人間としての原点
高千穂峡の新緑治る見込みのない難病と背中合わせに生きてある者は3年で死を迎えるALSある者は30年以上も生き続けているALS安易に「運命」だけで済ませていいのでしょうか高千穂峡の新緑makiboが一番最初に入院した日家族と離れ離れになって寂しさと苦しさから泣いたことがあります一週間 二週間と経つうちに恵まれた心優しき看護師と意気投合医療設備やスタッフに恵まれて何と住み心地のよい所だろうと安らいだ心を抱いたものです高千穂峡の新緑発病して3年目に職場をリタイアしふるさと宮崎へ帰省したあの日家族と誓い合った事がありました「これからどんな事が起きても家族で乗り切ろう」とが しかし言葉の罵声には持ち堪えることはできず息子が20歳になった時に家族と離別しました高千穂峡の新緑その後 私は精神的にとても楽になりましたそして 社会の中で生きていく困難さを知りましたさらに 今までついつい愚痴にすることの多いことにまた 何となく受け身になって過ごしてしまう自分に気付きました そして・・・・・社会の方々へ難病ALSへの理解を広めようとチャリティコンサートや街頭キャンペーンを行いました結 果大切なものでも容易に得られるものは当り前でいいはずがないし大切な心を自分の偏見で見捨ててしまうのも又 意欲の減退に繋がりALSの病状を更に悪化することに繋がることに気付きそれぞれの熱い思いも又 大切な人間としての原点である事を自覚したのです必要以上のことをしてまで無理することはないと思いますが精一杯生きたいものだと改めて思った瞬間自分を叱咤しつつ初心にかえって人間性復活へ向かおうとする意欲を持った者がALSと共に闘い歩んで行けるんだと思う昨今です