057771 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

「マグル」 のブログ

「マグル」 のブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

カテゴリ

コメント新着

マグル@ Re[1]:今日はピラティス♪(01/16) 今日のそらさん >172cmですか~!…
今日のそら@ Re:今日はピラティス♪(01/16) 172cmですか~!ホンと、どこまで伸…
マグル@ Re[1]:今日はピラティス♪(01/16) ヤッコ119さん >うちの長男。中2で…
ヤッコ119@ Re:今日はピラティス♪(01/16) うちの長男。中2ですが、やっと160で…
マグル@ Re[1]:あけまして おめでとうございます♪(01/03) ようこgjさん >おめでとうございます! …

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

日記/記事の投稿

2006年11月05日
XML
カテゴリ:いじめ
>「はじめに...(1)」続き


A君は、6年生になり、少しおとなしい印象でしたが、日を追うに連れ、元の状態に戻りました。再び相変わらずの暴言や嘲笑にうんざりして頃、長男は球技大会の練習中にA君に足をかけられ、無防備な状態で転び、あざを作って帰宅しました。
球技の練習中ということで「白熱していたのなら、それも致し方ないのでは?」という私の問いに、長男は「ボールを取り合ったわけでなく、ボールも審判も全く別の場所にいた。コートの中、待機している状態でふいうちをくらった。」と説明してきました。

悪ふざけというには、ひどすぎます。
転び方が悪ければ、大怪我をします。大人のように成長した体を持つ、男の子たちです。
長男はその際には痛みを訴え、A君に抗議したそうですが、そ知らぬ顔だったそうです。
しかたなく、A君親にメールで、事実と「なぜそんなことをするのか?やめてさせてほしい旨」を知らせました。
そこまでは、メールで近況をやり取りするなど、互いに理解していたつもりでした。
またそこまでは、同様に問題が起こり知らせると、事実はどうあれ、謝罪とA君に注意しておくと返信があったものです。
しかし、そのときは違いました。
A君は「長男も怒っていなかったし、笑っていた。互いに同意の上のことだ。」と言っているとだけ。
そのメールを見た瞬間、私はA君親がどこか遠くに行ってしまった事を感じました
現実からかけ離れた、A君の言葉の中にだけある世界へ。


私は、A君親といっしょに、地道に解決に努めることは不可能だ、とあきらめました。
そして、担任に時間をとってもらい、改めて対処をお願いするために、学校に通うこととなりました。学校に通う直前、私はA君親にメールを送りました。

5年間という長い月日を、共に過ごし、A君親の努力やつらい気持ちに共感してきたこと、また逆に、自分の子供を長い間我慢させてきてしまったこと。
親同士の友情と、子供を守る母としての立場と、どちらかを選択しなければならず、心苦しいこと。
でも、ここは子供の身を守るために、学校へきちんとした対処を求めていかざるおえないこと。
など、せいいっぱいの誠意を持って、メールを送りました。

しかし、このメールは後日、周囲に誹謗中傷のメールとして、吹聴されることになりました。
もちろん、内容をそのまま読めば、どうやっても誤解しようのない文面ですから、歪曲して伝えているのだと思います。事情を知らぬ周囲の人たちに向かって、涙ながらに私を悪者に仕立て非難していると聞かされました。
事実であるかどうかはわかりません。しかし、そんな話が出回るのは、何がしかのA君親のアクションがあったはず。
それを聞き、お恥ずかしいことですが、悔しさと悲しさで、良い年をして人前で号泣してしまいました。



長男に対するいじめは、先生を仲介したことで、一旦は落ち着きました。
でも、それは長男から別の子に移っただけ。
そして間もなく、危惧していたことが起こります。
球技大会直前、A君に足をかけられ、クラスの別の子が怪我をしたのです。
いっしょにいたクラスメイトに非難されても、怪我をした子もふざけていたとうそぶき続け、クラス全員から総スカンをくらったそうです。

それでも、クラスの多くの子供たちは、親に多くのことを知らせません。
恒常的にA君が誰彼なく、手足口を出すのは周知の事実です。
担任にも、気に入らないと「変態ロリコン暴力教師」「死ね」と面と向かって言うそうです。
蹴られる、殴られるは当たり前、中にはコンパスの針を、腕に刺された子もいると後から知りました。

でも、それが日常になっている彼らは、ほとんど親に伝えません。
アザになったり、怪我をしたり、そんなときだけ伝えるだけなので、1:1の個人的なトラブルとしか、多くの親は受け止めていないのです。
長男同様にいじめられていると名前のあがる子の親ですら、共闘しようと話しかけても、自分の子がやられていることすら知りませんでした。

「学校のことは言わないのよ。」「うちではぜんぜん話さなくて。」
では、その子たちは、執拗にA君に暴言を吐かれ続けても、蹴り続けられても、感じないのでしょうか?周囲の子供たちに同情されるほどなのに。

長男は言います。
「どうして、皆やられていることを親や先生に言わないのだろう?」
私にもわかりません。
多くのクラスメイトは、何もせずあきらめて、自分の番が終わるのを待ち続けます。
他の誰かにA君の興味が移ることを。



いじめ問題で自殺する子供が、後を絶ちません。
そして、親は亡くなった後に事実を知ることも、多くあるようです。
いじめる本人とその親、ただ傍観していた周囲の子供たち、学校、どれにも責任はあります。
でも、自殺するほど悩んでいたのを気づかない親というのが、私には理解できません。
努力の末、それでも力及ばず、子供を自殺でなくされた方もいらっしゃるでしょうから、全てそうだとは決して思いません。
でもでも、もっともっと、子供の生活に興味を持ち、子供の変化に心を配っていれば、死を選ぶことは無いのではないか、そう思えてなりません。



脱線致しました。本題に戻ります。
その後、私はA君の問題を知り、自分の子供も被害にあったことのあるクラスメイトの保護者たち数人と担任へ話をしていきました。
今度は、長男へのいじめではなく、クラスでのA君の問題全般についてです。
そして、学校としての対処を求めました。

担任は手を尽くしているが、やはり話にならないとのこと。
授業はまともに受けない(どの教科書も、コンパスでボロボロに引き裂かれています。そっくり返っているか、机につっぷして寝ている、または妨害する。)、注意されると暴言と、他の子のためにある程度は無視して、授業を進める始末だそうです。
親と話をしても「家ではおとなしいので、学校のことは学校で解決してくれ。」「クラスに本人の居場所がないと言っている。」と主張するばかりで、A君の態度を改善する努力は全くないとのこと。

「学校としての対応は?」と尋ねると、「ぜひ上の先生たちに、事実を話して欲しい。」というのです。再度、学校を訪れると、教頭教務が対応に出てきました。
当然、担任から話があがっていると思いきや、全くのスタートから話すことになりました。
そして、話している途中、教頭教務が大きな誤解をしていることに気づきます。

やたらと、「お母さん方の希望で担任を変えることはできないだ」の、「先生も大変」などの話を繰り返し、どうも我々が担任に非があると、訴えにきたかのような話をするのです。
そこで、我々は担任にケチをつけるつもりはないこと、学校としてA君の問題を解決し、周囲の子供たちの生活を守って欲しいと説明すると、驚いていました。

さらに話を進めていくと、驚くべきことにA君親が「担任が悪い」と先に訴えていたために、担任の報告やサポートを求める声は、上の先生たちに理解されていなかった(聞く耳を持たなかったというべきか)のです。

我々の話を聞き、やっと深刻さに気づくと、校長がいないので何も約束できないと言い出しました。そして、その校長に後日、再再度呼び出されることになりました。
また、同じ話を繰り返すと思うとうんざりし、教頭にきちんと報告して下さるよう念を押してから、学校へ出向きました。
しかし、結果は、またまたゼロから話す羽目になりました。

つまりこういうことです。
上の先生たちは現場の先生を信用していません。
かといって、自分たちがきちんと調査することもしません。
そして、隠蔽しやすいよう事実を曲げて、できるだけなかったことにしたいのです。

言い過ぎかもしれませんが、校長と話しながら私はそう思いました。


改めて事実に驚き、周囲の子供のおかれている状況を初めて理解した校長は、あってはならないことと断言しました。そして、担任からの依頼で行っていたA君との対話を(これはA君自身をよくするためだけ)続け、周囲への迷惑をかけないようにサポートすることを約束しました。
さらに、校長は、私たちとの面談後に、A君親からの依頼で面談することを話してくれました。
そして、あまりにA君そして親の話と、我々(複数のクラスメイト保護者)の言い分が違うことに驚き、事実誤認していたことを認めました。
こちらとしては、周囲の子供たちへの聞き取りも何もなく、担任を悪者にして済ませていたのは、全く驚きでした。

面談終了後、担任は廊下でこっそり私に耳打ちしてきました。
「今日は有難うございます。教頭も校長も全く私の話を信じてくれなくて困っていたのです。」

ベテランの学年主任。
いつも毅然として、昔かたぎの立派な教師の言葉に耳を疑いました。
プライド高く、決して弱音を吐く先生ではないからです。

確かに、担任は昨年から「夜眠れない」と子供たちにこぼし、今年は授業の合間に医者に通っていました。
難しい子供を抱え、上司からの理解も得られずでは、病気になっても不思議ではありません。
それでも、強い意志のもと穴を開けることなく、他のクラスに進度も遅らすこともなく、活動も普通どおりに進めてきたのです。


ほんの少し聞き取り調査すれば、すぐわかることなのに、なんでそんな当たり前のことすら惜しむのでしょう。
学校というのは、ホントに不思議な組織です。
偉い先生たちは、二言目には「教育委員会に言わないでくれ。」ということばかり。
誰も、そんなことは求めてません。
毎日普通に、学校生活を送らせたいだけです。
子供たちにも、担任の先生にも。




「はじめに...(3)」へ続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年11月05日 23時48分37秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X