し残念な仕上がりだと思う。刺青だらけのデブ男も好きになれなかった。

2017.03.01

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フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ

本多猪四郎監督の１９６６年の作品。前作「フランケンシュタイン対地底怪獣」の続編のようだが、フランケンシュタインのデザインは相当異なっている。予算が増えたのか、本物の戦車が登場し、迫力がある。しかし、やはりストーリーが殆どなく、２匹の怪獣が何となく現れ、戦うだけだ。前作でも主演している水野久美さんは大変美しくい。もう１人の主演ラス・タンブリンは「ウエストサイド物語」のジェット団のボスだった。

2017.02.16

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メッセージ

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の２０１６年の作品。ある日、宇宙人の宇宙船がやってくるというストーリーである。宇宙人との対話を真面目に描いた内容であり、その努力は感じられる。しかし、リアルに描こうとしたために、あまり面白くない。特に、宇宙人や宇宙船のデザインは、センスがなくて詰まらない。また、ストーリーもラストがどうなったのか、はっきりしない。

2017.02.15

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フランケンシュタイン対地底怪獣

本多猪四郎監督の１９６５年の作品。ニック・アダムス、高島忠夫、水野久美主演の怪獣映画である。特撮シーンやアクションシーンは、怪獣の動作が軽快で、良く出来ていると思う。しかし、ストーリーがいい加減だ。何となく２つの怪獣が登場して戦うだけだった。

2017.02.14

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Ｘ-ＭＥＮ：アポカリプス

ブライアン・シンガー監督の２０１６年の作品。冒頭から豪華なCGによるアクションシーンが始まり、大作であることに圧倒される。その後もミュータントたちが超能力で暴れて、派手な展開である。しかし、ストーリーがあまりなく、ただの幼稚なマンガとしか感じられない。

2017.01.14

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ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー

ギャレス・エドワーズ監督の２０１６年の作品。スターウォーズの本シリーズではない映画という位置づけになるようだ。シリーズのキャラクターが登場するので、スターウォーズの雰囲気は味わえる。しかし、主演する俳優は皆地味で面白味がない。座頭市のような盲目の剣士が出てくるが意味がない。終盤でダースベーダーや姫が登場すると、オオッ、と感じていまうので、やはり主演が大事だと思う。今年の年末映画で話題作がないのは寂しい。

2016.12.23

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君の名は。

新海誠監督の２０１６年の作品。高校生の男子と女子の心が入れ替わるというストーリーである。序盤は男女の入れ替わりというコメディだが、中盤から隕石の落下や、過去への移動など、ＳＦのようになって、訳が分からなくなる。しかし、この主人公２人が実際に会えるのか、終盤に盛り上がってくる。アニメのタッチは１０代の女子コミックのようでは気に入らないが、田舎の風景や空の雲などの描写は大変美しかった。★★★

2016.12.06

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ニューヨーク　冬物語

アキヴァ・ゴールズマン監督の２０１４年の作品。コリン・ファレルがギャング団から抜け出し、１００年後に登場するというストーリー。良く理解できない内容だ。突然、馬が空を飛んだりして、訳が分からない。ジェニファー・コネリー、ラッセル・クロウなど、共演は豪華である。

2016.11.28

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ワールド・ウォーＺ

マーク・フォースター監督の２０１３年の作品。ブラッド・ピットが、ウィルスとゾンビ軍団と戦うというストーリーである。いいかげんなストーリーと、低級なCGのため、観てられない映画だった。

2016.11.17

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千と千尋の神隠し

宮崎駿監督の２００１年の作品。主人公の少女、千尋が不思議な世界に紛れ込むというストーリーである。ジブリ得意の美しい風景と、奇抜な妖怪の登場は、それなりに楽しめる。しかし、ストーリーが殆ど無いので、何の興味も湧いてこない。台湾の九份の町と似たようなシーンもあるが、別に感動しない。アニメ大作を作った苦労は感じるだけで、ドラマ性が無いのが残念だ。

2016.11.15

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