「ああ正負の法則」三輪明宏著
三輪明宏さんの書いた本、「ああ正負の法則」を読みました。ブログ仲間の鈴香さん が教えてくれたのです。鈴香さん、ありがとうございます。内容を少しお話します・・・・世の中には、必ず、正と負があり、プラスマイナスゼロになるようにできている。すごく大変なことがあれば、その後にいいことがあり、いいことの後には、必ず大変なことがある。人生そんなにいいことばかりじゃない。一見、人もうらやむような仕事や生活をしている人は、その反面、ものすごい努力や苦労をしている。また、何の努力もせず、お金持ちになったり、いい目にあったりして、感謝もせず、努力もせず、それにおぼれている人は、必ず良くないことが起こる。そうやって、人の一生は、死ぬときにバランスするのだそうです。そう思えると、調子のいいときも謙虚になれるし、悪いときには、「これを乗り越えれば・・・」と思えます。これを読んで本当にその通り、と思いました。私は、今までいろんな仕事をしてきました。まず新卒で、大企業に就職しました。その後、派遣社員になったり、専業主婦になったり、規模の小さな事務所で働いたり、料理教室をしたり。いろんな規模の会社で仕事をしてみてわかったのは、それぞれにメリットデメリットがあるな、と言うことです。大企業で働いていたときは、それが当たり前、と思っていましたが、小さな事務所で働いてみると、大企業のよさに気づきます。それなりに選抜されて、それなりの研修を受けた人たちの集団なので、すごーくおかしな人や変な人の割合が少ないのです。あと、当たり前にきれいに掃除され、ごみがなくなっている環境でしたが、これが規模の小さいところだと、全て自分でやらなくちゃいけません。大企業にいたときは、こんなことも当たり前と思って感謝もしていませんでした。その反面、大企業は、自分が会社でどのくらい役に立っているのかがわかりにくい。よく歯車、なんて言葉を使いますよね。もちろんどんどんえらくなっていけば別ですが。その点小さなところは、自分の役割がかなりダイレクトに会社に響いてきます。あと、小規模なので、会社の仕組みが凝縮されていて、わかりやすいところもあります。その反面、人数が少ないために、お休みなどが取りにくい。大企業だと、有給休暇の申請をすれば、ものすごく忙しくない限り、お休みをいただけますが、小規模だと、自分が休んだときの影響が大きいのです。社長業だって大変です。規模が大きくなればなるほど、社会的責任も出てきます。よく、「トップは孤独だ」と言いますよね。全て最終判断は自分でしなくてはなりませんから。でもその反面、やりがいもあり、社会的地位と名声を得られます。そして、大企業と対極にある、個人経営の料理教室。全て自分でやらなくてはいけない大変さ。企画、経営管理、料理の修業、それにもちろん掃除やごみ捨ては当然。大変だけど、自分の好きなようにできて、やりがいがある。派遣社員は、いろんな会社を体験できる、というメリットがある反面、正社員に比べ、安定はしていません。でも、イヤだと思ったら、別の会社にうつりやすいです。正社員では、なかなか簡単にやめるわけにはいきません。専業主婦もやりましたが、これも大変な仕事です。家庭では、誰かが必ずやらなくてはいけない仕事なのに、お給料はいただけないし、社会との接点があまりありません。専業主婦をとやかく言う人も世の中にはいますが、私は、プライドを持って専業主婦をされている方は、とても立派だと思います。結論として、どこでどんな風に働いても、楽なことってないんだな、ということです。この本を読んでますますこの思いを強くしました。だから、どんな仕事でも、今の自分の状況に感謝して、謙虚にがんばらなくては。。。。。と感じました。こんなことを改めて認識させてくれたこの本、読んでよかったです^^今日もご訪問いただきありがとうございます。ブログランキングに参加しています。ちょっとまじめな話になってしまいましたが、↓応援していただけたら、クリックお願いいたします。