カテゴリ:社会のこと
欧米と日本の生活習慣の違いで、もっとも影響力が大きいもの。それは
お風呂 だと、最近私はつくづく思う。 欧米のBATHは、ほんと、ささっと体を洗うだけのもの。 毎日1時間近くお風呂に入るなんて、彼らには考えられないだろう。 お風呂の中は大事な子供とのふれあいタイム。 私はカラスのギョウスイ派なのでちゃっちゃっと流れ作業で子供たちを洗っちゃうけど、夫と子供たちが一緒に入ったら1時間は出てこない。 ユニットバスじゃあ無理だよなぁ。 小さい子供がいる日本の家庭の夜はとても忙しい。 夕飯食べて、お風呂に入れて、髪を乾かして、そして、寝かしつけ。もちろん同じ布団で。 それに引き換え典型的な欧米スタイルでは、、、 夕食後、少し遊んだら子供と親は子供部屋へ行き、少しふれあいタイムをしてお休みのチュッ。 照明をパチンと消してドアを閉めて、ハイおしまい。 ただいまの時間、夜7時半。(だいたいこのぐらいのようです) あとは、大人の時間。 子供はパパかベビーシッターに任せて、ママは夜のパーティへ、、ということも可能。 冬の間は乾燥がひどくて我が家も毎日お風呂には入らなかったので、夜は本当にのんびりたっぷり時間がありました。 でもぼちぼち暖かくなってきました。また毎日お風呂生活が戻ってくるかなぁ。 フルタイム勤務のときは、夜は文字通り”戦争”だった。 9時に子供を寝かせるなんて、不可能だった。 9時に寝るのがいい、というのは分かる。 それをさせるためには、どちらかの親が5時ぐらいには家に帰って、夕飯の準備をしなきゃ、不可能。 結局子供は夜遅く寝ることになり、朝はぐずぐず、ママに叱られながら朝食をちょこっと食べて保育園へ。 ゆとりなんて、無かった。 子供の人格を形成する大事な幼児期に親と接する時間が極端に短いのは問題、と、スウェーデンでは、子供が8歳になるまで親は時短勤務ができる。 時短で収入が減った分は、或る程度行政がカバーしてくれる。 もちろんママだけでなく、パパもしっかりと取っている。 保育時間の延長よりも、やっぱり親の勤務時間の短縮だよな。 そう考えると、これからの日本は、一人当たりの収入が減る代わりに労働人口が増えるような社会になるんだろうな。 たかがお風呂、されど、お風呂。 お風呂から日本社会の話にまで発展してしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会のこと] カテゴリの最新記事
|
|