2071842 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020.08.27
XML
未解決の女~警視庁文書捜査官。

第4話。
かなり印象深い内容。
男性どうしの友情、
そして父と娘の物語でした。

やはり大森美香の単独脚本だと力があります。
もともと大森美香の「父」の描き方は独特です。



当初、
彼女が刑事ドラマを書くのは意外に思えたけど、
ふたを開ければ、やっぱりその作家性が際立ってる。

『あさが来た』の波瑠や山内圭哉が出てて、
『ニコニコ日記』の沢村一樹が出てるのもあるけど、
やはり最大の特徴は「女性の物語」になっているところ。

とくにオタク的な才女への「萌え」が半端ない。

声フェチの波瑠(矢代朋)が、
文字フェチの鈴木京香(鳴海理沙)に抱く感情は、
ほとんど恋愛に近いもので、いわば"百合"です。



このドラマは、
テレ朝の《警視庁サーガ》のなかでは、
珍しく作家性の強い異色作になっていますが、

今後もその作家性は維持できるでしょうか?

『捜査一課長』のほうは、
いまや水戸黄門的な定番ネタドラマと化していて、
事件の内容はたいてい意味不明だけど、
とりあえず定番のネタさえ押さえてあれば、
誰が脚本を書いても大差ないような枠になってます。
実際、わたしにでも書けそうだし、
たぶんフォーマットさえ打ち込めば、AIにでも書けるだろうと思う。


視聴率的にも、
水戸黄門的なもののほうが歓迎されやすいから、
ややもすると内容がルーティン化しがちだし、
まして脚本が分業になると作家性が失われますよね。

そのことを心配しています。



ちなみに、
本作の「才女萌え」がもっとも炸裂したのは、
第1シリーズの最終回で、
谷村美月の演じる百々瀬佐智が登場したときでした。

15才の女子中学生のときに、
完全犯罪を計画して実現させてしまった恐るべき才女。
波瑠たちは、その決定的な証拠をつかめず、
彼女を逮捕できないまま第1シリーズを終えています。

その意味でいえば、
「未解決の女」ってのは、
ほかならぬ谷村美月=百々瀬佐智のことなのです。

洗脳メールで人を殺させた話にはちょっと疑問が残ったけど、
(ふつうなら、あのメールから足がつくはず)
あの百々瀬佐智にまつわるストーリーは、
いっそ映画化してほしいぐらいに魅力的なものでした。

今回の第2シリーズで、
はたして決着がつくのかどうかわかりませんが、
いずれかならず「才女vs才女」の文字フェチ対決になるはずです。

わたしにとっては、それが最大の注目点です。


波瑠/鈴木京香/沢村一樹/遠藤憲一/山内圭哉/工藤阿須加
高田純次/谷原章介/皆川猿時/光石研/大森美香/麻見和史
市原隼人/筧利夫/竜雷太/北乃きい/谷村美月





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.07.13 16:49:25


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.
X