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テーマ:芸能ニュース(18831)
カテゴリ:テレビ
インタビューに答える市川海老蔵を見て、ひっかかるところがあった。
相変わらずこんな場でもチャラい感漂わせてるなあ。 中村勘三郎の時の勘九郎のそれと比べた方も多かっただろう。 比べる対象があるだけに、海老蔵のチャラさとにじみ出るふてくされた感じに がっかりした向きが多かったのではと推測する。 何度も放送されるその姿を見て、私が何にひっかかったのかようやくわかった。 亡くなった父親に対して、しばしば敬語を使っているのである。 30もとうに過ぎた大人なんだから、いくら混乱してるとはいえ、そこは言葉を選ぶべきだろう。 と思ったのだが、 同時に、この人にはそもそも父はいなかったのではないか、と思った。 敬語を使うのは、師匠だから。 生まれた時から大名跡を継ぐことを義務づけられていた。 分別つく前からわけも解らぬうちに稽古させられていた。 「アダルトチルドレン」という単語が頭をよぎった。 貴乃花親方の姿もかぶった。 無論、歌舞伎役者の家なんて、多かれ少なかれどこも同じだろう。 それでも連綿と受け継がれてきたのだから、 心の内の空疎もまるっと抱えた上で、先人は精進してきたはずである。 師匠≠父の死は、 海老蔵が化ける最大にして最後の機会かもしれない。 会見中、言わなくてもいいのに「僕はやんちゃで」等の、 つい自己顕示をしてしまうあたり、 役者としての必要十分条件を満たしている。 がんばれ海老蔵。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月07日 00時46分27秒
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