耐える心
たとえ短い命でも生きる意味があるとすればそれは何だろう動けぬ体で一生を過ごす人生にも生きる価値があるとすればそれは何だろうもしも人間の生きる価値が社会に役立つことで決まるならぼくたちは生きる価値も権利もないしかし どんな人間にも差別はなく生きる資格があるのならそれは何になるのだろうかこの詩は 23歳と六ヶ月で昇天したM・Iくんが14歳の時に書いた詩である私はこの詩を読んで自分のこれまでの人生を悔いたALSを宣告されてからなんども死に急ごうとした弱虫故か果たし得なかったがその後死ぬ気にさえなればと思い直して移りゆく四季の中でひたむきに一生懸命にだけは生きようと主イエス様に誓いを立てました天が下のすべての事には季節がありすべてのわざには時がある生まるるに時があり死ぬるに時があり泣くに時があり笑うに時があり黙るに時があり語るに時があり戦うに時があり和らぐに時がある神のなされたことは皆その時にかなって美しい物質的には乏しいけれど耐える心我慢する心人を思いやる心を忘れないで四季の移ろいに感動しながら残されたいのちの刻を心豊かに生きられたらどんなに素晴らしいことでしょうか生かされている限りは明日を見つめての行動を努力を惜しまずに続けてゆこうと思う makibo です日南海岸のモアイ像