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日記/記事の投稿

2006年11月05日
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カテゴリ:いじめ
今まで長男のいじめ問題について、小学校ママ日記に投稿していました。
しかし、スピードが速く、継続的に考えることができないので、別途「いじめを考える」という形で、テーマ投稿致しました。

現在、長男については小康状態ですが、ここまでになるまでの間、実際にどう対処するかでとても悩みました。色々な資料を読み漁り、学校に通いましたが、今でも迷うことばかりです。
そこで、同様な経験のある方や現在もお困りの方、またお考えのある方と、情報交換できたら良いなと思っております。
どうぞ、宜しくお願い致します。


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まずは、私が「いじめ」を深く考える理由となった、我が家の長男について。



我が家の長男は、典型的な長男気質の真面目人間。
優しくて、周囲を気遣う、平和主義な男です。
幼い頃、ウルトラマンが怪獣をやっつけるのを見て、「可愛そう」とチャンネルを変える子でした。

彼は、自分から人に危害を与えません。
戦いごっこも、嫌いです。
もちろん喧嘩そのものも嫌いなので、悪口も言いません。
でも、先生の言うことを聞くし、友達が意地悪されているのを見過ごすこともできません。
悪いことに悪いと、声をあげる正義感もあります。
自分のことは、我慢もできます。

大人や周囲の友達には、とても良い子です。



でも、それはまた「いじめられっ子」の典型でもあるようです


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彼の親として、最初に対人関係で困ったのは、幼稚園の時。


彼を気に入ってくれたお友達が、園児というのに小学生並みの体を持つ、暴れん坊だったこと。
お友達自身に悪気はないのですが、並び順の関係ですぐ後ろにくる彼は、長男を後ろから羽交い絞め。身長はそこそこあっても、ひょろひょろの長男には抵抗ができません。
身長差から、ちょうどかかった腕が首にきて、首を絞めるような形になりました。

「やめて」と叫んだり怒ったり、もがいたりしても、力の差があり過ぎて、振り払うことはできません。私自身も何度も目撃して、その度にお友達に言って聞かせました。

かまって欲しくてやっているのは、わかるのですが、やられるほうはたまったものではありません。何度も園に行きたくない時がありましたが、園や相手親と協力して、何とか乗り切ることができました。

親として「やられたら、やり返せ。」とは、決して言えません。
でも、ひどかったときは
「首にかかって苦しい時は、相手の腕に噛み付きなさい。自分の命を守るためには、仕方ないときもあるのよ。」と言い聞かせました。
そして、相手の親にも、子供に言い聞かせていることを知らせておきました。
その相手の親は十分に、自分の子のことを判っていたので理解してくれていました。



かなり、つらいときもありましたが、その子とは何とか友達のまま、卒園することができました。


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小学校に入り、園のでの友達が別の学区だったのをきっかけに、近隣の友達と付き合うようになりました。
A君、B君、C君が主なメンバーです。
A君は、園時代付き合いはありませんでした。
就園前の体操教室や育児サークルで、皆の活動に参加できず、輪の外で遊んでいたり、嫌がる女の子に抱きついて何度となく大騒ぎになったことを記憶していました。
B君は、体が小さく、賢いのですが、女の子のほうが友達の多いタイプ。
C君は、入学ととも近隣に越してきたニューフェースです。


なんとはなしに、4人で遊びますが、ゲームをしても何をしても、すぐに自分のペースで止めてしまうA君。
それとなしに、「一緒に遊ばないの?」と尋ねても、「もう面白くない。」と言い、参加しません。かといって、自分のやりたいことをアピールするでもなし。
周りも誘うのですが、やる気なし。
そして、気に入らないと、言葉荒く、すぐに手がでる。(「死ね」「馬鹿」など。4才下の我が家の次男にも、言葉も手も出し、そのたびに止めに入りました。)

1、2年は仲間に入っていましたが、A君も自分の思い通りにならないためか、全く違う友達を作って離れていきました。



その関係のまま、学年が進んでいきました。(複数学級あるのですが、6年間同じクラスです。)
何度となく、そのA君の継続的な意地悪(蹴る、殴るなどの暴力のほか、授業中隣で暴言を吐き続ける、毎朝の体育着着替え中、ズボンを脱がせようとする、着替えを投げる、などなど)があり、その度に担任に相談し、止めさせてきました。

長男に相談を受ける度に、本人への対応を(細かいことは気にしない、知らんぷりする、怒る、大声で周りに知らせる、などなど)、気の持ちようから行動に至るまで、あらゆる助言と努力をしていきました。そして、周囲のクラスメイトにも事実か確認し、変化がみられないと、担任へ相談という手順を、毎年何回か続けていきました。

また、親としても相手親と懇意になって、できるだけ温和に事情を説明し、相手の子の教育上直したほうよい、という、今になって思えば、いささか物分りの良すぎる方法で、改善を求めていきました。



4年生までは、この方法で何とか問題を大きくすることなく、乗り切ってきました。
しかし、5年生になり、担任が代わると、より一層荒れてきました。
元々、長男以外にもやっていることは、聞いていましたが、ここに来て、それはさらに理不尽で許しがたいものになっていきます。
隣の席だというだけで、授業中相手の足を蹴り続ける。ふいに後ろから頭に拳骨。
どれも、無作為で、正当な理由などなく、また悪ふざけというには力加減もない、ひどいものでした。
当然、担任は怒ります。
怒られると、「俺ばかり怒られる。俺はクラスに居場所がない。」と親に訴えるという構図です。

相手親の話だと、4年生の時に家庭で暴れ、母親や妹にあたっていたのに、5年になって急におとなしくなったのと、リンクします。暴れる場所を変えたのです。
しかし、家でおとなしくなり、苦しみを蒸し返したくない親は、次第に、子供の理不尽な話を受け入れていくようになります。

それでもなんとか5年生終わりまでは、相手親の相談に乗りながら、過ごしていました。
長男には、やられている仲間を集めて戦うことを提案し、学級委員の子と協力して、年度末にはその子に対する「学級会」を開きました。
そして、クラスメイトの前で、変わることを誓ったのですが、その後も変わることはありませんでした。

親は、ますます学校や担任が悪いのだと思い込みます。
周囲は、「違うのでは?」と思いながら、もはや担任の言葉に耳を貸さなくなった相手親に、校長などとの対話を勧めます。

そしてここで、学校は致命的なミスを犯します。
我が子が悪いのを、どうしたらいいのだろうと、悩み相談に出向いた相手親に、きちんと調査することもなく、「そんな心配はいりませんよ。心配症ですね。」と追い返してしまったのです。
それが、相手親の最後の常識的な行動でした。

そこからは、我が子の言葉や耳に心地よい言葉しか、受け入れないようになりました。
そこまで、親身になって相談に乗っていた人々にも背を向け、「我が子は悪くない、担任が悪い、言い立てる周りが間違っている」と、事情を知らない人々に話しはじめました。


我が子に、長い間我慢させ、自分自身も相手親の苦しみを分かち合い、板ばさみになりながら、心砕いていた私にとって、周りまわってその言葉を耳にしたとき、とてもショックでした。


6年生になると、日々の態度の悪さを、ますます度を越して行きます。
但し、彼は賢いので、「生かさず、殺さず」
一人にやり続けることはありません。
大きなケガもさせません。
そして、担任以外の前では、ほとんどやりません。

ですから、大きな事件にもならず、対応に担任も我々も苦慮することになりました。

**************************************************************************************

(2)へ続く





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最終更新日  2006年11月05日 23時47分48秒
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