「元・高卒陸上自衛官の花道」

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  自衛隊の専門用語　「当初」（新隊員（曹学）前期教育編）

  ｢​当初​、・・・・・します。｣　自衛官の会話を聞いていると、この｢​​当初​​、（とうしょ）・・・ナニナニ・・・。｣　と言っているのが目立って聞こえてくる　あえて｢当初、当初～～｣と意識して口癖のように、しゃべっている人もいるようにも思えるくらいだ　この理由は、おそらく多くの教範（以前のブログで紹介したことのある、自衛隊の教科書のこと）の文面に、​『◎◎◎は、当初、・・・・・・ものとする。』​なんていうように書いてあることも多い　それと、陸士から３等陸曹に昇任する際の、陸曹候補生試験の２次試験で｢分隊教練｣というものがある。これは、とにかく大きな声を出して、『前へぇ～、すすめぇ　』とか、『縦ぅ～隊ぃ～、右へぇ～進め』などと声をからして号令をかけて、約１０名ほどの隊員を指揮する試験がある　この時、最初の方で『着眼を示す』なんて言う場面があって、​『当初、◎◎◎を演練するっ​　』ということが多いというか、ほぼ全員、その様に言っている。その様に言えって教えられているということもあるし、「当初、～」と言うものなんだっていう意識を全員が持っていることもある。　この頃は、寝言でも『ただいまから、・・・ゴニョ・・』『当初、・・・ゴニョ・・・』というくらいだから、身体に染みついてしまうんだろう　まあ～、というワケで『当初、アレをやって、その後にコレをやりますんでぇーー』なんて、会話に「当初」なんて言葉が登場する人を見かけたら、これを知っておけば「この人は自衛官なのかな」って、自衛隊関係者ではない人でも分かると思うので、楽しめると思うなぁ～『メンタルダウンしそうなほど追い詰められている自衛官へ【心が折れる前に逃げよう！】』現職自衛官の方の中に、朝早く出勤し、夜遅くまで仕事して帰宅するのは日付が変わる頃というブラックな仕事関係、パワハラ上司、セクハラ上司や同僚にストレスを抱えている隊員はいないだろうか？この世で最もブラックな組織である自衛隊を退職しちゃうのが一番良いが、どうしてもまだ自衛隊にしがみついてなければならない人には、一読の価値ある一冊だこの本に書いてあることを少しでも意識すれば、明日の朝に出勤したくない気持ちの自分の背中を押してくれるかもしれない。あるいは、キッパリ自衛隊に見切りを付けて新しい自分になろうと決心できるかもしれない。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2014.04.15

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  自衛隊の専門用語　「飯缶」（新隊員（曹学）前期教育編）

  ​※ここからは広告を含みます。｢飯缶｣​　なんと読むと思いますか　「メシカン」と読むと思いましたか　これは、『バッカン』と言って、食事を運ぶ時に使う容器で、クーラーボックスの様な野外に持ち出せるような、金属製の容器のことを指す　ドラゴンボール世代は、｢ハンカン｣と読むとでも思っただろうか　これは、その昔、白米を｢銀シャリ｣と読んだ　今は白米が当たり前の時代となり、この言葉を耳にしなくなった。　白米を｢銀シャリ｣と言っていた当時は主食と言えば麦を混ぜた麦飯が普通だった。　大正・昭和期の旧軍も主食は麦飯で、それに高梁（コーリャン：中国産モロコシ）を混ぜた紅飯や稗（ヒエ：イネ科の一年草）を混ぜたものまであった　戦時中の体験を綴った日記にもよくその記述が散見される　旧軍では野外において飯盒炊さんがなされたが、兵舎での食事は調理された温食を食缶に分配し、それを初年兵が内務斑に運搬したものを食器によそって食べた　この温食を運搬する食缶は正式には配食缶と称した　中身は​麦飯​だったので麦飯を運搬する食缶、すなわち​｢麦缶（バクカン）｣​が｢バッカン｣となった　戦後は白米が主流となったが、健康上の観点から僅かに麦を混ぜたので、旧軍用語である｢バッカン｣が用いられた。（参考文献　｢戦訓集（第２集）陸上自衛隊富士学校｣）　まあ～結局の所、単純に旧軍で使われていた言葉を、そのまま現在も使っているってだけのことなんだろうとボクは思うな～『メンタルダウンしそうなほど追い詰められている自衛官へ【心が折れる前に逃げよう！】』現職自衛官の方の中に、朝早く出勤し、夜遅くまで仕事して帰宅するのは日付が変わる頃というブラックな仕事関係、パワハラ上司、セクハラ上司や同僚にストレスを抱えている隊員はいないだろうか？この世で最もブラックな組織である自衛隊を退職しちゃうのが一番良いが、どうしてもまだ自衛隊にしがみついてなければならない人には、一読の価値ある一冊だこの本に書いてあることを少しでも意識すれば、明日の朝に出勤したくない気持ちの自分の背中を押してくれるかもしれない。あるいは、キッパリ自衛隊に見切りを付けて新しい自分になろうと決心できるかもしれない。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2014.04.12

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  自衛官は、実は主婦並の特技を持っているんです。

  ※ここからは広告を含みます。​​​​​​タイトルにあるように、実は男性自衛官も女性自衛官も、いろいろ家事ができるハズなのだ　テキパキ、すんなりと家事ができる​素質​を持っている　どういうことかというと　自衛隊に入隊して、一番最初にやらなければならないのは、｢縫い物｣だ　なにっっ　まじっ　　と思う人も多いんだろうな　まず、入隊すると、制服（夏服×１着、冬服×２着）、戦闘服×２着の布製の階級章と部隊章を針と糸で縫いつけなければならない　それも初めて駐屯地の門をくぐって入ってきた着隊日から入隊式の約１週間の時間に、縫い付けなければならない被服の全てを仕上げなければならない（参考文献　ライジングサン第１巻）　しかも、制服の縫製の縫い目の線から、２ｃｍの位置から縫う・・・などと、いちいち決まっている（参考文献　ライジングサン第１巻）　そして、できあがったら上司である班長の点検があり、できが悪いと縫い直し・・・　手先が器用な者は得をする　この階級章、部隊章の縫いつけ作業は、定年まで自衛官を続けようという者なら、転勤したときや、昇任して階級章が変わるたびに、その都度ずっーーと、やっていかなければならない　駐屯地の売店で、この縫いつけを有料でやってくれるけど・・・、慣れてしまえば要領よくできるようになるので、ボクは金を出してまでやってもらったことはなかった　それと、｢掃除｣　これは、教育入校中なら月末に月末点検、３ヶ月ごとの月末に期末点検、３月末に年度末点検といって、建物の廊下はワックスをかけて、窓も磨き上げ、ドアノブなど真鍮の金属部分があったら｢ピカール｣という研磨剤でピカピカに磨き上げる　『四角いところは丸く掃くな』と指導される　これは、部屋の隅をサ～～っと箒で円を描くように掃くのではなく、直角・直線的に箒を動かして『四角』く箒で掃けということだ。　狭い、細かい場所は古ハブラシでこれでもかっと汚れをかき出し、ほじり出した汚れを水で流し出すことによって異常なほど達成感を味わったりする　そして、しかも、この掃除を「環境整備」とか｢清掃作業｣と称して、課業中にやるもんだから、​掃除が仕事​である　そして、｢洗濯｣　入隊して直ぐの教育期間中は、独身だろうが妻帯者だろうが営内者といって寮生活をするから、自分の下着など洗濯は自分で洗濯機を使って洗って、自分で干し、乾いたら取り込んでたたみ、自分のロッカーに整頓して収納する　という日常の癖が染みついている。　次に、｢アイロン｣　週明けの月曜日、休暇明け後の出勤時の服装は、​アイロンがけができていなければならない​ということが躾事項として、たたき込まれている　ズボンなんかは、「アイロンをかけましたよーー」ってアピールするような線が浮かび上がっていないと、どうも落ち着かない　だから、制服や戦闘服をアイロンがけするのは、義務なのである　縫い物、掃除、洗濯、アイロンを例に、男性でも女性でも自衛官は家事を一通りできる能力を持っていることをお分かりになったと思う。　しかし、過去に同僚の男性自衛官の中には​「家では、戦闘服のアイロンがけ、半長靴の靴磨きは女房にヤラせています」​​「家にいる時は掃除、洗濯は女房の仕事で自分はしません。料理なんか絶対にしません」​と胸を張って言う人がいた。この同僚に対して、私から言ったことはなかったが、これって、私の親父と全く同じ考え方と態度で、私は大っきらいだ　「将来、自分と結婚してくれた女性には絶対に、こんな態度はとらない」と心に決めて、現在まで貫き通している　ということで、私は、女性自衛官の教官をやっていた頃に結婚したわけだが、　カミさんは、女性自衛官ではなく、普通の人（いわゆる民間人）なので、カミさんが外出している間に掃除・洗濯・洗濯物干しなんかをやり終えていると感動してくれた　そう言えば、新婚の頃、洗濯物を干すときに　｢女性モノの下着を干すときは、なんだか恥ずかしいんだよねぇーーー｣って言ったことがあった。｢今さら、何を言ってんのさっ｣と一蹴され、結婚１０年を過ぎた今日では、何の抵抗もなくカミさんのブラジャーなど女性下着を干させていただいている元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2014.04.09

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  自衛隊の専門用語　「申し送り」（新隊員（曹学）前期教育編）

  ※ここからは広告を含みます。　｢申し送り｣これは、｢もうしおくり｣と言う。例えば、誰か上司が部下に対して、｢おいあいつにちゃんと申し送ったのか｣とか当直や警衛といった当番なんかの交代で、｢申し送り事項は、ですね～。・・・・・です。｣といった使い方をして、会話のなかでしょっちゅう登場する。つまり、何かの交代の際に、新しく当番につく人に対して承知しておいて欲しいこと、伝えて新しく当番につく人にやって欲しいこと​を​｢申し送り｣とか、｢申し送りをする。｣、｢申し送る。｣なんていう使い方をする。今日は、４月８日、４月も上旬になり、だんだん暖かくなってきたが、今年も新隊員が入隊して、新隊員教育隊で前期教育を受けている隊員も多いだろう。つい最近まで、普通の人、つまり民間人だった人が３月下旬に入隊したきっかけで、自衛隊という特殊な世界に仲間入りし、新たな環境、生活に必死に慣れようとしていたり、大きな環境の変化にストレスを抱え始めている隊員も多いだろうな。特に、今回紹介した｢申し送り｣なんて言うカタッ苦しい専門用語を耳にすることで戸惑いも加速されるものだつまりは、「ちゃんと次の人に教えたか」なんていう意味を、｢申し送ったか｣なんて、いちいち堅っくるしい言い方をする新隊員や、自分のお子さんを自衛隊に入隊させた親御さんもこのブログを見ていてくれる人もいるかもしれない自衛隊の専門用語は、​｢こんな事をこんな言い方するんだぜ～｣​とか、​｢いちいちこんな言い方しなくたってもね～（バッカじゃね～の～）｣​っていう程度で、楽しみながら（半分あきらめながら）慣れていってください​『メンタルダウンしそうなほど追い詰められている自衛官へ【心が折れる前に逃げよう！】』現職自衛官の方の中に、朝早く出勤し、夜遅くまで仕事して帰宅するのは日付が変わる頃というブラックな仕事関係、パワハラ上司、セクハラ上司や同僚にストレスを抱えている隊員はいないだろうか？この世で最もブラックな組織である自衛隊を退職しちゃうのが一番良いが、どうしてもまだ自衛隊にしがみついてなければならない人には、一読の価値ある一冊だこの本に書いてあることを少しでも意識すれば、明日の朝に出勤したくない気持ちの自分の背中を押してくれるかもしれない。あるいは、キッパリ自衛隊に見切りを付けて新しい自分になろうと決心できるかもしれない。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2014.04.08

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  戦史・戦例・規律に学ぶ「勝つビジネス戦」　その４

  ※ここからは広告を含みます。​​幹部自衛官の心構え　その１​​この​「幹部自衛官の心構え」​とは、初級幹部に対し、分かりやすく幹部のあるべき姿を平易な言葉で表したものというものなのだが、このブログ記事で紹介する内容は、幹部候補生学校で「しつけ」教育的な教育資料の内容から引用するので、その教育対象者は主として、一般部隊での勤務経験が全く無くて、自衛官としては経験不足である防大出身や一般大学出身の候補生に向けられた「随分と嚙み砕いた内容」となっている。そのため、中卒や高卒で下っ端の階級から這い上がって幹部候補生までになった隊員としては、「そんなこと、とっくに知っとるわーーー」と言いたくなるような内容になっている。でも、中卒や高卒であろうと、防大出身、一般大学出身であろうと、どんなコースからでも幹部自衛官として任官した者に対して階級が上がって中堅幹部や、上級幹部になったとしても幹部自衛官としての資質といった人間性な部分や仕事をする上での着意事項などの絶対に忘れてはならないことが綴られている。ところが、特に階級が上がって、ある部署で部下を持って仕事をするようになったり、部隊の長である指揮官として人事、情報、教育訓練、補給・整備といった兵站、衛生…などと部下を使って仕事をするようになると、自分が「一国の主」気分に浸ってしまうことで、「幹部自衛官の心構え」のことは完全に忘れてしまって、客観的に自分を見れなくなってしまっている残念な者がいる。そうするとどうなるかというと、「自分が基準だ」とか、「自分がルールだ」という意識になり公私混同し、自分のわがままを押し通すような暴走する仕事を平気でするようになる。そんな公私混同して暴走する者を、直ぐに止める者はいない。なぜなら、階級社会である自衛隊においては、階級が下である部下が上司である「指揮官」に対して『それ、おかしいんじゃないですか』とか『それは、ただ隊長のわがままなんじゃないですか』なんて、言えるハズがないのである。この「幹部自衛官の心構え」は、どんなに階級が上がろうとも、年齢がいくつになっても、忘れてはならない焦点が定まった​教え​が書かれている。焦点が定まった内容になっているので、これは狭い自衛隊内だけで終わるのはもったいない内容が多く、ビジネスを成功させる手引きとしても活用できることが多いので、​​『​「勝つビジネス戦」のために​』​​ということをアウトプットにブログ記事を書いていこうと思う​下記は、「幹部自衛官の心構え」を説明している文章​　幹部自衛官とは本来大変不自由なものです。　青年将校もやがて経験を積み、それに相応しい地位につけば、社会的にもそれなりに目を引くようになります。　​​したがって若いときから自分を戒め、将来上級幹部になったとき、「彼は若いときはたいしたことはなかった」とか｢品性下劣｣であったとか、人に後ろ指を指されないようにしましょう。​​　ローマは一日にしてならず。　毎日毎日が人生にとって大切な意義をもつのです。　それでは何に気をつけ、どういう風にすればよいのでしょうか　それは各個人ごと考えることですが、あえて言えば、　『自分の良心に恥じないよう、誰の見てないところでも恥ずかしくないことをする』ということでしょう。　これを廉恥心（れんちしん）といいます。　幹部は、『任務第一』です。　勇怯（ゆうきょう：勇気と臆病）の差は小さいが、責任感の差は大きいのです。　しかし隊員あっての幹部です。　常に隊員のために何をすべきかを考えましょう。　花は黙って咲き、黙って散り、再び咲いた枝には戻りません。　しかし一時一所に、この世の全てを托しているのです。　人生も同じです。​◎　「勝つビジネス戦」のために​​​​​​１　｢幹部自衛官｣とか、｢幹部｣とは、米軍など列国軍人においては、｢将校｣を指す。　英訳ではオフィサー（Ｏｆｆｉｃｅｒ）　下士官・兵士よりも階級が上位で、指揮官になる階級層をいう。　｢初級幹部｣とは、幹部候補生学校を卒業したばかりの３等陸尉から、次に約半年後前後の内に各職種学校に入校して幹部初級課程（ＢＯＣ）という教育を修了するまでの幹部自衛官と、そのＢＯＣを修了して、約4年後に更に次の幹部上級課程（ＡＯＣ）という教育に入校直前までの３等陸尉～２等陸尉の者を指す。上記のＡＯＣを修了した幹部自衛官を「中堅幹部」という。その中でも、指揮幕僚課程（ＣＧＳ）や幹部特修課程（ＦＯＣ）という部内選抜試験に合格して修了した幹部自衛官を「上級幹部」という。　ということで、ビジネスにおいて考えるに当たっては、｢幹部｣をビジネスをする上でのリーダーとか、セミナーを開催する際の講師という立場の者と置き換えてみれば、イメージし易いだろう。２　｢幹部自衛官｣に任官したての頃は、誰でも初々しくて良識ある人間になろうとかするものだが、歳をとって階級が上がり現実とか、裏的な部分を知るようになると、特に階級が上になればなるほど（例えば、１等陸佐で将官になれそうもなく定年になりそうな人）、どうも、​​もう一度初心に返ってくださいませんか・・・・​​　　って言ってやりたい御方が多い気がする。公私混同しているというか、部下の女性にデレデレするとか、おまけに部下の女性に俺の愛人になれと発言し大問題を引き起こしたり、自分がやりたくないことは遠巻きにやらないようにする発言をするとか、完全に相手を見て声色を変えて話しかけるとか、人前で部下を怒鳴りつけるとか・・・・かえってこのような態度は、部下は、よ～く観察しているもので、｢また始まったよ・・・｣とか、｢また怒鳴っているよ～。男の更年期障害なんじゃねーのっ｣というように、部下は笑っている。　つまり、｢後ろ指を指されている｣わけだ。このような上司ほど、部下に対しては、人間性だの、人格だの、徳操心だのと指導して、更には、忘れず敬礼しろだー、挨拶しろだー、ボーナスもらったときや昇給したときは上司の俺に御礼の一言でもあって当然だーだのと、​小言​が多く、つまりはただ自分が気持ちいいようにしたいだけなんじゃねーのっと、部下は完全に冷めてしまうわけだ。​　つまり、人間は『​信用​』​信用の落ちた人物とビジネスはしたくもないし、そんな人のセミナーを受講したって何の説得力もない　もっともっとシンプルに言えば​　『初心を忘れるな』​　となるんだろうと思う​​​​​​指揮官は語る 幹部自衛官35人のリーダー論数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​

  2014.04.01

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  戦史・戦例・規律に学ぶ「勝つビジネス戦」　その３

  ※ここからは広告を含みます。​​​​｢絶対に人に負けるな｣“後に続くを信ず”を最初に言い残した　若林東一中隊長の戦例から軍人精神について考える戦訓​１　幼少時代～徴兵まで​　明治４５年山梨生まれ。　中学３年までは優秀な成績だった。　父が事業に失敗した。　その為か成績が落ち、静岡高校の入試に２度失敗　見延中学卒業後の５年間は不遇で自暴自棄となり、大酒を飲み、いわゆる｢グレ｣ていた　軍人への志望はなく、精神的にも肉体的にも軟弱だった２　軍人若林の生活　役場吏員、炭鉱検査員等を経て、昭和８年徴兵で歩兵第四十九聯隊（れんたい）（甲府）に入営　軍隊の厳しい規律と厳しい訓練は、若林の人生を一変させた　不遇と紆余曲折の後に初めて自らの手で立ち直ろうとするきっかけとなった　「我は愚鈍なり。人の３倍努力せよ。」と寸暇を惜しんで努力し、やがて下士官になり、昭和１１年４月には第５２期生として陸軍士官学校に入校した　同期生は１６歳の者もいる中で、若林は２４歳　約１７３ｃｍの身長で、源頼朝を尊敬し、実員指揮は抜群だった　昭和１４年１１月に少尉に任官、翌１５年１２月に中尉に昇進し、第１０中隊長代理として着任した　溌剌とした青年将校時代を送った​３　統率の源は、若き日の体験​　​一時期の劣等感が人生無上の鞭となった​　すなわち、不遇の時代に意志を鍛錬したことが、人の上に立った時、部下の気持ちを理解するうえで大いに役立った​４　戦場における功績​　大東亜戦争初期の香港攻略の際、九龍半島の要塞に対し、第二三軍では正攻法による攻略を準備していた時、将校斥候（しょうこうせっこう：将校を長とする敵中に潜入して偵察してくる小部隊）に出たとき若林は、敵陣地の弱点を看破し、自分の中隊を率いて突入し、敵陣の要衝を奪取してしまった　これを知った聯隊、ついで師団（しだん）は急きょ計画を変更して攻撃前進に移り、敵防御線を突破した　若林の、この活躍は九龍半島の攻略を１週間早める結果となった​５　中隊長として​（書籍「若林東一中隊長 少国民版 毎日新聞社 昭和一九年」の表紙）　『わが中隊は絶対に人に負けるな　断じて人に遅れをとるな　』が若林の口癖であった。　常に率先躬行、部下と苦楽を共にし、温情をもって部下に接する　その甲斐あって見事、射撃名誉旗や剣術優勝楯を受賞、中隊功績も抜群であった​６　若林の最後​　香港攻略後、部隊はガダルカナルへ転進させられた。　戦場として有名になった見晴山の戦闘を指揮し、補給の全く絶たれた孤島で「決死不死」の戦いを最後まで指導した　戦死前夜、負傷した身で大隊本部へ前進して、大隊長に戦況報告した。　その時、　『若林の一生は見晴山で終わります。　　しかし私も部下も後に続く者を信じております​。​』と言って陣地に戻っていった　全軍撤退１日前の昭和１８年１月１４日、見晴山で米軍の砲弾に当たり壮絶な戦死を遂げたのである【参考文献】「あゝ若林中隊長」（森川賢治、１９６７年、九段社）　　　　　　「栄光よ永遠に」（下山田行雄、１９６２年、弘文堂）　　　　　　　若林中隊長の手記 / 後藤正宏 【中古】　（平成１２年、理想科学工業）​◎　「勝つビジネス戦」のために​​​​​​　「絶対に人に負けるな　　人に遅れをとるな　」　この負けん気をもって、精力的にパワフルにビジネス展開していきたいものである。　でも、これはちょっと間違うと、終始、精神論的なスローガンでしかなくなってしまい、気持ちだけが空回りし、行動に移せなくなって何も成果にでないという危険性がある。　なので、　『絶対に人に負けない』ようにするためには、　・今、何をしておかなければならないか　・いざ勝負する時は、どのように切り札を出すか　・『人に遅れをとらない』ようにするためには、どうやって人が何をどこまで進めているのか等の情報をとるか　・人がやっていない新しいアイデアを作り出してギャフンと言わせる方策はないか　という風に、自分の​『勝ち姿』​をイメージして、考え続けることのできるビジネスパーソンになりたいものである​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2014.03.31

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  戦史・戦例・規律に学ぶ「勝つビジネス戦」　その２

  ​​​​​​​​​​人を動かす｢徳の器｣　昭和１６年春、戦場広東で記した菰田（こもだ）中将という人物の回想録｢統御｣を通じて如何に人を束ねるかを考え、ビジネスに反映させるヒントを得てみる。１　人を動かし、やり遂げる人（統率者）の条件　人・組織を使って、仕事をやり遂げるリーダーの行為全てを統率といい、その統率者には（１）　適切な時期における正しい判断（指揮）（２）　良好な人間関係（統御）（３）　要領よくやるための改善施策（管理）の条件が必須であると考えられている。２　いい人間関係（統御）のために　人を使い統御するには、第一に｢智｣と｢徳｣がいる。　｢智｣は学問をすれば容易に身に付くが、｢徳｣の方は部下のあらゆる種々雑多な心というものを抱擁する一種の升（ます）のような｢徳の器｣がいる。３　徳の器　器の大きさで自分の使いこなせる人数が決まる。　５人なら自由自在になるが、１５０人ともなれば｢彼は角があるから気にくわない｣、｢彼は人格低級だから嫌いだ｣という部下も出てくる。　結局、器に入れきらない。　それは統率者その人の升が小さいからである。　もし、５００人、１０００人の部下を持てば、非常に大きな｢徳の器｣でなければ統御は不可能となる。４　人を動かす｢徳の器｣を鍛錬する考え方・方法　その器の大小は、生まれ持った徳によると言われる。が、修養により拡大可能である。　容器は部下の徳・不徳の一切を容れていくのであるから上になるほど、段々大きくしなければならない。　そればかりではなく、その容れ方はピッタリとお互いの間に隙間なく一体となるようにしなければならない。　これには、どれもこれもが、はみだしたりこぼれたりしないように、先ず一度ちゃんと中に入れ、段々に落ち着かせ、遂に一体となる。　これを無理に押し込んだりすると潰れてしまい、結局は放り出して捨てなければならないから、よく大きさだの格好をみて、あせらず徐々に揺り動かして落ち着かせ、少しも隙間のないようにしなければならない。　つまり、一つの心にするのである。　この心構えが統御の｢徳｣というものである。　｢徳の器｣の鍛錬は、人としての修身課題ともいえる。【人物紹介】　菰田（こもだ）　康一　静岡県生まれ　砲兵出身　陸大３０期（大正７年卒、優等）　同期には、石原莞爾、阿南惟幾がいる。　昭和１４年に初代防空学校長を務め、開戦時には支那派遣軍第２３軍（広東）第１０４師団長を拝命（参考文献）「統御大綱　指揮官の資質と名将の言行実録」（池野清躬　１９６８年　国際事業会）◎　「勝つビジネス戦」のために​​​​​　軍隊というものは、各級指揮官が部下と苦楽を共にして、命を懸けて任務達成に向けて、指揮官と一丸となって仕事をするという組織　なので、ビジネスをするにあたっては、軍人の指揮官のように部下に対して、そこまで面倒をみてやらなければならないのかそんなにプライベートに踏み込まなければならないのかという部分もある。　しかし、ここで参考にしていきたいと思う点は、部下というより、ビジネスのパートナーとか同僚に対して、「あの人と仕事をしていきたいな」とか、「あの人は、なんだか信用とか、任せて安心、だから言っていることは間違いじゃないよな」というような​人間性​を、自己修練するにあたっての心構えが読み取れる。　人間性を自ら磨いて、信頼される人になり、ビジネスにも生かしたいと思う​​​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​​

  2014.03.30

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  戦史・戦例・規律に学ぶ「勝つビジネス戦」　その１

  ​​​​​​​​​​​前回まで、ショッキングなブログ内容が続き、正直なところ今の自分自身にダメージが大きかった今、現在はフラッシュバックの症状は、実際に極わずかというか、ほとんどないところまで快復してきている。病院への通院は、外来専門のクリニックに２か月に一度、精神安定剤も小さい白い粒を１錠、特に極端な疲れ、心配事などのストレスがなければ、睡眠導入剤はなくても寝られるようになっている。その睡眠導入剤の代わりにサプリメントを飲んでいるが、その効果がジワリジワリと効いてきているというか、気がつくとそのサプリメントを飲むようになって加速的に良くなってきたのかな～　とも思えるような感じだ医師も驚いてくれるほどの快復ぶりなので、この調子で時間をしっかりかけて薬を減らしていきたいところが、ブログを続けたいと思いながらも、前回までのテーマがショッキングで、なかなか書きだそうという行動にうつれなかったのが正直なところだった。前回までは自分でも思い切って書いてみたが、自分自身でもなかなか確信をついた内容になってしまったので、しばらくの間は別の切り口のテーマで書き進めていきたいと思う。しばらくの間は、テーマにあるように、自分にとっては比較的に豊富にある戦史・戦例を取り上げていきたい｢戦史｣とは、過去の戦争における記録、戦争の間に行われた戦闘、戦争の歴史というと分かりやすいだろうか『戦争』とは、国家間の武力衝突であり、つまりは人が人を殺し合うもの決してそれを賞賛するものではない人間にとって究極の環境下、ギリギリの精神状態で指揮官は、部下をいかに死なせることなく作戦・戦闘の目的を達成するために、どの様な事を、どの様な順番で考え、計画や命令・訓練などの準備をしたか、というものを追体験するものだ指揮官といっても、大部隊の指揮官、その隷下の規模の指揮官、更にその指揮官の隷下の部隊指揮官・・・・これを各級指揮官というが、大部隊の指揮官ほど大勢の人員数、装備数に影響を及ぼすから、責任が重く考える内容も深い指揮官といっても、一人の人間であるその人間が職務を全うするために、日頃どの様なことに着意して、体力的、精神的、能力的に鍛錬したのかその様な教訓を導きだそうというものが、｢戦史｣であると、自分は考えている↓この様に「戦史」を題材・テーマとした出版物は多くある。特にこの本は「恐怖と興奮が渦巻く「現場」で野戦指揮官たちは、その刹那、どう部下を統率し、いかに決断したのか?」という切り口で書かれている。​そのため『戦史って、どういうモノ』と感じる人にはオススメである。​そしてこの本は、かつて日本人が戦ったガダルカナル、ペリリュー島、嘉数高地、ノモンハン、占守島などの生々しい“戦闘”の現場から、「戦争を決する政治家や将軍の戦略論」のみでは見えないリーダシップの本質に迫る戦術部隊の戦例をあつかっているので読みやすいと思う。​​​​​​​その戦史とビジネスが、どの様に結びつくか　　と思われるだろう孫子の｢兵法｣というのは、ご存じではないだろうか英訳で｢Ａｒｔ　ｏｆ　Ｗａｒ｣現在、書店やオンラインショップのブックストアに数多くの、孫子の兵法から学ぶビジネス書などという関係のものがあるなので、手にとって見たことのある方も多いだろうしかし、「孫子の兵法をビジネスに活かすという書籍」は数多くあるのだが、私が考えているように戦史戦例の教訓をビジネスに活かすという出版物はなかなか無い。その様な観点から、「勝つビジネス戦」のために​​、｢戦史｣「戦例」「軍隊（自衛隊を含む）の厳しい規律」からの教訓を導き出した心構え、考え方、日常の自己鍛錬、仕事の準備に当たっての着意事項、ビジネスパートナーの育成・教育に参考になる事項などを考えていきたい​​​​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​​​​

  2014.03.29

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  陸上自衛官と自殺とＰＴＳＤ　その５

  あれから、ちょうど２年という時間が過ぎているんだな・・・・・ずいぶんと、自分でも落ち着いてきたんだなと思う。逆に、２年前の今頃は、​ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）に特有なフラッシュバック​に襲われていた。苦しんでいた。あまりの恐怖と、何故か自分の意志に反して自殺シーンを思い出すという訳の解らない症状と、次は俺がＭさんのように追いつめられて自殺する立場になってしまうから、今の自分から逃げ出したいと考えていた。今、冷静に考えられるようになったから思うのだが​『「次は自分の番だ」と追いつめられて逃げ出したいので、自殺するしかない』​と考えてしまうのは、全く眠れていない影響だと思う。特に『「次は自分の番だ」と​追いつめられて』​という部分は、勝手に自分で決めつけていることだ。勝手に自分で、「次は自分の番だ」となると決めつけて、この恐怖から逃げなければならないと、『死』を選ぼうとしていた。「人間って、睡眠が取れなくなると、ろくなことを考えないんだな」と、本当に思う。眠れないって、恐ろしい結局、年が明けて２日間仕事して、３連休も寝られなかったし、フラッシュバックは頻繁に襲ってくる症状だったので、『心の健康相談』という電話を生まれてはじめてして、今の自分の状況を話して聞いてもらった。どうやって、その電話番号を調べたのかは、全く覚えていない。その時の記憶は、曖昧だ。妻と、その頃のことを話をすると、自分の記憶と大きく食い違っていることが多い。以前にも書いたが、あまりに大きなショックを受けてパニックになると、一時的や部分的に記憶障害が起こることがあるそうだ。まさに、自分の場合は、典型的な記憶障害の一例じゃないかと思う。そのどうにかして調べた『心の健康相談』に出てくれた人は、​「とにかく明日、病院に相談することを、おすすめします。」​という言い方だったことは、覚えている。「明日、病院にいかないといけませんよ」とか、「病院にいかないとヤバいですよ」とか、もっとハッキリ言ってくれちゃうものなのかと思ったら、意外と遠回しな言い方をするんだなという印象だったから、記憶にあるのかもしれない。そして、３連休が明けて、出勤した。その時は、フラフラだった。もう、１０日以上もまともに眠れてなくて、フラッシュバックで自殺シーンを激しく思い出して、次は自分が追いつめられると思いこんでいたし、そんな職場に向かうという行為が恐ろしいことだった。でも、どうやって出勤したのかは、よく覚えていない。いつもは、バイク通勤か、自転車通勤だった。ほとんどはバイクで通勤していた。歩いていくには遠い距離だった。睡眠不足で、パニックやフラッシュバックに襲われている中、どうやって出勤したんだろうよく覚えていない。そして、出勤して自分の上司に、​「お話があります。」「実は、去年のＭさんの自殺から眠れていないんです。」「自分でも、よく解らない状態です、受診させてください」​ということを言ったと思う。このように言うことが、​スゴく勇気が必要だった​ということが半分、残りの半分は​「もう、どうしようもない」​という気持ちだった。​『勇気が必要だった』という部分​は、今、自分が抱えている仕事は誰がやることになるんだろう自分の部下達に心配をかけてしまう妊娠中の妻の身体に影響を与えてしまう状況になってしまった娘はどんなことを考えるんだろうかという気持ちからだった。『どうしようもない』という部分は、万策尽きたという気持ちになっていた。もう、専門医師に診てもらわないと自分では、どうしようもないという気持ちになっていた。ここまで、書き綴ってみたが、これを読んでくれた人は、どのように思うんだろうか私がＰＴＳＤという病気になってしまったのは、Ｍさんの変死を見たことが直接の原因Ｍさんが自殺するほど追いつめたのは、パワハラ上司である『無能な副隊長』この『パワハラ上司である無能な副隊長』が、直接の原因を引き起こした犯人な訳である。世間の一般企業でも、パワハラはある。自衛隊は、イザという時に行動する組織であり、武器の所持を許された組織その自衛隊員は、武器を使用する組織の人間として、一般国民の何倍も強い精神力、体力、識能などが要求されるからといって、パワハラのような上司との人間関係くらいで自殺するようでは勤まらないというものなのかパワハラは、人間関係によって起こるものその人間関係が、上司と部下だろうが、家族関係だろうが、教師と生徒だろうが、近所付き合いだろうが、パワハラの結果で人が死んだら、そのパワハラの原因の人は、殺人犯ではないのかしかし、自衛隊では、パワハラの事案で自殺した場合、その原因となった者が処分されたケースを見たことがない。自衛隊には、自衛隊法、関係法令によって、幾つかの義務が課せられている。その中に、『上官の命令に服従する義務』、『職務に専念する義務』というものがある。パワハラ事案で自殺した隊員は、上記の義務を遂行中に起きた出来事であり、致し方ないこととでも処理されてしまうのだろうかそういうことを理解して、自殺した隊員家族は、泣き寝入りして、パワハラ訴訟を起こさないからなのかここで、言っておくが『パワハラ上司である無能な副隊長』という人物は、『Ｋ．Ｈ』（埼玉県朝霞市）という人物だ。当然、彼もＭさんの自殺の件で処分されることもなく、Ｍさんの自殺の翌年には、定年退職して、しっかり退職金をもらって退職している定年退職者に対して、慣例的に行われる「定年退官パーティー」は行われなかったようだ。通常、趣意書というものが、回覧文書となり全国的に流れて周知して参加者を募ったり、参加できなくても記念品や金一封を贈る者を集ったりするのだが、パワハラ副隊長『Ｋ．Ｈ』の趣意書は回覧されることもなかった。退官パーティーの日時、会場が明るみになったら、爆発予告の電話がかかってくることを恐れたかそれとも、空気の読めない人間味のない無能な副隊長だが、さすがに自分が強く指導したことが大きな理由で隊員を自殺させてしまったというヤバイことをしてしまったから、退官パーティーを開くなどは人間として常識を疑われることだと、やっとまともに考えついたということなのかこういう無能な副隊長のケースの人物のことを、『税金泥棒』というのではないのか元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​​​​​​​

  2014.01.04

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• ちょぴっと使って、ほとんどは貯金と生活費

  楽天で約８０００円の「着る寝袋」を自分の御褒美として購入その他は、子供達のクリスマスプレゼント、年末年始の外食代、外泊代、残金は口座に入れておいて、妻の欲しいモノと、生活費に充ててねと言ってあります。あまり夢のない現実的な内容でしたでしょうか

  2013.12.28

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  陸上自衛官と自殺とＰＴＳＤ　その４

  正月が過ぎて１月５，６日が出勤する日だった。しかし、ほとんど寝れないでいたので、出勤して机についても仕事に集中できなかった。左に目をやるとＭさんの机があり、花瓶に花がそえられていた。また、倉庫のＭさんの姿が目に浮かぶ怖い。頭の中で、自殺シーンがまわり始める机に向かっていながら、仕事に手がつかない周辺の部下達に、心配をかけたくなかったから、考えているふりして下を向く。結局、年明けに２日間出勤したが、何も仕事が進まなかった何故か全然、アイデアが浮かばなかった。「来週、体調を整えて考えなそう」と心に決めて、家に帰った。元旦から４日の間と、７～９日は３連休だったはずで、その間は、Ｍさんのことを思い出さないようにと努力したしかし、これが何故か自分の意志に反してＭさんの自殺シーンが勝手に頭に浮かんでしまう。出勤してからの３連休は、初日は温泉に入りに行って、夕食にビールを飲んで寿司でも買って食べてみた。忙しい仕事が一段落したときに、「自分にご褒美」なんて言い聞かせながら、よくやったストレス解消法だった。しかし、やっぱり寝付けなかった。この時あたりで、もう１週間くらい、まともに寝付けない状態が続いていたので、おかしいなと感じ始めていた。それまで、年に１回は、寝ようとして全く寝られずに、かえって目がさえて寝返りをうつばかりで、朝を迎えてしまったなんていう日はあった。もう、そんな状態が１週間続いていたしかも、毎回、Ｍさんの自殺シーンが頭に浮かんでくる。『顔がガムテープでグルグルに雑に何重にも巻かれ、首から上はミイラのような様相』が浮かぶ。特に、３連休間は、２日間出勤してみたが仕事に手が付けられずに帰ってきていたので、仕事をやり抜く自信が急になくなっていた。「このままじゃ、来週もまた、何も仕事が進まずに、上には出せないままで、下の他部隊からはまだか、まだかと催促の電話が来る」「俺もＭさんのようになってしまう　Ｍさんの次は、俺の番だ。」こんなことが頭の中を駆けめぐっていた。１日目の夜から２日目の朝にかけては、ウトウトした状態でもＭさんの自殺シーンの夢を見て、意識が戻った。もう、訳がわからなくなっていた。​なぜだ​なんで思い出したくないのに思い出してしまうんだ３連休の２日目は、いつもより多めにビールや焼酎ウイスキーを飲んで悪酔いして勢いをつけて寝てみようと試みた。３連休の最終日は、自宅の入浴剤を入れた風呂に１時間くらいつかって、汗を流してビールを飲んで寝ようと試みた。しかし、やっぱり酒を飲めば飲むほど、目が冴える。入浴剤の風呂につかっても何も改善しなかった。そして、Ｍさんの自殺シーンが思い浮かんでくる。次は、俺の番だ。来週が怖い。まともに寝付けなくなって１０日間くらいになろうとしていた。すると、自殺シーンが怖いから、逃げたくなった。思い切って近所の私鉄に飛び込むか、大型トラックに飛び込むか・・・・・ギリギリの精神状態になっていた。でも、思いとどまれたのは、お腹の大きな妻の姿と娘の姿だった。「陸上自衛官と自殺とＰＴＳＤ　その１」で触れたように、最初に職場の先輩Ｏさんが自殺した時の奥さんが４人目の男の子がお腹にいて出産間近だった。Ｏさんの奥さんが、大きなお腹を震わせながら引きつり泣いていたことを思い出した​「ウチも妻のお腹には、男の子がいるんだ。」​「娘に、Ｏさんの子供達と同じ目に遭わせる訳にはいかない。」​​この気持ちが、自分の自殺願望に僅かに勝っていた。​​​​​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.12.28

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  陸上自衛官と自殺とＰＴＳＤ　その３

  「いた、いた　　ここにいた」倉庫の鍵をあけて、扉を開いたＭさんの部下が叫んだ。部隊の本部の朝のミーティングに関わる全ての階級の者が、全員が慌ただしく思いつく場所を探し回っていた。駐屯地内の部隊に行っていないか電話をかけたり、Ｍさんの車の中で寝ていないか、車が駐屯地にあるか見に行ったり…その声を聞いて、一同はホッとした。（なんだ、酒でも飲みすぎて寝過ごしたのか。このことは笑い話の一つにでもなってしまうかな…）なんて一瞬、誰もが思ったはずだった。その声を耳にして、たまたま会議室の扉近くに座っていた私は、ドアを開いて廊下に出て、正面にあるその倉庫のあけたばかりの扉に向かって歩いた。鍵をあけたＭさんの部下は、ドアの縁にもたれかかって突っ立っている。倉庫の中に目を向けると、コンクリートむき出しの床に寝袋を直接敷いて、ジーパンにスニーカーという私服姿で足を入り口方向に向けて寝ているＭさんが見えた。Ｍさんの左側には、茶色い一升瓶が立っていた。「なんだ、やっぱり酔いつぶれて起きられなかったのか～」と、私は理解した。でも、顔のまわりに、なぜ赤や黄色、茶色などのガムテープが何個も転がっているんだろう顔には、ガムテープがグルグルと巻かれていて、顔がみえなかった。メガネをかけている人だったが、メガネはどうした​ガムテープのミイラのような姿​だった。どんな意味があるのか　何のパフォーマンスなんだ　どんな冗談なんだドアの縁にもたれかかって突っ立っているＭさんの部下は、動くこともせず、ただただ黙ってＭさんをじっと見つめている。なぜだ　なぜ、起こそうとしないのか　なぜ、近寄って身体を起こそうとしないのか自分の中で、どういう事なのか、整理つかず理解できないでいると、隣で様子を見た人事担当者は、「やばいやばいやばい・・・・・」と言い出して、部隊長に報告に走っていった。無能な副隊長は、倉庫に入っていって「Ｍ３佐、だいじょうぶですか、だいじょうぶですか」といいながら、Ｍさんの身体を揺すって声をかけた。倉庫の扉が開いて、最初にＭさんの身体に触れた瞬間だった。これを見て、Ｍさんは「自殺」しているのかもしれないと理解する数秒前に、勝手に自分の身体が震えだした。生まれて初めての体験だった。風邪をひいているわけでもない、寒いわけでもない。なぜか、自分の意志に反して身体が震えていて、自分で震えを止めようとしても止まらない。この自分の身体の異変に数秒遅れて、目の前で人が自殺しているという事が理解できた。後に、専門医によると、この身体の震えが出た瞬間、自分はパニックを起こしており、精神的に崩壊してしまった様である。この後、人事担当者たちは、駐屯地の警務隊という警察の機能を持つ部隊を呼ばずに、最初は警察を呼んだ。なぜか　未だに疑問である。駐屯地の近くに警察署があるからか　場所が近くで日頃から、連携が良いからかそれとも・・・・・顔にガムテープが巻かれていることから、他殺が疑われたからか人事担当者も慌てて、警務隊と思い起こすことなく、短絡的に警察を呼んだのかパトカーが数台、警察官が数人、現場検証を実施した。その後、警務隊の自衛官がやってきた。映画やドラマで目にするような、関係者以外立ち入り禁止として、バシャバシャ写真を撮って、倉庫周辺の計測をしたり・・・・・Ｍさんの机まわりも捜査された。Ｍさんの机のノートパソコンを開くと、手書きの遺書が挟まっていた。これが決定的となり、他殺は否定され、警察官達は、所用の手続きを終えると帰っていった。その遺書、私も手にとって読んだ。Ａ４のコピー用紙鉛筆書きだった。『私のような無能な人間に、今まで調整や協力していただきありがとうございました。』『自分の無能さに失望しました。』『先立つ命を、お許しください。』『（最後は、よく思い出せないが家族に宛てたメッセージ）』このような内容だった。この遺書を見たとき、パニックを起こした直後で、よく思い出せない部分がある。強烈なショックによってパニックを起こすと、記憶障害が起きるそうだ。しかし、鮮明に覚えているのは『自分の無能さに失望しました。』の部分。これは、一字一句間違いない。なぜかこれが、はっきり記憶に残っている。その日、午前中は文字通りバタバタし、業務はストップした。連絡先、調整先からは、状況をよく知らない者から、電話がかかってくる。だからといって、自殺があって、それ何処じゃないと、いちいち説明するわけにもいかない。死亡と判定されるには、検死など２４時間の時間は必要だろうと思っていた。Ｍさんの家族に人事担当者は説明にあがるだろう。いつ通夜か　いつ告別式か　年末年始休暇の直前の週だった。隊務への影響は　副隊長や部隊長に指導受けをする文書がいくつかあったはずだった。それは年明けになるか・・・・年明けになって、いろいろ指導受けにあがる際、どうやって説明しようか、納得させる事項や根拠を整理しようと、自殺の件を頭に残さないようにと、いろいろ考えようとした午後だった。しかし、なぜか、全く考えられない、アイデアが浮かばない、なぜか説明に失敗して書類を突っ返されるイメージしか浮かばない、なぜか、なぜか・・・・その日の午後は、全く仕事に手が付けられずに、家に帰った。その頃、妻は妊娠していて出産が次の年３月予定だったので、娘と妻の実家に帰していた。家には、一人だった。家に着き、玄関の鍵を閉めて靴を脱ごうとした途端、朝にみた倉庫の中で横たわっているＭさんの姿の記憶が蘇ってきた。次は、副隊長に指導受けに行っても失敗して突っ返され、自分も同じ目に遭うのかと恐怖が襲ってきた。怖かった。気がつくと、勝手に呼吸が乱れていた。怖くて立って居られなかった。身体も震えていた。玄関でうずくまっていた。その日の夜は、食事したのか覚えていない。風呂には、一人だったので１２月だったがシャワーで済ませていたはず。よく覚えていない。夜は、一睡もできなかった。寝ようとすると、自殺シーンが思い出される。ビールを飲んだ。余計に目がさえて、自殺シーンが思い出される。自殺シーンが襲ってくるという感じだった。そして、「今度は自分の番だ」と気がついた。これは、​ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）​の始まりだった。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.12.26

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  陸上自衛官と自殺とＰＴＳＤ　その２

  ※ここからは広告を含みます。今日、１２月１９日は、陸上自衛官Ｍさんの命日だ。正確に言うと、２日前の１７日なのかもしれない。東日本大震災の発生した２０１１年（平成２３年）その年の今日、Ｍさんは会議室の正面にある倉庫の中で、自殺しているところを発見された。Ｔ県Ｔ市にある駐屯地陸上自衛隊の部隊が駐屯している。平成２３年３月１１日「３．１１」とも呼ばれる東日本大震災が発災した。多くの方が承知の通り、自衛隊は全力を挙げて約１０万人を動員して、８月１日までの約３か月間、災害派遣を実施した。３月１１日から８月１日までの３か月を超える期間、通常の訓練を一切しないで災害派遣に全力を注いだ。通常、３月とは、前年からの「年度」が終わる月で、年が明けて新年度が始まる４月からの隊務運営を準備する月なのである。しかし、地震は、そんな都合を考慮して発生してくれない。その年の３月１１日は、自衛隊の駐屯地や基地、隊員家族が被災しながらも、災害派遣に突入した。混乱の中、４月１日が過ぎて新年度がスタート前例の無い規模の災害派遣のため、いつ災害派遣が撤収できるか、当初、全くメドがつかないまま平成２４年度がスタートした。とりあえず、４月～７月の間の１／４半期の３か月は様子を見てみようという流れだった。そして、２か月になろうとする５月のゴールデンウイークの時期に、徐々にメドが付き始め、派遣規模の縮小態勢に入っていった。縮小することによって、派遣部隊を交代させて、現地で活動していた隊員達を休息させる必要があった。これを「戦力回復」と呼んだ。テレビなどで多く報道されていたから、記憶に新しいと思うが、膨大な量の瓦礫の除去、御遺体の捜索、同時に生起した原子力災害派遣への対処にあたり、心身共にもの凄いストレスが階級に関係なく隊員にのし掛かっていた。瓦礫の下敷きになって発見された御遺体は、通常の人間の形をしていない。人間の一部分だけ発見されるケースも多々あったと聞いている。海水や氾濫した川水につかった状態では、皮膚が水を吸って真っ白くブクブクに膨れた姿になって発見された御遺体も多くある。そのような御遺体をひとつひとつ、ゴム手袋をしただけの装備で丁寧に何時間も自衛官は活動を続けた。自衛官であっても、人間である。小さい子供のや老人の御遺体を目にしたとき、自分の家族と重なるものである。心が疲れてしまう隊員だっていたっておかしくないと、誰でも想像できるだろう。実際に、災害派遣後、ＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）となり、苦しんでいる隊員がいる。正式に統計は明らかにされていないが、数百名と聞いている。Ｔ県Ｔ市の駐屯地、その部隊も災害派遣に、人員、車両、主要装備を派遣した。３月１１日、当日は大きく駐屯地も揺れた。しかし、直後に情報収集を実施して、東京湾の石油コンビナートの火災、市街地の状況などの映像偵察を実施している。東北に派遣部隊を臨時に編成して派遣している。水トレーラーや大型トラックで現地の生活援助活動も実施している。福島原子力第一発電所には大型消防車を派遣して、原発建屋に放水もしている。５月下旬頃から、派遣規模を縮小して、８月１日からは急に通常の業務に移行した。ところが・・・・・・「通常に戻る」とは、「派遣から帰って、一休みできる」ということではない。通常ならばやっていたはずの４～７月の間の実施すべき報告文書や演習、教育訓練の実施、成果報告などを遅れを取り戻せと言わんばかりに、上級の総監部や陸上幕僚監部は、各部隊に圧迫をかけた。現地に派遣され、傷ついて戻ってきた第一線の部隊に、上級部隊がせまってきたという印象だ。ひどい話だそんな中、その部隊も例外ではなかった。本部も各隷下部隊も、上級部隊の総監部に様々な業務を催促される形だった。おまけに、当時の部隊長も強烈な独裁的な指揮官だった。副隊長は、防衛大学校の期別では、部隊長よりも実は１コ先輩の人間で序列は逆転していて、かつ技術系あがりのため部隊勤務歴があまりなく、知識・実務能力のやや劣る人物。そして副隊長は、部下隊員の気持ちを理解しようとしない人情に欠ける副指揮官で、合わせて部隊の幕僚の幕僚長として、幕僚活動をまとめ上げる立場にある人間だった。しかし、人の気持ちも察しようとしない人情に欠けた性格の副隊長だから、多くの幕僚を助けようとしない。ある幕僚が強烈な航空隊長に指導されても、助けようとせず、一緒になって、その幕僚をケナすありさまだった。指揮官が二人いる状態だった。８月１日以降、通常業務に戻り、各幕僚は、土日も自主出勤して休みなしで働き続ける幕僚が多かった。その幕僚の一人がＭさんであり、私自身もその幕僚の一人だった。Ｍさんは、５０歳を過ぎ、定年まで５年もなかった。私とは、入隊コースが同じで高校を卒業して、３曹という階級に昇任が約束された「一般陸曹候補学生」というコースで入隊した先輩だった。体つきは、やや小柄で白髪混じり、メガネをかけており、優しい印象だった。Ｍさんとは会議室では、よく席を共にした。自然と身近に感じていた。自分も１０数年後、この様な立場になるのかなと、意識もせず予想していた。しかし・・・・・・・・能力の劣る副隊長の餌食となってしまう。１０月下旬から、Ｍさんは、副隊長が駐屯地の消防の規則が気に入らないからと見直しや修正を要求されていた。何度も、何度も、何度も・・・・幕僚案として起案していった文書を副隊長が「不同意」といって突っ返す。私も、そんな幕僚の一人として、能力の劣る副隊長に「不同意」と言われ、こうした方が良いという指導もなく、突っ返されたことがある。しかし、私の性格上、「いつかブッ殺してやるっっ！」と思う方なので、ナンとか自分の上司を見方につけて、こなしていた。それが、Ｍさんには、１２月に入ってからも続いていた。ただ、「不同意」と言われるのではない。腐った魚の死んだ目で「お前は、階級に見合った仕事を一切してない！」とＭさんに怒鳴りちらすことが多くなった。１１月に入ってからは、朝から酒臭いＭさんをよく覚えている。深酒することが増えたのだろう。そして、１２月１９日月曜日朝８時２０分頃、いつものように会議室で朝のミーティングが始まろうとしていた。しかし、Ｍさんの姿がない。まだ、出勤していないのかとＭさんの部下が自宅に電話をかけた。奥さんは、「土曜日に仕事をするって、職場に行ったっきり戻ってません。」と言った。Ｍさんの部下は、平日深夜に仕事が及んだとき、会議室の向えにある倉庫で、Ｍさんはよく寝袋で寝ていたことを知っていた。そこで寝過ごして、まだ寝ているのだろうと思って、倉庫のドアを開けようとした。しかし、鍵が掛かっていた。Ｍさんの部下は、倉庫の鍵を持ってきてドアを開けた。​​​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.12.19

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  頭の固い親父に力ずくで育てられた結果

  ※ここからは広告を含みます。現在、幼稚園に通う娘と１歳半過ぎの息子がいる。息子は、まだ｢あー！｣とか｢うー！｣や｢あ～デゅぅー！｣なんて言う日本語に成らない宇宙語を発し、今が一番かわいい時期なんだろうと思っている。自分が、親になって自分の子供達を見るとき、​｢自分が子供だった頃、自分の親がどの様な気持ちになっていたか｣​ということを意識せざるを得ない。自分の親父は、昭和２０年代生まれの『団塊の世代』貧しい農家で育った。当時、自分の親父は、農家に明るい未来はないと思いながらも、祖父に強制的に農業学校（現在で言う農業高校、当時は高校卒業の資格は取れなかったらしい）に入学をさせられた。親父は中学校では生徒会長に野球部にと活動的で、勉強もトップまたは上位をキープしているような成績だったから、普通高校に進学させてもらえなかったことに、かなり反発して中退。その後、立身出世欲を自衛隊の世界でぶつけまくり、確かに稀に見る出世をした人物であることに間違いはない。しかしだ…家庭での父親は、どの様な人物だったかというと家庭のイベント、子供の学校のこと、近所付き合いのこと…など、親父にとって自衛隊の仕事以外のことは全て母親にやらせていた。母親が、親父に子供の学校のことについて相談した時、｢俺に仕事以外のことで頭を使わせるな｣って言ったことを、今でも記憶している。その位、仕事に入り込んでいた。逆に言うと、そんなにも入り込んでしまえる夢中になれるものがあって羨ましい気もする。（←これは絶対に俺の本音ではない。決して親父の生き方を羨ましいなんて思ってないし、見習うつもりも全くない。）しかし、親父が癌になって、入退院を繰り返すようになった頃、｢自叙伝｣を作っているという事を教えられ、現在でも手元にあるが、当時を振り返ると親父自身は、余裕が無さ過ぎたと述べている。母親も年が３歳差くらいしかないので、親父と同じ世代。​自分の母親は、｢男は仕事に生きるモノ｣、｢女は男が安心して仕事が出来るように家庭を守るのが仕事｣​と自分に言い聞かせて生きていく昭和の女性そんな両親を見て、絶対に同じ価値観をもった同類項の大人にならないぞって決心した。小学校～高校の学生だった自分は、｢親と同じ考え方と価値観で仕事に向かっていって、自分の妻になってくれる女性には自分の親と同じ考え方と価値観を洗脳して、自分の仕事に集中できるように環境を作らせ、自分に尽くしてもらわなければならない家庭環境｣なんて、絶対に嫌だっっと意志を固くした。親父の作った家庭は、『男尊女卑』の家庭だ。独裁国家は続かないということが歴史が証明しているように、親父が家庭を押しつぶして言うことを言い聞かせてきた反動が、とうとう表面化した。俺が高１の頃、親父が単身赴任で１年間、自宅を不在したときだった。祖父は、親父がいないことをいいことに、毎日のように​酒乱​で暴れて、家庭が崩壊した。家族を締め付ける親父がいないことが、トリガーとなって祖父が酒乱になって、今まで言えなかった不満や文句、母親に対する小言を酔った勢いで吐き出して暴れた。年寄りの酔っぱらいは、同じことを何回も何回も何回も・・・・・ろれつの回らない喋り方で大声をだした。時には、自分が情けないんだとジジイが泣き始めることもあった。こんな家に１秒も居たくないと、俺と妹は考えを固めた。俺は、親のスネをかじって進学することを諦めることしかなかった。（母親の俺に対する暴言にショックで、大学進学を諦めさせられた。）早く確実に家を出る手段として自衛隊に入隊した。妹は、家出をして友達の家に入り込み、そしてデキ婚。家なんかには、気持ちが落ち着く時間がなかった。安らぐ空間なんか、どこにも無かった。親父にとっては、誤算だっただろう。俺には、見当のついたことで、当然の結果だった。「ざまぁ～みろっ」って、俺は思っていた俺が、３等陸曹という陸曹の階級章を付けるようになると、親父が「酒を飲みに来い」と言ってくれるようになった。俺は、今までの不満を全て、ぶちまけてやるっと意気込んだ。親父は酒好きで、得意の仕事の話をし出し、「いや～、人を育てるのは大変」「特に、入隊させるということは、その人や家族を救うことになるんだ」って偉そうに言ってきた時のことだった「それじゃーっ」「父さんは、どれだけウチでは、人を育てること、救うこと、家族の気持ちを理解することをできてきたのかっ」「こういうことをやってきたと言えることを何か言ってみろよっ」「実際は、全て子供の事や家の事とか仕事以外のことは全て母さんに任せっきりで、父さんはどのくらい何をやってきたというのかっ」「説明してみろっっ」と俺は親父に怒鳴りつけた上記のように即座に、俺は反論。「家庭が崩壊したのは、親父が全て、長い年月の間、『女・年寄り・子供は黙って俺の言うことを聞け俺の言っていることが間違うはずがない』と言って聞かせていたことに原因がある。」「だから、俺たちはバネのように強制的に縮めさせられ、親父が単身赴任で居なかったことを口実に祖父が暴れ出したことがきっかけで、縮んだバネが勢いよくはじけて飛んでいったんだっっ」と、親父に怒鳴りつけてやった。親父に、『男尊女卑の家庭』だったからだ、とも言ってやった。このような会話は、一度きりじゃなく、酒を一緒に飲む機会を捉えて何度でも、親父の記憶に残るように言って聞かせるように数年はやり続けてやった。その頃、モットーとしていたのは、「言っても聞かない石頭なら、解って貰えるまで言い続けてやるっっ」だった。「今まで、親父の権力で封じられてきた不満を言って叩きつけて、思い知らせてやるっ」とまで思っていた。​親父のような人間性に成らないように、親父のような人格の持ち主に絶対に成らないように努力を続けている。​しかし、子供達を叱るとき、「まてよ、親父と同じにらんだ目と相手をビビらせる罵声になっていないか」と自問自答の毎日だ​​​​​​​​​​​​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2013.12.07

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  陸上自衛官と健康食品その２

  ​再び、過去に現職自衛官だった頃、私が使っていた健康食品について紹介してみよう。テレビのＣＭでよく目にする栄養ドリンク実際に自衛官も愛用している人が多い。一般の方は、「日頃、身体を鍛えている自衛官に必要ないでしょ」とか「栄養ドリンクなんかに頼らなくったって訓練なんかこなしちゃいそう～」なんて、思われがちなのではないでしょうか私が若い頃、戦車陸曹時代、演習は通常、約１週間くらい演習場に入って、風呂にはいることもできず、天幕（てんまく：自衛隊のテントのこと。）で寝るか、場合によっては戦車の車内でもたれかかって寝るか、狭い車内に木の板をひいてゴロ寝するか…そんな時、気休めでもイイから栄養ドリンクを飲んで力が湧いてくるモンなら、あやかりたいと思うもので、一日１本のペースで飲んでいた。自分の分だけ買って持ち込んでもいいのだが、自分が乗っていた「７４式戦車」は、乗員が４名で、戦車長が栄養ドリンク好きな人の場合は、４人で金を出し合って戦車に積んでいったこともある。１週間の演習で、一日に一本／人のペースで飲むとしても、４名で２８本必要なワケで、なかなかの荷物となるしかし、戦車は４名で一両の戦車を動かすワケで、チームワークが重要一人一人の士気が上がるんなら、安いモンだ　と考えるものなのである栄養ドリンクといっても、いろいろなメーカーの、数多くの種類がある。例えば、リポＤ、チオビタ、ゼナ…、薬局のＰＢ商品もあったりする。毎回、買って持って行くメーカーを変えて、味や効果があったかなんか、自分で検証してみたりした。つまんねー、とか、暇なことだとか、今なら思えるようなことだが、厳しく、通常の生活に比べものにならないほど環境の良くない期間を過ごすにあたり、少しでも何か楽しみとなるようなことを探すものだ…数多く、演習に行っていたので、辛い思いしたときや、嫌な思いをさせられた時に飲んでいたモノは、自分で勝手にジンクスとなってしまって、あのドリンクを持って行ったときは、何か失敗する、とか、あれを演習場で飲んだら腹をこわす、とか、このドリンクを飲むと何だか力が湧いてきて調子いいんだよな…　なんて勝手に思いこんだりする。こんな風に栄養ドリンクに意識や気持ちが刷り込まれてしまうくらいだから、自衛隊の訓練、演習はキツイのである。実際に、お世話になった栄養ドリンクは、リポＤとチオビタだったな～価格が手頃で、味も独特のインパクトがあって、飲んだ気がするし、何だか身体に効いているような実感があったりするリゲインのＣＭで、「２４時間、戦えますかっ」　なんて流れていた頃は、リゲインばかり飲んでいた頃も、あったなーまぁ～、勝手な感覚的なものだなーって、このように書いてみて思うな～​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.10.19

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  陸上自衛官と自殺とＰＴＳＤ　その１

  ※ここからは広告を含みます。タイトルを見て、どの様な印象を持っただろうか「まぁ、j自衛隊と自殺は関係がありそうだなぁ～」とか「厳しい世界だから自殺する人は多そうだよな」「ＰＴＳＤって」「ＰＴＳＤって精神科の病気っぽいけど…」という印象を持つのだろうか皆さんは、実際、どの様な印象を持つものなんでしょうか聞いてみたいところですねぇ～統計上、陸海空の自衛官で一年間の自殺者は、毎年１００名前後で推移している。その理由は様々である。借財（ギャンブル依存症で金をつぎ込んでしまう場合や自分の収入以上に見栄を張って金を使う浪費癖など）仕事で行き詰まってしまった場合家族関係が原因によるもの自分の病気が要因の場合鬱など精神疾患が要因の場合など。私は、今まで自衛官生活をしてきた中で、自分の職場の人が自殺したケースを２回見てきた。二人とも共通しているのは、自分より先輩で、入隊のコースも自分と同じ高校卒業してから入るコースの人であること。妻子がいること。１回目は、北の地方で勤務していた頃だった。Ｏ１尉という人。（Ｏはイニシャル、１尉は階級の略称）この人は、入隊後は戦車部隊で勤務して、３等陸曹という階級に昇任してからパイロットになったという経歴が自分と同じで、自衛官として経験してきたことが似ていた先輩だった。パイロットになり幹部自衛官に任官して、同じ一つの航空科部隊に勤務して約１０年経とうとしていたことから、他のある駐屯地業務隊の科長を２年勤務を命ぜられ、無事勤務を終えた。現在でも、一つの部隊に１０年を超える期間、勤務している幹部自衛官は、人事異動の対象とされ、転勤を命ぜられる。これは、「人事交流」ともいわれ、部隊の活性化を図るという人事施策となっている。その当時、本人は勤務期間が１０年になるので、ここで一度２年間の転属をして、また元の部隊に戻れば、更に１０年は古巣で勤務できる。また、ちょうどその業務隊の前任者が、その部隊からの先輩であり、業務をわかりやすく申し受けることができるだろうを踏んでいたようで、パイロットの職を２年間離れなければならないのはやむを得ないと考えていたようだった。そして、やっと２年の勤務を終え、思惑通り、元の古巣の航空科部隊に帰ってきて、今までの経験と仕事のやり方を発揮して、思うとおりに仕事していこうとしていた。Ｏさんは、服務指導係幹部という仕事を命ぜられて、パイロットの仕事の他に兼務していた。通常、陸自のパイロットは何かの業務を兼務している。毎日のフライトをこなして一日の仕事が終わりではない。服務指導とは、隊員一人ひとりが職務に専念出来るように教育することで、Ｏさんは、指揮官に代わって、その教育をする立場にあった。しかし、その時の指揮官は、有名な強烈な人で、Ｏさんが教育内容や計画を作っていっても、​なかなか印鑑を押してくれない​。つまり、いつまで経っても作成した自分の案を許可してくれないしかもＯさんに罵声を浴びせ、怒鳴りつける指導を受けていた。Ｏさんは、高校時代は部活で野球をやって、少年野球チームの監督をしていたという豪快な雰囲気の人で、「明日出来る仕事は、今日はやらない。（だから早く帰る）」を口癖にしていた人だった。しかし、その口癖を、その強烈な指揮官は気に食わない様子だった。その強烈な指揮官が「その根性を叩き直してやる」っていう雰囲気だった。やがて精神的に出勤できなくなり、ある朝、奥さんと共に出勤してきて、通院したいとのことだった。自宅休養をして１か月くらい経ったころだっただろうか、少し快復してきたと聞いていた。しかし、３月の下旬、自ら命を絶った…。Ｏさんは、自宅の二階に上がる階段の手すりにロープをかけ、首をつった。Ｏさんの奥さんが買い物に出かけ、家に戻ったとき、玄関から二階に上がる階段を見上げると夫が変わり果てた姿になっていた。奥さんは、お腹に４人目の男の子がいて出産を間近に控え、大きなお腹をしていた。当時、私は部隊で年の若い階層だったので、お通夜の前日から、自宅入りをして線香を絶やさないように泊まり込みをして、何かとサポートしていた。強烈な指揮官が制服で自宅にみえて、奥さんが大きなお腹を揺らしながら引きつり泣きをしながら、夫の仕事ぶりはどうだったのか聞き出している姿、自宅休養をするようになってから奥さんからみても快復してきていたことなどを説明していた姿…それが、今でも忘れられない。今、思うとこれはパワハラの事例ではないかと思う。Ｏさんは、ＰＴＳＤにはなっていなくても、ＡＳＤ（急性ストレス障害）の域に達して、眠れなくなっていたのではないだろうか自衛隊は、企業と違って利潤を追求する組織ではない。今、その瞬間の失敗が何千万もの損失になるというような切迫感はない。しかし、いつ起きるか解らない緊急事態に任務を遂行できるように、部隊から隊員個人まで鍛え上げていかなければならない。でも、有事ではない、災害派遣中でもない様な平時の時期に、訓練中だろうが車両事故だろうが、隊員の命を奪うようなことがあってはならないと、私は今でも考えている。隊員を鍛えるという口実で、感情にまかせ厳しく怒鳴りつけ、部下隊員を精神疾患にさせるというパワハラの行為は、​殺人​だ。しかし、パワハラをした指揮官が処分を受けたり、罰せられたりすることはない。その時の強烈な指揮官も、上級司令部の師団長に隊員が自殺した件を報告したが何も処分を受けることなく、相変わらずの強烈振りは今でも健在で、その後、北の地方の航空隊で副隊長を務めていた。おそらく現在は、定年退職の年齢に達しているので、しっかり退職金を受け取って自衛隊の援護という組織が用意してくれた再就職先に勤めているのだろう。その強烈な指揮官という人は、部隊長になる度、「今回は、◎人がつぶれたぜ～」が口癖である。最低な人間だ２回目のケースは、今の時期、１２月の頃だった。ブログの文章が長くなったので、次回に書きたいと思う​​​​​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2013.10.18

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  陸上自衛官と健康食品

  ※ここからは広告を含みます。陸上自衛官に限ったことではないが、自衛官は身体が資本である。入隊した頃は、特に、とにかくよく身体を鍛えた。自衛隊という組織は、戦場という特殊な環境、災害派遣という緊急事態などにおいて、能力を発揮して任務を完遂しなければならない。その組織を構成するのは、結局、一人一人の隊員個人の集団であって、個人の能力を底上げすることで、部隊（組織）の能力向上を図っていかなければならない。だから、習慣的に、駆け足（ランニング）したり、腹筋・背筋を鍛えたり、懸垂したりすることが、当然のことになっていく。入隊以前、一般人だった頃というのは自衛隊レベルの体力練成は、なかなか体得してきていないもの部活で体育会系であればいいが、文化系部活や帰宅部の人間が入隊すると、初めは誰もが自衛隊って体育会系だな～って肌で感じるし、この体力錬成も給料の内なんだと思うワケだし、男だったら一度は、『この体力錬成しなければならない立場や環境を利用して、ムキムキになってみるかなぁ～』なんて思うものなんだよなぁ～。そこで、だいたい誰もが一度は、プロテインなどの健康食品を買って、飲んで試したことがあるもの。ボクも買いましたよっザバスとかウィダーのロゴって、ある意味、ステータスを感じていたよなーロッカーの扉を開くと、『ザバス』とか『ウィダー』なんかのパッケージが目につくと、「俺ってアスリートっぽくね！？」とか、「俺、マジで身体作ってますっっってアピールするのもかっこいいぜっ」なんて、思ったりするんだよなぁ～入隊してから、３等陸曹という階級に昇任してしばらくしてまで飲み続けた若かったこともあってなのか、現在よりは目立って筋肉がついていた記憶がある。確かに、効果はあると思うしかし、これも継続して身体を鍛えて、プロテインを飲み続けなければ効果がでない。ボクは、続きませんでした。。。。あまり、激しく運動をすることによって身体に負荷をかけ続けて、これが快感になるほど、早死にするんじゃないかと思えてきて・・・・・（苦笑）マジで何年も続けている真剣な人もいる、それはその人の生き方だから、文句言えるはずがない。その人が、体力錬成のおかげで健康を維持できていると思えるなら良いことだと・・・。しかし、ボクには筋トレマニアというか、筋肉フェチというか、根っからの自衛官の人だなぁ～って目に映るんだけどね・・・・​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2013.10.12

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  陸自の女性自衛官教育隊の教官ウンチク話５

  ※ここからは広告を含みます。今回は、裏話に触れてみたいと思う。何だか、暴露本のようになってしまうんじゃないかと予想できるが、実際あったことなんだから、しょうがないということで書き進めてみたいと思う。女性自衛官の教育にあたる教官（幹部自衛官）や助教（陸曹の階級層）は、さぞかしデリケートで、男性自衛官は紳士で、教育者である女性自衛官は凛々しく知性のある女性なんだろうと想像してしまうのではないだろうか実はね・・・・・・・・・・・結局、その逆な人相の人達が多いんだよな～まず、女性新隊員の教育にあたる女性自衛官の助教は、特に『これ女かっ』って思うような有様の人物が多いのだ結構、短気。怒鳴りつける、罵声をあびせる、しまいには「荷物まとめて、オウチに帰れ」「死んじまえ」なんて感じで、男顔負けであるもっとスゴイ助教は、女性なのに頭は「スポーツ刈り」という人がいた…もう…、女を忘れている『女性であること覚えていますか』って聞きたくなっちゃう人が、実際にいた次に、女性新隊員の教育にあたる​男性自衛官​若い入隊してきたばかりの女性の教育にあたる男性自衛官って、理性のある精強な、決して公私混同しない逞しい男性を想像するのではないだろうか決して、全員が当てはまるわけではないことを断言するが…意外と、問題を抱えている人間が多かった気がする。（アクまでも個人的感想とするが…）その一例を書き並べると・女性に対するケジメがなってなく、基本、女好き・女性新隊員とのオイシイ関係があるんじゃないかって内心期待しているバカ者・実際、バツイチの隊員（結婚に失敗した）が二人いた・妻帯者の男性自衛官にも関わらず、女性新隊員と不倫の関係を持ったバカ者・妻帯者の男性自衛官にも関わらず、臨時勤務で一時的に女性教官として教育にあたっていた女性幹部自衛官と不倫の関係をもったバカ者・その女性幹部自衛官は、なんでも元の部隊でも不倫問題を起こし噂になっていた人物だった…・…・…もっと、書こうと思えば書けるが、なんだか情けなくなってきたところで、自衛隊では職場で不倫関係が明るみに出ると、処罰の対象になる。そもそも「品位を保つ義務」に反している訳だし、人事関連の規則違反になり処罰対象なのだ決して黙認されていることではないことを強調するこれを見て、自衛隊に入ろうかなって考えている女性や、その両親がこれを見ると、自衛隊という組織を疑ってしまう火種になってしまうような…しかし、これが自分が本当に見た事実なんだから、しょうがないね元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.09.25

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  陸自の女性自衛官教育隊の教官ウンチク話４

  ※ここからは広告を含みます。​​​​​​​今回は、前回も少し触れた「給料」について紹介しよう。自衛官の給料は、「俸給」といって、階級別に規定されていて、かつ階級の中でも「号俸」というランク付けがされているので、同じ階級だからといって、同じ額の俸給をいただけるワケではない。同じ階級でも、​長く自衛隊生活を送ってきた者​が、多くもらえる仕組みになっている。また、​男性、女性の区別なく​俸給額が決められている。では、​​同じ日に入隊​して、​​​​同じ期間と同じ内容の訓練​​​​​を受ける新隊員の給料は、同じハズと思われるだろうが、実はそうじゃあない高卒より大卒の新隊員の方が、俸給の額が４～５０００円ほど多いなんじゃ、そりゃあ…って思わないだろうか？この事実を知ったとき、『我が国、日本は学歴社会』なんだなって強烈な印象を受けた新隊員を教え、育てていく身からすると、全く同じ日数（期間）で同じレベルと内容の教育訓練にあたっても、教え子達は学歴差で俸給額が違う。つまり、​高卒の新隊員​は、大卒の者よりも、どんなに成績優秀でも、デキの悪い大卒の新隊員に対しては俸給で上回ることができない実際に、私が教育にたずさわってみて、大卒の新隊員は意識がアマイし、社会を舐めている傾向があるという印象がある。潜在的に持っている学歴を鼻に掛け、どうにかなると思っている。一方、高卒の新隊員は、知識欲や思考力が足りない面があるが、全般に​素直​​で吸収が早く、教育終了時には、大卒の同期を追い抜いている。​この様な、俸給の現実と新隊員の現状を見ると、内心は大卒者を徹底的に鍛えて叩きのめしてやりたい感情が湧いてきたものだった。過去の私のブログ記事にもあるように私は、大学に行きたくてしょうがなかったのに、バカな親の作った家庭環境のおかげで進学できなかったし、どうしようもできない事情で学歴が高卒で終わって社会に出るしかなかった自分にとっては、この怒りをどうしたらよいか判らなかった。私は、この自衛隊という組織の中で、経済的に独立できて、大型特殊自動車と大型自動車の免許が取れて、ヘリコプターの事業用操縦士免許と航空無線の免許を取り、夢をつかむことができたのは事実だが、​この自衛隊という組織は、やはり国家公務員であり​​学歴社会​なんだと、自分の能力の限界を感じる一場面であった。​​​​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2013.09.23

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  陸自の女性自衛官教育隊の教官ウンチク話３

  ​​​​​​​​女性自衛官の新隊員の教育をしていた頃のことをまた、書いてみようと思う。結構、いろいろなことがあった。いくつも思い出せるエピソードがある。まずは、女性自衛官のことをアルファベットで略して呼んでいるのを御存知だろうか？陸上自衛隊の女性自衛官のことを「ＷＡＣ」（ワック）という。これは｢Woman　Army　Corp｣の頭文字をとったもの。航空自衛隊では「ＷＡＦ」（ワッフ）、海上自衛隊では「ＷＡＶＥ」（ウェーブ）と呼ぶ。教官をしていたその当時、「ＷＡＣの区隊長をしているの　いいなぁぁ～」って言われたものだった。しかしね…そんな良いことばかりじゃぁ～ないんだよ結構、教官側も気をつかうので、気疲れしちゃうものその女性自衛官の新隊員教育が終了して、「予備自衛官補」の教育も終わってから、１０月に入隊してきた男性自衛官の新隊員教育に区隊長としても教育にたずさわった。女性自衛官の新隊員教育に比べて、ずいぶん、気が楽だったし、思う存分やることができた記憶がある。例えば、女性自衛官の新隊員教育での具体的な例をあげると…「区隊長～、今日は（生理で）お腹がかなり痛いので、戦闘訓練、ムリです…」なんて、言ってきたら、あなたならどう受け答えしますか初めは、ビビった　　もちろん、新隊員を迎える前の「準備訓練」で、先輩の教官から様々なことを聞いていたし、教育予行で過去の事例も含めて、いろんなリハーサルをしたから、男性自衛官の教育にはない女性ならではの事態があるってことは聞いていたが…最初は、『ヒエェ～　　マジで口に出して言ってくるもんなんだなー　　』って内心、そう思ったきっと、顔に表情の変化は隠せなかったんだろうな…と、今は思うしかし、それは最初だけで、後は慣れたモノで「オ～そうか、了解　　営内に帰って寝ておけ　　でも飯は食えよ　　今日の訓練の分は、いつか補習訓練するからな　　いいかっ」って具合に、テキパキと淡々とこなせる様になった。実は、着隊して最初の面接で、一人一人、いろいろ確認事項がある中で、「生理は、重い方ですか？」っていう質問があるのだっこれは、一般の人が聞くとビックリするかもしれないが、自衛隊の訓練は、精神的、肉体的に実はもの凄い負担がかかる。男性も女性も、同じ訓練をして、給料も同じだから（実は、若干、人によって給料の額が違う。これは、後日ブログに書こうと思う。）、「腹が痛てーからって容赦しねーからな」っていう事ではなくて、やはり女性は体力的、肉体的に考慮する必要があるのであるそれでも、１００人も女性が集まれば、何人かは精神的プレッシャーやストレスの影響で​「新隊員前期教育の３か月間、生理が止まっていました…」​っていう隊員がいたこれを聞いて、ベテランの女性自衛官の班長は、「お前、妊娠でもしてるんじゃねーの」って、間髪いれずに突っ込んでいた　　その時、自分は内心、『俺には、立場上、そんなこと言えねーな』、女の世界はストレートで怖いな…って、口を塞いだ元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​​​​​

  2013.09.16

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  陸自の女性自衛官教育隊の教官ウンチク話２

  ※ここからは広告を含みます。​​​​前回は、教育準備の間のことについて述べてみた。今回からは着隊して入校式までの準備事項について述べてみたいと思う。女性の場合、「ほとんどが知り合いがいないというか、初めて会う集団の中に飛び込むというのは、かなり緊張するもの」の様で、こわばった表情を誰もがしている。ところが２～３日の内に、斑の中で打ち解け合うようになり、隣の斑や区隊の中という感覚が広がっていき、あっという間に仲良くなっていく。ここで、口に出して指導していたのは、｢派閥を作るな｣ということだった。人間関係で｢派閥｣を作ってしまうと、その派閥の中では居心地が良かったり、スゴイ団結力を見せるものだが、幾つかの派閥の固まりの斑や区隊は、いざというときにもろい。伝達が伝わらなかったり、どことなく嫌々やるので動きが遅い。そこで、よく｢いいかここは仲良しクラブを作っているんじゃねぇんだぞ給料もらって組織の一員なんだぞ寝ぼけるなっっ｣って強く指導した。特に女性は、仲の良い間で集まって安心を得ようとする傾向がある。しかし、だいたい１、２回ほどの指導で、納得したというか、腹を決めて誰とでも仲良くなろうと努力していた。｢給料もらっているんだから｣っていうことに重みを感じて、自衛隊の習慣、やり方、指導されたことに納得しようという動機になってしまうようだ。これは男性自衛官にも同じことが言える。それから、やっぱり１００名も集まると、いろいろな癖を持った特徴ある女性がいるものだ。それを責任の薄い中学、高校なんかでは、イジメの対象になるんだろう。自衛隊では、｢人格を尊重し、心身を鍛え、…｣とか、｢営内生活では、友愛の情を持って接し…｣などと、明文化されているものがあるほどで、｢服務指導｣という指導の仕方で、隊員を指導することができる。これは、例えば、「外出する時の服装が派手でギラギラしているから着替えてこい」、とか「この前の先輩の口のきき方、あれはなんだっ（てめぇ～）お前の目線やフラフラした態度も、あれはなんだっっ）っていう感じで、社会人として当然の礼儀なんかを間髪いれず機を失せず徹底的に指導するのである。女性新隊員を指導するのは、班長以上の上官だから、やさしい口調で言う訳がない。まず、｢コラッッッー｣、｢なんだ、●×※△…、はー｣、｢いつまで学生気分でいるんだそんなヤツは、荷物まとめて帰れ｣って感じだ。私が、区隊長だった頃、私を本気で怒らせた女性新隊員がいて、ナメタ態度だったことから、その隊員一人だけ訓練中止、他の新隊員が訓練をしている間、グラウンドの真ん中で正座させたことがある。もちろん正座させられた隊員は号泣しかし、その隊員は｢あの時に目を覚まさせていただきました｣といって卒業して、部隊で努力し最初の選抜試験で陸曹候補生試験をパスして（一選抜という。）陸曹になった隊員がいる​現在、現職自衛官で隊員を教育する立場の人が、このブログを読んでくれているのならば、上記の様な指導手法はやってはならない。​​「多数の人の前で見せしめのような指導」＝「パワハラ」​となって、ＳＮＳで拡散されてしまったり、すぐに内部告発などで明るみになってしまう自衛隊＝パワハラというイメージは既にあるのだが、パワハラで訴えられてしまう事態になれば、自衛隊という組織もパワハラをした個人も信用をなくすし、処分されることになっている。その個人は、自衛隊に居られなくなってしまうものなので、どんな形であれ退職することになるだろうこのようなことを思い出すと、｢あの時、俺は若かったなぁ…（バカだったなぁ…）。まだ馬力があったんだなぁ…（怖いもの知らずだった…）｣って、思うな・・・・。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.09.15

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  陸自の女性新隊員教育隊の教官ウンチク話１

  ​​​​昨日、北の地方の教育連隊で、予備自衛官補の教官の件について綴ってみたが、よく考えるとカテゴリーに「女性自衛官教育隊の教官の頃」というものを作っておきながら、まだ全然書き込んでなかったことに気づいてしまった。本当は、４～６月の正に教育が行われている時期に書き込めば良かったのかもしれないが、仕事でバッタバタしていたので、落ち着いた今になって少しずつ書いていこうと思う。やっぱりねぇ…、どんな職業や社会においても、表の面、裏話といったものがあるでしょういろいろあるんですよ、特に女性自衛官の教育の場合は…まずは、新隊員達が入隊以前に、どの様な準備をして教育に臨むのかを記憶のある限り、書いてみたいと思う。３月の高校や専門学校、大学など新卒者が入隊してくる時期の約１か月前まで、実は１０月や１１月に入隊する男性自衛官の新隊員教育をやっているので、その教育が終わった～！！なんて気が休まることなく、次の教育準備が始まる。とは言っても、土日に当直などの勤務した分の代休が溜まっているものなので、休みをまとめてとりつつ、教育準備を始めていく。だいたい１週間か１０日間で、「準備訓練」というものをやって、教育法や授業のリハーサル、予行、様々な情報の共有、認識の統一が行われる。この女性自衛官教育で特徴的なものは、各地の部隊で勤務する女性自衛官を何名か臨時に勤務してもらって、教育隊を編成することにある。前述した男性自衛官の教育の場合、教育連隊に所属している要員をかき集めて編成をとってなんとか間に合わせることができたが、女性自衛官教育の場合はそうもいかない。その教育連隊に入隊してくる女性自衛官は、だいたい１００名くらいだった。それを、４つに分けて、３０数名程度の学校でいうクラスに分ける。このクラスのことを｢区隊｣という。第１区隊、第２区隊…、第４区隊というように名称がある。この区隊の長は、幹部自衛官で階級は、２等陸尉か３等陸尉で、中には曹長という陸曹クラスの教官もいた。当時、私はその一つの区隊の区隊長だった。一般部隊でいう小隊長にあたり、部下には５人の陸曹と１名の女性自衛官の陸士長がいた。この区隊の中を更に、４つの｢班｣に分ける。第１班、第２班…、第４班という感じ。それぞれ班長には、２等陸曹または３等陸曹の階級の者が担当した。その他、班長を総括する｢区隊付｣と呼ばれる２等陸曹が１名と、直接、指導にあたる女性自衛官の陸士長が教育に当たった。直接、女性の新隊員達を指導する班長は４人共、女性自衛官ではなかった。４人の班長の内、１名が女性で、３人は男性自衛官だった。埼玉県の朝霞駐屯地に｢女性自衛官教育隊｣という、女性自衛官教育の専門部隊があるが、そこで全ての女性の新隊員達をかき集めて教育が行われて全国に散っていくのではなく、その当時は一般隊員の女性自衛官教育は、各地方の方面隊毎にある教育部隊が担当していた。この点は現在も変化ないように思う。しかも、元々、教育連隊所属の女性自衛官の陸曹で班長ができる人は、３名ほどしかいないので、幹部の女性自衛官で区隊長ができる人、班長ができる陸曹の女性自衛官、指導陸士の女性自衛官の陸士長は、各地の部隊から教育期間だけ臨時に支援してもらうという、言わば寄せ集め教育隊だった。まあ…、陸曹は、男性でも女性でも、知識の乏しい新隊員に対して教育できるように教育訓練を受けてきているし、指導にあたる陸士は１年前の卒業生から優秀な女性自衛官の陸士長を引っ張ってくるので、大きな実力の差は感じられなかったが、やはり全員まとめて教育のやり方のリハーサルや、根拠や規則事項の曖昧な部分を排除して認識を統一することは絶対に必要だった。特に、実技訓練の部分では、６４式小銃の分解手順や、戦闘訓練の指揮要領は何度も時間をかけた。小銃、つまり実弾を射撃できる鉄砲を、１個１個の部品になるまで分解して結合するという訓練がある。これは実弾を射撃する前後に整備（手入れ）するためには絶対に必要なわけだ。しかも、バラバラにした部品を並べる順番も決まっている。これは夜間や薄暗い照明の乏しい場所でも正確に分解結合できなければならないため。しかも、例えば分解３分、結合５分以内という様な感じで制限時間内に終えなければならない。具体的な制限時間は、各隊員に伏せておこう。そして訓練が進むにつれて｢分解結合｣は、やがて｢分結（ブンケツ）｣と略されていく…「ワタシぃ～、ブンケツ超ニガテぇ～」なんて具合にそして、戦闘訓練戦闘訓練の指揮要領は、教える側にとっても、実はキツイのである。普通科という職種で、近接戦闘を任務とする部隊は、戦闘訓練そのものが仕事な訳だが、女性自衛官は、近接戦闘部隊で直接火器の交戦する職種部隊（部署）には配属されていない。そのため、臨時勤務してもらう女性自衛官のほとんどは戦闘支援部隊や後方部隊の勤務者なので、特に班長をやる人は、自分が陸曹候補生の頃に訓練を受けた頃のことを思い出しながらやっていたというのが実情だった。新隊員達に戦闘訓練の指揮をやらせるのではなく、戦闘訓練間に指揮された通り正しく動作できるのかというのが問われる訳だから、班長が指揮できなければ話にならないのであるこれは準備訓練の中の一部の紹介だったが、これ以外に実はかなり多くの雑用がある。例えば、制服や戦闘服につけるネーム、洗濯用バケツ・ハンガー・裁縫セットなど生活に必要な小物の発注、着隊後に実施する面接の諸準備…訓練をやりつつ、これらの諸準備をやっていくと毎日のように夜遅くまで時間がかかり、準備訓練は、あっという間に終わってしまうのだった。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​

  2013.09.14

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  遅い夏季休暇

  ９月といえば、平成１０年前後の９月の遅い夏季休暇を思い出す。その当時は、北の地方の教育部隊で教官をやっていた。その年の４～６月は、高校や短大、大学を卒業して入隊したばかりの女性自衛官の教官をやって、７月と８月は一般の人を予備自衛官にする｢予備自衛官補｣という制度の教育が始まり、その教官をやっていた。今回は、女性自衛官の教官の話ではなく、予備自衛官補の教官の時の話をアップしたいと思う。その｢予備自衛官補｣という制度、その年からスタートして、全国で最初の教官として教育をした。一般の職業を持った人、市の職員、主婦、大学生などから募集する｢一般公募｣と、通訳や歯科医、放射線技師など技術を持った人たちから募集する｢技能公募｣と２つある。どちらの教育に携わったが、どちらもレベルが高い人達だった。それもそのはずで、自衛隊に興味ある人達ばかりだし、可能なら自衛官になってみたかったという動機や自分の技能を自衛隊を通して役立ててみたいっていう、もの凄い熱い思いを持った人達ばかりだったので、訓練の飲み込みが、もの凄く早かった。当時、自分の階級は２等陸尉という階級で、旧軍や米軍でいうところの陸軍中尉の階級だったが、技能公募の教えた人で、医科大学の歯科教授の人は、無事に予備自衛官になり、予備２等陸佐（中佐）になって、自分より遙か上位の階級になった人がいた。技能公募の人達は、持っている技能によって階級が上級部隊で決定される仕組みになっているため、自分の教え子が自分より上位階級になるという、面白いシステムになっている。でも、その教え子といっても、自分より遙か年上、５０歳代の人だが、今でも年賀状を頂き、今でも｢区隊長殿、お元気ですか？｣なんて書いてくれる。素晴らしい人に出会うことができたし、この人との御縁・つながりは宝物だ。しかし、この予備自衛官補という教育は、結局のところ一般の人が対象であり、訓練に参加しやすい日程を設定してあげることになるので、土日や祝日を含んだ連休や、お盆を含めた休みを取りやすい時期が訓練日なので、こちらの教官や助教の側も休みたい時期に仕事となる。したがって教官や助教の夏季休暇は後回しとなり、訓練が一段落した９月に、やっと休みが取れたのである。これは、なかなかキツい現実だった。時々休みをもらっても平日の一日くらい。なかなか身体が休まらない。４、５日の教育が終わっても、次の４、５日の教育では、また新しい一般の人達が入隊してくる。また、イチから情熱をもって教えていかなければならない。それは新鮮だったし、やりがいもあったが、教える側としては、なかなか大変な仕事だった。その当時の私は、まだ独身で、その時の彼女は今のカミさんだが、大学生だったので、９月に休みをいただいても相手にしてもらえずだったので、一人でオホーツク海側の生まれ育った田舎町に遊びに行き、ゆっくり過ごした覚えがある。北の地方での９月は、もう早秋でカラフトマスが川を遡上していて印象的だったが、もうとっくに夏が過ぎ去ってしまったような取り残され感の方が強かった…今では、その｢予備自衛官補｣という制度は定着して、多くの予備自衛官が誕生している。また、まだ生々しい記憶にある東日本大震災では、自衛隊創設初の予備自衛官の招集が実施され、その多くが被災地で活躍した。千年に一度あるか判らない大災害、百年に一度あるかも知れない戦争の備えのために存在するのが自衛隊であり、組織を無くすのは明日にでもできるが、いざ動けるように準備（訓練）するのは不断の努力と訓練の継続と積み重ねが必要その一端に携わった、というとエラそうだが、その一部に参加した時間があったということは事実であり、誇りであり、ちょっとした自慢だ元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.09.13

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  自衛隊員の現実

  ※ここからは広告を含みます。転勤して半年ほど経つ頃。どんな自衛官でも、あるいは自衛官ではない会社員等の方でも​半年、6か月という時間が経過すると​「新しい職場に、ずいぶん慣れたなぁ～」って感じるものだ。幹部自衛官の古手というか、ＦＯＣ（幹部特修課程）という教育を卒業したような３佐以上のクラスの自衛官は、「どんなに新しい、今まで関わりのなかった未知の仕事にも、​｢職務分析｣​をしっかりやれば、どんな仕事にも立ち向かっていける」と植え付けられる。ホントにそうだろうかそりゃ～つまり、こういうことなのだが…国際情勢、国内情勢、防衛問題を背景にいろいろ考察して、職場（部隊）の状況の特質、変化要因、そして部隊の任務、勤務地の特性、自分の役職（ポジション）に及ぼす影響、その問題点は何か？それを克服する目標は何か？その目標の中で必ず達成しなければならない目標は何か？達成することが望ましい目標は何か？…なんて、スラスラこんなことを思い浮かべるほど、教育や訓練を積んできた。しかし、実は誰もがこの手順で上手くやっていける人ばかりじゃない。人間だもの。飲み込みが遅い人だっているし、それでも仕事に活かそうと努力しているワケである。難しいことだからこそ、昨日より今日、進歩できたと実感できたときは、喜びがある。しかしね…そんなにがんばったって、昼夜惜しまず仕事して、自衛隊は２４時間勤務なんだからーって使命感に燃えて、歯をくいしばって力んでも、給料は少しずつ減り続けている。こんなんで、やる気が維持できるかそりゃ～、東日本大震災の災害派遣で高く評価していただき、誇りがないわけではないが、命をかけてでも任務を遂行しようとする仕事に、不満を感じるわけだもっと、他に働き方ってないのかなーって去年あたりから探していた。一つ、ビジネスにであった。今は、いろいろ研究中。でも何だかワクワクしている自分がいる。なんだか新しい自分になれそうで自衛隊では、楽しむって要素はあまりなかったなぁ～。気持ちの持ち方なんだろうけど、真面目に、真剣に仕事に打ち込むって強く教育されるからだ。どうせなら、人生楽しむっていう、生き方をしたいよねぇ～。​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.09.09

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  新たな仕事の入り口

  ※ここからは広告を含みます。ゴールデンウィークに入った。どこも混雑している。どこの家庭もお出かけして子供達に沢山の思い出作りに余念がないのだろう。我が家も、４歳と１歳の子供が二人いる。上の子は、だんだんと大人顔負けな発言をしたり（つまり生意気なことを言うことがある）、今の記憶は大きくなっても忘れられないものになる可能性があるのだろう。しかし、子供達はどんどん大きくなっていく。記憶に残る思いで作りは来年だってできる。そのように考えて、２，３日前、子供達を保育所に預けて、自分たち夫婦は、三重県名張市のある会議室で行われる、ある企業のセミナーを受講していた。内容は、新鮮だった。｢ビジネス｣というものの一部を垣間見れた感じだった。この様な考え方もあるのか～とか、企業の組織や製品を信頼するということの意味など、基礎的な事項だろうけれども、自分には欠けている部分だった。高校卒業して、家から飛び出す手段として陸上自衛隊に入り、特別職国家公務員だとか、自衛官としてだとか、規則、規律、組織…　　がんじがらめの生き方。それでも、制服とか、迷彩服を着るということは、自衛隊でしかできない仕事をしているということ、特に東日本大震災以降は自衛隊に対する期待とか注目度がアップして、他の社会では味わえない満足感、達成感があるという考え方もできる。だが…　　しかし…しかし、現実は…先の民主党政権で、国家公務員給与改正法によって、大幅に給与ダウン。退職金も少しずつカットされ続けている。おまけに、２年後には、官舎の費用が１．８倍にアップすることが決まっている。私の世代では、年金は期待できない。仕事といえば、階級が上に行けば行くほど、責任が重く、給与の下げ幅が大きい。階級が上になるほど、仕事、勤務先の希望が通用しない。日々、向上することが意識付けられ、例えば昨年と同程度の結果では許されない。上司によっては仕事を押しつけ責任を取らせて、最悪の上司の場合はネチネチといつまでもＯＫの印鑑を押さず、部下を責め続け精神的苦痛を与えて、病気にさせたり、自殺にいたってしまったケースを何度か見てきた。このような陸上自衛隊という仕事と比べると、｢ビジネス｣という仕事は、なんて自由さがあるんだろうとビックリした。なんだか、楽しそうだぞと。いつかは、定年がきて、再就職しなければならない。これは、新たな世界を勉強するチャンスではないのか久しぶりにワクワクして、勝ち取ってみたい欲望がメラメラと燃えてきた。数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.05.04

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  陸上自衛隊に入隊する前の気持ち

  ※ここからは広告を含みます。​​​​​​私が３月の上旬に高校の卒業式を終えて、３月２２日の陸上自衛隊の教育隊に行くまでの間は春休みを過ごしていた。高校は、地元でも少し名の知れた進学校だった。自分の友達の多くは、大学に合格したか、又は浪人を決めて予備校に入るかして、大学に関わる高校の卒業の仕方をしていた。私のように、自衛隊に入るという進路をした者は、同期が４００名以上いて、他に３人だけだった。本当は、やっぱり大学に入りたかった…本当に、悔しかった。友達のように、大学受験に向けて、全力を出し切ってみたかった。しかし、家庭内が異常で、勉強できるような環境じゃなかった。本当に、悔しくて悔しくて、布団をかぶって泣いた。子供が大学受験に向けて勉強できるような環境にしなかった​親を恨んだ。​​そんな親や家から距離を置くために、自衛隊に入隊するんだって、自分に言い聞かせた。​『自衛隊に入ったら、​高校の時に力を出し切れなかったという後悔をしないように​自衛隊の勉強をして、仕事もおぼえて、​チャンスがあれば夜間大学や通信制大学または防衛大学校の受験​に挑戦して、高校生だった頃にはそこまで至らなかった​ヘロヘロになるまで力を出し切ってみて​、その結果や成果に納得するような生き方をしていくんだ』と誓った。神奈川県横須賀市にある陸上自衛隊武山駐屯地に行く３月２２日は、​自分の独立記念日​なんだと決めた。今でも、きっとこれからも忘れない日になる。​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​​​

  2013.04.13

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  インフルエンザと自衛官、ウンチク話

  ※ここからは広告を含みます。​​​​インフルエンザが流行る時期だ。先週は、私も含めて家族全員がインフルエンザになって寝込んでしまったそのため、ブログ更新も久しぶりところで…自衛官だって、人間である。風邪もひくし、インフルエンザにもなる。インフルエンザについて、話をしてみよう～。いつかのブログで当直勤務のことについてふれた。通常、月曜と木曜の朝に交代するのだが、朝礼の時に当直陸曹が勤務交代したことを伝達して、部隊長などの要望事項、当直幹部の要望事項を発表する。最後に当直陸曹としての勤務着眼を告げる。そんな時は、暑いだの寒いだの時期的特性を考慮して考えて、それぞれ各人が考えるワケだ今の時期、タイトルにあるようにインフルエンザの流行る時期は、中隊長要望事項　｢健康管理｣当直幹部要望事項　｢うがい手洗いの励行｣当直陸曹勤務着眼　｢汗をかいた後の発汗後の処置を適切に｣通常は、中隊長の要望事項を達成できるように当直幹部が自分の要望事項を考えて、当直幹部の要望事項が達成できるように当直陸曹が勤務着眼を考えるっていう構図だなんていうか・・・ねぇ～いい大人が大真面目に、大声で「うがい手洗い」とか「発刊後の処置」とかを伝達するワケだ。なんだかウケる自分が入隊して間もない頃に、こんなに科学技術が発達しても、結局、『うがい手洗いかいっっっ』って一人で突っ込みを入れてたものだった・・・数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチりいただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.01.21

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  一年の計は元旦じゃない方がいいかも…

  ​​​「一年の計は元旦にあり」ということわざがある通り、一年の目標や計画は心落ち着かせて元旦にするのが良いらしいが、私はそうじゃなかった。元旦に、あれこれ考え始めると、達成が困難な大きな目標を立ててしまう…ついつい欲張った目標設定になっちゃうのだ…そこで、年が明けて初出勤した週に、職場の同僚や先輩の様子を伺いながら、一年で何をやり抜くか決めるようになった。なぜかというと、その週は、まだ休暇ボケモードが漂っていて「コイツら追い抜いてやるっ」って心の奥底で闘志が燃えるし、無理のない目標や計画を立てることができたからだ。３等陸曹という階級章を着けて仕事をするようになってから、２年くらい経って、今年はどんな目標を立てようかと、考えていた。このまま陸曹という階級の仕事を極めていくのか、戦車部隊の幹部自衛官を目指していくのか…と考えるようになった。しかし・・・どれも直感的に自分の成りたい姿をイメージする事が出来なかった。夢に描くような憧れるような姿が思いつかなかった。そこで、​子供の頃、何に成りたかったのか？？​っていうことを改めて考えるようになった。​｢そうだ！パイロットだ​｣​｢パイロットになれたら、みんなを見返せるぞ​｣仕事をしていると、明日のことで頭の中が夢中になって、本来やりたかったことっていうのは忘れてしまっているものじゃないかなぁ～｢思い立ったら吉日｣「即行動っ」それから半年で高校程度のレベルの復習をして、残りの半年は高校の理数系の復習強化と自衛隊の教範範囲の勉強をする計画を立てた。何か一つ、今年はこれをやってみるぞっっていう目標があると、やりがいのある毎日が過ごせると思っている。それを毎日忘れないようにメモ帳の常に目にするページに書いておいたり、ロッカー扉の内側部分に貼り付けておいたりして意識することが重要だし、それが実現が可能な目標だったから、モチベーションも一層、上がって、メキメキと闘志を燃やして打ち込むことができた。​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​

  2013.01.09

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  陸上自衛隊の年明けは｢訓練始め｣から！

  ​​​​年が明けて、最初の週は各部隊毎、​恒例の｢訓練始め｣​ってものをする。実は、これがまた、訓練管理規則などといった規則に明記されているから必ずやらなきゃならないってものではなかったりする。つまり、どういうことが起こるかというと…良く言えば、その部隊の個性とかカラーが出るということになる。場合によっては、部隊長が交代すれば、やり方が変わったりする。｢年が新しく明けましたね～、ではでは部隊が一丸となり揃って訓練を始めよう｣なんてセレモニー的にやるのかまたは｢年が新しく明けたぞっ、もうすぐ訓練検閲もあるし心機一転だっ、心新たにして気合いを入れるぞっっっ｣なんていうようにアグレッシブにやるのかは、​それぞれ各部隊長の勝手​なのである。前者の場合は、まずは新年の幕開けに心を新たにしてやるが、新年早々、事故を引き起こしてはシャレにならないから安全第一で行こうっていう部隊長が一般的である。例えば、戦車部隊だったら全車両による大行進とか、ヘリコプターなどの航空科部隊だったら数機がくっついて飛行する編隊飛行、雪国の部隊だったら全隊員によるスキー行進…などがある。一方、後者のアグレッシブな部隊長の部下達は、哀れである。私が知っているのは、日の出の時間に全隊員をもって、ランニングをさせたという部隊長を知っている。ただ、バラバラと各人毎、走るんじゃなく部隊毎、整列して右、左と歩調を合わせて走るのだっどうも、日の出に向かって走らせたかったらしい…その部隊長の世代がバレる逸話である。その部下達である若手～年配の陸曹、若手の幹部、ソコソコの幹部…大勢は、たまったもんじゃない特に、階級を超えて、若手はへそがねじ曲がった隊員に育ってしまう可能性がある…こんなことをさせられた部下が世の中に生まれるので、防大出や一般大卒で幹部になった奴で、将来は部隊長になれる可能性が出てきた者の中には、｢俺が部隊長になったら、俺が若い頃にヤラされたことを部下にヤラせよう～｣なんてことになって、アホなこと繰り返すという「歴史は繰り返す」なんてバカな諦めをしなければならない結果となってしまうのだ。​​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.01.08

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  陸上自衛隊での「年」と「年度」の違い。

  ​新しい年がスタートした。平成２５年の幕開けだが、まだ平成２４年度でもある。なんだかこの違和感を実感したのは、入隊してからだった。特に、初めて戦車部隊に配属されて、様々な階級、年齢で構成された職場の中で生活をし、仕事をするようになってからだ。｢年｣？｢年度｣？なんか言葉遊びのようで、色々ごちゃ混ぜ感があり、すぐには馴染めなかった年が新しく明けたけれども、まだ年度は終わっていないっていうことになる。自衛隊といっても、公務員であり「お役所」の側面を持つ。つまり、国家予算（防衛費）は年度で組まれている。したがって業務の流れ、訓練日程だって年度で区切られている。「年」とは、1月1日～12月31日の期間。「年度」とは、4月1日～翌年3月31日の期間。しかも、4～6月の3か月を１四半期（いちよんはんき）、7～9月を２四半期（にぃよんはんき）、10～12月を３四半期（さんよんはんき）、1～2月を４四半期（よんよんはんき）と読んで、区分する。年が明けたけれども、４四半期の業務や訓練目標を達成しなきゃっていうか、何だか残尿感みたいな不快感があったりするのである。正月の休暇が空けて初出勤をしても、なんかスッキリしないというか、なんだかなぁ～っていう感じ…の心境になるのだった。​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2013.01.07

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  休暇中だって働く陸上自衛官の話、あれこれ３

  ※ここからは広告を含みます。​年を越して、正月３日の時間が平和に過ぎる。穏やかに伝統的な倣わし行事や各家族毎の慣例行事に時を過ごすことだろう。ＴＶやラジオも正月特番で、どこも新春一色だ。しかし…この様なドンチャン騒ぎを横目に勤務についている陸上自衛官の話をしよう。今回は、各部隊単位で勤務している​｢当直｣​について語ろう。いろいろな会社や官公庁、学校でも｢当直｣という勤務を耳にすることがある。警察の場合は、地域課交番勤務の警察官は｢当直｣という２４時間勤務をし、次の日は呼集の可能性ある非番、更に翌日は完全休養日というサイクルを繰り返すと聞いたことがある。小中学校でも、先生が学校に交代で寝泊まりをして、在校生の事故処理を行えるように勤務すると聞いたことがある。陸上自衛隊の場合は、各部隊毎に幹部自衛官１名が当直幹部、陸曹１名が当直陸曹という名称の勤務をする。部隊によっては、若い｢陸士｣という階級層の隊員を勤務させる当直士長を着けるところもある。通常、月曜日の朝から木曜日の朝までと、木曜日の朝から翌週の月曜日の朝までという勤務をする。大晦日、正月３日は１日で交代する日直にする場合があるが、実際はその各部隊長の裁量（好み）によって決定する。末端の部隊では、幹部自衛官の比率が少ないため、当直幹部に古参の陸曹長や１等陸曹といった階級の隊員が着く事が多い。この当直勤務者は、有事の際や災害派遣が発生した場合、部隊の所属隊員を招集したり、駐屯地に居住する営内隊員の外出や休暇の手続きをしたり、倉庫や駐屯地内施設・建物の異常の有無を点検したり…と業務は、多岐にわたるワケだ。私が、陸曹の階級層の一番下である３等陸曹という立場だった頃は、運良く正月前後に当直勤務したことはなかった。なぜかというと…クジ運が良かったからだこれは、どこにも規則に明記されていることではないが、どこの部隊も長期の休暇前になると当直勤務を決める業務をする担当者が、公平になるよう当直勤務を決定するクジをつくって該当者全員にひかせるのだイザっていう時には部隊の留守を預かる｢当直｣の日取りを、クジで決めている場合があるのだぁ。今、思うと大変ラッキーだったなぁ～と思う。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村​​

  2013.01.03

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  休暇中だって働く陸上自衛官の話、あれこれ２

  あと３日で２０１２年が終わろうという、年末のこの時間だって、働いている陸上自衛官が大勢いる。やはり、一般の人にも目に留まりやすい門番の勤務について、もう少し紹介しよう。この話については、以前にこのブログで紹介したモノだが、あれこれ話してみよう。以前に紹介したとおり、門番の人を「歩哨（ほしょう）」という。彼らは、年末のこの時期も家族や恋人を残し、２４時間勤務をしている。本当に、｢お疲れ様です。｣の一言である。特に、歩哨に着く者は、門を閉鎖している時間以外は交代で立ち続ける。その歩哨が立っている場所を通称｢歩哨ポスト｣という。ポスト初めの頃は、郵便ポストでもないのに｢ポスト｣って名称を使うことに違和感を感じてしょうがなかった。どうやら米軍の用語に警戒ポスト、監視ポストという使い方があって、それを真似しているらしい。その歩哨ポストって、正門の歩哨ポストには大体、電気ストーブか簡易な石油ストーブがあり、時々暖をとりながら勤務出来るのだ。しかしこの時期の勤務時間は足先から冷えてきて、冷え性の私にとっては、なかなか過酷な勤務だった。防寒グッズをいろいろ購入して警衛勤務で試してみて、使えるモノは冬の演習の時に使ったり、着ていったりした。言ってみれば、警衛の上番は、防寒グッズを試す場だった。↓とにかく、この時期の｢寒い｣、｢冷たい｣はやる気が失せる。色々な商品を試してきた。費用対効果を考えれば、なかなかの良品じゃないだろうか。似たような機能の商品は複数持っていても、上下３着ずつ位、洗い替えのつもりで持っていれば、イザと言う時にいつでも対応できる。やはり、色は黒っぽいものがスマートで良い。個人的に肌触りはユニ●ロの商品よりも好みだな～そもそも、この警衛勤務というのは、常に侵入者が来るんじゃないか、又はいるんじゃないかと緊張感をもって勤務することが求められ、｢実戦｣なのだ。やる気が失せてしまって、僅かな気のゆるみとか、弱点を突かれ侵入を許してしまったり、隊員の不正逃亡を許してしまっては、部内外の信用に関わる。そのくらい、自衛隊の駐屯地や基地で警備の勤務をしている隊員は、｢実戦（マジ）｣で勤務しているんですよ。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.29

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  自衛官の休暇、こぼれ話

  ​​｢自衛隊さんって、公務員でしょ～、基本、土日、祝日休みでいいよねぇ～～｣なんて、アホ抜かす人がタマにいる。アホ言ってんじゃねぇ～自衛官って、２４時間勤務を前提に、任務に就いたり、訓練したりしている。給与態形も土日祝日なし、残業代なしの前提で組まれていると聞く。その為、土日、祝日に勤務だったり訓練だったりして、休みが潰れることが多い。（その分、金もらっているんだから、文句言うんじゃねぇ～って声が聞こえそうだが、自衛隊のハードな勤務を本気で２４時間３６５日続けられるスーパーマンがどこにいるかっっっ）その場合、土日、祝日に勤務した日数を代休という形に加算され、まるで貯金のように貯まっていくのだ。そして、土日、祝日開けの平日に代休を取ったり、この正月休みの長期休暇が取りやすい時期にくっつけて連続して休んだりする。因みに、民間企業の皆さんがなじみのある｢有給休暇｣は別にあって、自衛隊では｢年次休暇｣という名称で存在する。このように、２４時間３６５日勤務が前提とはいえ、休みや休暇を規則で定めているのである。しかし、悲しいことに…土日、祝日に勤務して発生した｢代休｣が２週間も３週間分もたまってしまって、代休が消化しきれず、有給休暇にあたる｢年次休暇｣が１日も取れずに１年が終わってしまったなんて経験もあるっ特に、陸曹では１曹、曹長という上級陸曹や幹部自衛官になると、「代休」の処置をしておいて、休みの日なのに昼頃の仕事にでてくるとか、休みの日なのに朝から出勤して昼食前に帰るとかして、休みを取りながら・・・仕事をする（サービス残業ならぬ「サービス出勤」だっ）なんて人を、たびたび見てきた。「俺には休みなんかいらねー」とか、「自衛隊の仕事が俺のライフスタイルなんだー」っていう顔して・・・まぁ、その人がそれで満足なら、幸せなんじゃないんですか～ボクは嫌だったけどねっ、そんなのっ実は、隊員が１０日間も２０日間も代休が未消化の状態だと、その隊員の部隊長は部下に代休を多く抱えさせて休みなしで勤務させたとして、更に上級部隊の監査、部隊の現況把握などが入り、​​その指揮官は監督能力不十分、または不適切と評価され​​てしまうのだだから、その指揮官と、末端の代休を抱えた隊員の中間の管理職の小隊長や班長といった者は、よく・・・「お前が計画的に代休消化しないと隊長（指揮官）が管理能力不足を問われてしまうことになっちゃうだろっ」「休み取りながらでも仕事して、代休を減らすんだよっ　バカっ　」なんて平気で口走る人を見かけるもう、これはブラック企業状態だな　って思ったものだ自衛隊で勤務していると２～３週間分（１４日から２１日分）の代休なんて、あっという間に貯まってしまうどこの組織でも、同じかも知れないが、人数の割に業務が膨大、手に負えない状態というか、オーバーフローしているのである。近年は、自衛隊でもパソコン、部内ＬＡＮ、システムによる業務で効率化、高速化が図られているが、実は息つく暇もないほどなのだ。だから、せめて正月、ゴールデンウィーク、盆休みの大型連休の時期は、ゆっくり自衛官の皆さんに休んでもらえるよう配慮してくださいな。元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​

  2012.12.28

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  クリボッチな人へのエール

  ​​​今日は、クリスマスイブ。そんな日に一人ぼっちな人のことを｢クリボッチ｣というのが常識らしいが、何か夢中で夢を追いかけているモノがあったりすれば、別に一人だっていいじゃないか～って思う。その追いかけているモノや夢が恋人だとして、燃え続けていればクリスマスだろうが、正月だろうが、盆だろうが関係ないよ自分が１８歳で入隊してから２０歳前半の頃で、防衛大学校受験やパイロットになることに向けた勉強で必死だった頃は、何故だか彼女が作れなかった。出会いがなかったというか、ご縁がなかった。どんなに合コンに行っても、天の神様がワザと女を近づけてないんじゃないかと疑いたくなるほど、縁がなかった。直感的にピンとくる女性が現れなかった。ということで、クリスマス～正月、ゴールデンウィークと盆休みという期間は長めに休みが取れて、勉強に充てる時間を作りやすかった。勉強に没頭しつつ、｢この追いかけている夢が、今の俺には恋人だぁ～　ウォ～～｣なんて本気で思いつつ、｢こんな俺が、結婚できる日ってくるんかな　何年先のことになるんかな～｣とも考えていた。実際、３２歳で結婚できて、今に至る。時期が来れば、天の神様はパートナーを差し向けてくださるってことなんでしょうねぇ～。夢なんかない、希望もない、苦しいことだらけ…とまぁ、明るい話題さえ見つかりそうもない、クリボッチの皆さんは、｢生き甲斐｣を見つけるってことに、命を懸けてみては​｢今しかできないことに、命懸けても損はしないんじゃない｣​っていうか、今の自分に言い聞かせていることにもなるんだけど…​夢があれば、クリボッチだっていいじゃないか​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.24

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  自衛隊の専門用語「教範」

  ※ここからは広告を含みます。​​​「教範」これをあなたなら、何と読みますか自衛隊では、「きょうはん」と読む。「教範」とは、自衛隊では教科書のこという。各部隊毎に上級部隊や職種学校が作った、いわゆる官品の教範というモノがある。確か黄色い厚紙でできた表紙の本だ。（今も変わっていないのだろうか）その種類は、膨大な量で数えるのが嫌になるほど存在するので、何種類あるのかは知らない。しかも、一つの種類の教範は、各部隊に多くても5～6冊ずつしかないそして、ここの部隊には、この教範が○冊が割り当てられている。という具合に員数（定数のこと）が決められている定期的に、間違いなく決められた数があるかどうか点検する『物品管理検査』というものがあるほどだっとにかく教範の管理が厳しく、通常、鍵のかかる書庫に保管されていて、勝手に持ち出されないようになっているなので、勉強する時は借用申請して借りたり、必要な部分だけコピーしたり…苦労がたえない。官品の教範は、みんなで使うモノなので、暗記のため蛍光ペンで色を塗ったりもできない。そこで、個人が各駐屯地の厚生科窓口に行って、自分で購入することになる。これが一冊千円以上はするモノつまり、仕事で使う物で、勉強するための本に、何千円も何万円も自腹で出費するのだ…一人の隊員にとって必要となる教範とは、職種の教範と共通的な課目の教範を合わせると10冊は越えるものなので、一万円を越える出費となるワケだっしかも、しかも…その教範ってヤツは、よく改訂されて新しくなり、やっと買い揃えた教範が古いモノとなり使い物にならなくなってしまう。時代背景や国内外情勢の変化に柔軟に対応するため規則を改訂したからだとか、編成や装備品の変更に伴う改訂だとか…言うが…上級部隊、特に東京市ヶ谷にある中央組織に勤務する者たちが、自分の2～4年くらいの任期での一仕事としてやっているようにしか思えんかった実際、定年した人が、「あの教範を改訂したのは、俺が幕（市ヶ谷にある陸上幕僚監部）にいた時にやったんだ」なんて誇らしげに喋る声を聞いたことがある。末端の第一線部隊は、教範が変わるたびに自腹で買い替えたり、覚え直したりしているというのにっおかげさまで、自衛官人生は日々、​​自腹を切って勉強​​ということが身をもって理解できましたよっ毎日が勉強　勉強にもお金が必要「自衛隊に入ってからが（出費の厳しさを実感しつつ）勉強」ですよーーッダ…​​​『メンタルダウンしそうなほど追い詰められている自衛官へ【心が折れる前に逃げよう！】』現職自衛官の方の中に、朝早く出勤し、夜遅くまで仕事して帰宅するのは日付が変わる頃というブラックな仕事関係、パワハラ上司、セクハラ上司や同僚にストレスを抱えている隊員はいないだろうか？この世で最もブラックな組織である自衛隊を退職しちゃうのが一番良いが、どうしてもまだ自衛隊にしがみついてなければならない人には、一読の価値ある一冊だこの本に書いてあることを少しでも意識すれば、明日の朝に出勤したくない気持ちの自分の背中を押してくれるかもしれない。あるいは、キッパリ自衛隊に見切りを付けて新しい自分になろうと決心できるかもしれない。数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​）

  2012.12.21

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  勉強に夢中だった20歳前後の自衛官時代

  ​​毎年12月20日前後の年末年始行事が終わると、自衛隊は正月休暇に入る。特別職国家公務員だから、しっかり休暇をもらえる。いい職場だぁ～ところがだ…連続して休みをとり続けることができるのは、エライ方だけ～～盆でも正月でも何かが起きたら部隊が動けるように、最低限の人員を勤務させている。駐屯地内で寝起きする営内者は、「残留者」といって休みでも外に出してもらえない者もいるのだ。その他に、門番というか警備の勤務や当直で職場に泊まり込む仕事があったりして、なかなか落ち着いて休みがとれるものではなかった。当時の自分は、それを逆手にとって外出できない日は事務所の机を借りて、勉強する時間を作っていた。職場の同僚や同期生たちのように、パチンコに明け暮れたり、飲み屋の女の子と仲よくなって遊びに行こうと思えば、その時間を作れた。しかし、「今やれることが他にある。やっておかないと後で後悔する。」っていう気がして仕方なかった。そして、勉強法だけども…防衛大学校を目指して勉強していた頃は、高校生の頃に気がすむまで勉強できなかった悔しさがあったので、基礎から応用問題までやろうとした。ところが悔しさの解消にはなったが、宅浪のように勉強時間があるワケじゃない。応用問題までいけたかどうかっていう勉強の深さで終わってしまった。そして防衛大学校受験は失敗。自分の事を吐き捨てた母親のことが憎くて血圧が上がるほどだった。しばらく実家には帰らなかった。次に始めたパイロットに向けての勉強については、試験の範囲が浅く広くだったので、防衛大学校受験で勉強し続けてきたことが、そのまま活かせた。海上自衛隊の航空学生については、試験対策問題集が市販されていたので、購入して出題の傾向を分析した。↓出題の難易度に合わせて似たような問題を何回も解いて勉強していた。自衛隊のパイロットには、理数系と英語を重視しているようだった。その頃、出題傾向のある数学と物理、英語の勉強を夢中になってやっていた。ヤマをはるまでいかない程度の焦点を絞った勉強法だった。この考え方は、社会人が勉強する方法として、最適なんじゃないかと思っている。そして、「継続は力なり」を実感した結果となった数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​

  2012.12.20

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  陸上自衛隊の年末年始行事、こぼれ話

  ​​毎年12月20日前後というのは、各駐屯地で年忘れ行事などが行われている。人員数が大半を占める陸曹と陸士という階級層が中心となって行われる。餅つき大会や余興など行事の内容は、駐屯地司令に任されている。（つまり、駐屯地司令の好みに任されている。例えば、駐屯地司令が交代して人が変われば、行事の内容が前年と違うことがよくある）さまざまな行事をひとまとめに、年末年始行事という。（とはいっても、年末年始行事が定義づけされていたり、規則でやることになっているワケではないが…）クリスマス前に餅つきをする。これがどうも初めの頃は馴染めなかった。つきおわった餅で鏡餅を作って、職場のメインとなるところに飾って、一年無事に仕事できたことや安全を保てたことに感謝し、合わせて来年のことも祈念するのである。 トラックや戦車など車両には、しめ飾りを飾る。「期末点検」とか、「年末点検」とか言ったりして、職場の事務所や倉庫などの施設がしっかり掃除されていて、年越しができるかどうか駐屯地司令自らが歩いてまわるものがある。他の官公庁では、これを「検閲」っていうのでしょうか　　よくわかりませんが…まず、床下はワックスがけをしてポリッシャーっていう機械でガーガー磨く。硝子窓も洗浄剤でピカピカにする。普段は業務で書類だらけの机の上を無理やり何もない状態にする…。気分はダスキンのハウスクリーニングの専門家だ。自衛官というのは、一見無意味なんじゃないかという業務を通じて、有事の際にいかなる理不尽な命令でも行動できるように鍛え上げられているのだぁ～（って自分に言い聞かせなければやってられないのである。）元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​

  2012.12.19

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  究極の野宿グッズ

  私が戦車部隊の３等陸曹という階級の頃、この１２月の時期は、まずボーナスが出て、給料ももらえるという嬉しい時期だった。以前のブログで、１２月の思い出としてボーナスの一部を使って、演習グッズを買い集めていたことを綴った。今でもその頃に買ったものを保管している。その一つとして、タイトルに書いた究極の野宿グッズだと思っているものに​｢ポンチョ｣​がある。↓｢ポンチョ｣とは、写真にあるように頭から被って使う。身体にとってはジャストフィットするテントの状態。タープとしても使用可能実際に、私が幹部候補生の頃、幹部候補生学校での８０ｋｍ行軍等の野外訓練の時に、同期のポンチョと２枚をつなぎ合わせてタープにして仮眠したことがある。かなり疲労した状態だったので、もはやタープではなくて、テントと同じくらいの役割を果たしてくれるこれは１枚でも大人一人を十分に包み込む大きさなので、林の中でも四隅を木につなぎ留めれば、取り付けも撤収も短時間で出来るタープにもなる何れにしても、外部からの雨風を防ぐし、内側の体温が逃げるのを防止する優れものである。このポンチョを実際に演習で使用するときには、ヘルメットを被ったまま、頭からポンチョを被る。迷彩柄なので周囲の色彩に溶け込んで偽装効果もある。光が影響しない日中で風が強かったり寒い日なんかは、ポンチョを被って座り、キャンピングガスを使ってインスタントラーメンを作って暖を取ったこともある。その味は、いつまでも忘れられない。このように、いろいろとアレンジできるので、アウトドアが大好きっていう人にはオススメ特に写真のポンチョは、迷彩柄でしっかりとした素材なのでサバイバルゲームをする人、ミリタリー大好き人間っていう人にもオススメの逸品ですよ元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.18

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  パイロットになる夢

  ​​​私が「陸士長」という階級で、21歳だった頃の12月半ばは、最後の防衛大学校受験が終わって、残念ながら合格できる手応えは感じていなかった時期だった。このまま戦車部隊の陸曹として勤務していくか、戦車部隊の小隊長として幹部自衛官を目指すか、別の将来の道が何かないか考えていた。でも、でも・・・・・・​やっぱり20歳前後の年令で、自分の力で大学に行けないのは悔しかった。​心残りだった。夜間大学や通信制大学という方法はあるが、それは急がなくてもいいし、何よりも自分の気持ちは「大学生」というものに専念できる立場を作りたかった。そんな時、高校生の頃に受験勉強できる家庭環境を作ってくれなかった両親を、心の奥底から恨んだそして、母親に言われた「​あんたのために嫌な思いをするのも、お金を使うのも、もうたくさん！​」っていう一言を思いだし、心拍数が上がるほどの怒りと悔しさ、情けなさを噛み締めるのだった。『親って、そういうもんかよ！子供のことが要らなくなると簡単に吐き捨ててしまうもんかよ！どうせ、俺は母さんにとって邪魔な人間なんだよ！』そんなわけで、防衛大学校の受験がかなわなかった直後に、すぐに気持ちの切り換えがスムーズにできたわけではなかった。それまでは、大学に行けるという可能性が１％でもあるなら、土日の休日や平日の夜の自由時間などに全ての努力を費やしていた。大学の勉強をするには、夜間大学や通信制大学の手段しかなくなってしまった…。次は、何に挑戦するか？今しかできないことは何かないか？そんなとき、年齢制限的に海上自衛隊や航空自衛隊の航空学生が、あと１回受けられることに気づいた。​「そうだ！小学生の頃、パイロットになりたいと思っていた。」「次はパイロットを目指すぞ！」​そうして、自衛隊のパイロットになる方法は何かと探し始めた。当時は、今みたいにスマホは無いし、インターネットも一般的ではなかったので、航空専門雑誌を買ってみたり、かなりマニアックな関係書籍を買ってみたり、たくさん勉強をした。特に、この関係の書籍は大変参考になったので、紹介したいこのような本を読みあさり、勉強して研究して、その結果すでに自衛官である立場を味方につけて考えると、二つの方法があった。一つの方法は、「海上自衛隊または航空自衛隊の​航空学生​」のワンチャンスにかけてみること。もう１つは、そのまま陸上自衛隊で勤務して３等陸曹という階級に昇任して、１年経過後に受験資格を得られる陸上自衛隊のヘリコプターパイロットに進む道「​陸曹航空操縦学生​」があることがわかったのだった。​​​元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.17

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  陸上自衛隊のブーツ、あれこれ…2

  ​※ここからは広告を含みます。「半長靴」​みなさんは、これを自衛隊の世界では、何と読むと思いますか？陸上自衛隊では、「​はんちょうか​」と読む。陸上自衛官が迷彩服を着ている時に履いている黒いブーツのことである高さがスネくらいの高さで、長靴の半分ということで、半長靴というらしい。旧日本軍の写真を一度でも見たことがある方はイメージができやすいと思うが、旧日本軍の軍人で、特に将校は茶色くて長い革製のブーツを履いていたそれを「長靴（ちょうか）」と呼んでいたようだ。つまり、その長靴の半分の高さの靴だから　　「半長靴」コレは市販されている半長靴。デザインは、ほとんど同じ官品と見分けがつかない↓官品のように、靴底ソールに鉄板が入っていないので軽いっ↑靴底のパターンも全く同じなので、よく出来たレプリカである支給されている官品より軽いものだから、自分で購入すると更新時期がきて職場に更新するとかの手間がないし、何より自分専用の【仕事靴】を持つと愛着が沸くし・・・という様々な理由で、実際に購入して、見た目は現職自衛官の目で見れば「これは官品ではなく、市販品を履いているなっ」とバレるが・・・実際に履いている隊員も多い。現職自衛官にとっては、駐屯地での整備作業や事務室でのデスクワークには向いているだろう野外での演習や射撃訓練には向かない前述しているように靴底ソールに鉄板が入っていないので、足の裏を防護できる機能がないためだそもそも官品を使用していなければ上司にキツく指導されるだろうが・・・普段履きで試してみたい人、サバゲーをやっている人、バイクに乗る人にもはオススメ因みに、制服の時に履く黒色の革靴のことを「短靴（たんか）」という。写真でお分かりになると思うが、高さがくるぶしくらいの短い靴だから、「短靴」と呼ぶのだこの辺のネーミングの付け方は、極めて単純なのだ～​上記の「短靴」や「半長靴」は、「KIWI」という靴墨を使って、ほぼ全ての自衛隊員は靴磨きをしている。「KIWI」は、陸・海・空自衛隊の売店で必ず売っている自衛隊ご用達の靴墨であり、これを使って靴を磨いてやると、レプリカの短靴や半長靴、市販の革靴をほぼ官給品と同じ仕上がりにできるのだコロナが落ち着いた世の中になったが、お家時間を大切にする人が増えたので、靴磨きに熱中してみるのは、いかがでしょうかピカピカ✨に黒光りする革靴に仕上げれた時の​達成感​って最高ですよ元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2012.12.14

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  陸上自衛隊のブーツ、あれこれ…

  ※ここからは広告を含みます。  12月ともなると、朝晩の冷え込みが激しい。厳しい寒さに、手や足の末端から冷えまくってしまう上着やズボンの防寒は、しっかり着込むのに靴のなかは意外とほったらかしになるモノである。寒い朝の日には、指先・足先が痛いほど冷たい次第に体温で暖かくなってきても、そのころには足が汗をかいて靴の内側に結露が発生しているので、蒸れて不快なだけなのである…​​数年前の陸上自衛隊の半長靴（ブーツ）は、茶色で全て本革でできていた。​​​​実は、​「通気性が悪すぎ」​というか「全く通気しない」性能なので、靴の中がたいへん蒸れる一品だった​​ ​​​現在の陸上自衛隊の半長靴（ブーツ）は、黒色でくるぶしから下が合成皮革、上部は布製が多い構造である。​​​そこで・・・、布製の部分があるから通気性が良くなって履き心地良いモノになったのか今の登山用ブーツに取り入れられているゴアテックスという素材を使っているのかと期待してしまうけど・・・またまた、大間違い布製部分はクッション材料が入っているだけで、より一層蒸れる(ノ-_-)ノ~┻━┻その半長靴（ブーツ）を男も女も同じモノを履いているワケだ…水虫発生器を足に装着しているようなもんだそんな官品の半長靴（ブーツ）がこんな調子なので、いろんな隊員がいろんな対策をしている。靴下をこまめに代えたり、脱ぎおわった靴の中にタンス用の除湿剤を入れたり、市販の靴の消臭スプレーを脱ぎ終わったら使ったり…涙ぐましい努力をしている隊員も大勢いる。​自衛官の水虫防止の対策として私は、五本指靴下をオススメしたい​数年前は、土木作業用くらいしか目にしなかった五本指靴下だが、今はお洒落なデザインの五本指靴下も多い。五本指靴下は、指先間の汗をすいとってくれるので、不快感が軽減される。それに、五本指靴下って指先から脳を刺激して活性化するそうですよ一石二鳥じゃないですか～↓オススメ五本指靴下はコレ思ったより、生地が厚くてしっかりしている感じ。長さも十分なので、半長靴（ブーツ）の中で脱げないシルクなので保温性、吸湿性が良い特に冬場は、しっかり蒸れを吸い取ってくれる。↓五本指サーモソックス。発熱してくれるので、指先から暖かくなっていくのを体感できるこの機能的な感じが物欲が刺激されませんか～リーズナブルだが、しっかり効果を実感できて、これもオススメだな～​あなたも、明日から五本指靴下生活​、始めませんか元・高卒陸上自衛官のまいものあるじが購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2012.12.13

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  戦車部隊の陸曹候補生、ウンチク話

  ※ここからは広告を含みます。 私が20歳になる年の12月上旬​と言えば、再び陸上自衛隊駒門駐屯地にいた。​そこは、富士山の裾野に広がる東富士演習場に隣接する場所にある。所々薄く細長い雲が散在するものの棲みきった青空の中に秀麗な富士山の姿がみごとだったその頃、10月～12月の3か月間は陸曹候補生課程前期教育、​1月～3月の3か月間は​陸曹候補生課程後期教育​が行われており、私は合わせて​約6か月間にわたって入校していた。現在でもそうだが、戦車部隊の陸曹候補生課程教育は、全国の戦車部隊の候補生を駒門駐屯地の１か所に集められて教育が行われている。その当時の他の職種の候補生は、前期教育は全国に5か所ある教育部隊のうち近い所で、後期教育は各職種学校などで行われていた。前期教育とは、陸曹という階級層の一番下っぱである3等陸曹という階級に昇任するために、一般的な知識や戦闘訓練などの実技、その実技を若年層の陸士に対して学校の先生のように教える技術（指導法という。）と、それに必要な体力をつけるために厳しい体力練成などの訓練を受ける。後期教育とは、各職種の専門特技やその指導法を学ぶ。今でもそうだが、戦車部隊の候補生教育に必要な戦車や火器、通信機など特有なモノだから、駒門駐屯地にある第一機甲教育隊という教育部隊に集約されているのだ​因みに、第二機甲教育隊という部隊はない。第一機甲教育隊の「第一」とは、全国で戦車部隊の教育を行っているのは唯一ここだけっていう意味合いなのであるー​ 購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2012.12.12

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  自衛隊の寝袋など、あれこれ…

  自衛隊は、仕事で使う戦闘服など服や装具類は、無料で支給される。その中には、野外でも寝起きできるようにテント（天幕という。）や寝袋、毛布も用意されている。過去の経験では、１０人くらいは入れる大型の天幕、６人用天幕や、最小のモノはポンチョを２枚つなぎ合わせて簡易天幕を作って、２人分の寝袋を並べて、その寝袋に潜り込んで寝たこともあった。さて、この官品の寝袋…だが…一人一人に支給されているモノではなく、部隊ごとに員数（定数）が決まっていて管理されているモノなのだ。しょっちゅう破けるものではなく、丈夫な製法で作られているから耐用性は優れていて、古いものはスゴく古いっ。なんとっ製造年月日が記されているタグには、昭和３０年代、４０年代のモノがあった。つまり自分が生まれる前に作られた、先輩なのだ～しかも、しかも…部隊で管理されているモノだから、過去に誰が中に入って寝ていたものなのか、全く分からない。もしかすると、イヤかなりの高確率で、誰かが水虫の足で入ったのかもしれないのであるっ​​＼(>_<)／ぎゃーっー※ここからは広告を含みます。これに気づいてしまったので、まとまったボーナスが入った時に、自分専用の寝袋をさっそく購入した。​寝袋のジッパーが真上についていると、真冬の場合は冷気がジッパーの隙間から侵入してきてしまって寒いと感じる場合が多い。しかし、この寝袋は、期待を裏切らないと体験済みだ特に、上記の写真の寝袋はジッパーがサイドについているのがミソ​ 左サイドに付いているから、わずかでも貴重な体温を逃さない機能がついている　素晴らしいー 値段も性能に見合っていると思うのでオススメ。何と言っても米軍仕様で、調節可能なフードで頭を覆い、上から下まで暖かく保つことが可能、本物の公式米国軍事仕様ゴアテックスのBIVYカバーを使用という性能なのでこの寝袋は気温がマイナスでも使用可能だから、真冬のテント内でも寒いと感じることがない寝袋の中では靴下をはかないで素足でも快適に過ごせるのだ本当に素晴らしい寝袋だと思う​寝袋といっても、ピンキリである。​ ​ホームセンターに行けば、手頃な価格で購入できる安いモノがあるけど、結局のところ、使用すると直ぐに縫い目がほつれてきてしまったり、厚さがペラペラで薄く、寒かったり、クッション性が無くて、寝心地が悪い。​寝袋は、少々お金をかけて、「良いモノを長く」使うという考え方で購入するのが良いと思う。使用した後に天日干しをするなど手入れしてやると一生モノのアイテムになってくれるからだ。 数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.11

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  若き自衛官の、ボーナスの使いみち

  12月上旬と言えば、ボーナスの時期でもある。私は、32歳まで独身だったから、ボーナスも給料だって使い方は自由だったワケだ。まさに、独身貴族ってヤツだ～たった一人で数十万円も手に入るんだから、一年間の嫌な事も忘れてしまう勢いである。同僚には、いろんなヤツがいて、ほとんどをパチンコにそそぎ込むヤツがいたり、酒代に消えてしまう者、私有車のパーツや改造に命かけている者…人によって様々なものである。私の場合、半分以上は貯金して、その残りは演習の時に使うキャンピングバーナーとか普段の仕事着の中に着るインナーウェアを買いまくった。支給される衣料（官品という。）でも何とかなるのだろうけど、とにかく12月ともなれば演習は当然のこと、日常の野外での作業や戦車の整備の時は寒いっより快適に、暖かく仕事するために、惜しみ無くお金を使った。特に、入隊してから陸曹になって戦車部隊で勤務していた頃は、いろんな演習グッズを激しく購入した。何よりも自分専用の道具、そして買いそろえたものを一つのキャンプ用BOXにまとめて自分だけの道具箱を持つ楽しみがたまらなかったこれって男♂ならではの本能的なものなんでしょうかインナーウェアやジャンバー、手袋、マフラー、フェイスマスクなど…演習の度に買っていた。お金に余裕があったので、新製品や新しい迷彩柄のモノを見るとついつい買ってしまっていた。製品名の通り｢最強の防寒着｣というだけあって風を通さない。演習や野外での仕事の時は、戦闘服の中にこれを着込む。外から見えなければＯＫという訳だ。やたら迷彩ばかり着ることを嫌がる現職自衛官にはオススメつなぎの製品をオススメしないで上下別々のコレをオススメするのは、トイレに行きたくなったときに、着ているモノの脱ぎやすさ、着やすさにある↓また、冬に自転車やバイクに乗る人にもオススメである。↓戦車乗員として勤務していた頃、冬に顔面を霜焼けでヒリヒリになることが多かったので、このようなフェイスマスクを愛用した。今は、その購入熱は冷めてしまったが、使えるものは今でもバイクに乗るときに活用できるし、良いモノは永く使えるので、多少高価な物でも安物を購入するよりヤッパリ良いと思う。購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.10

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  防衛大学校を視野に入れた自衛隊入隊はいかが？

  ※ここからは広告を含みます。​​​１２月上旬というと、防衛大学校の受験に向けて精一杯、努力していたことが印象に残っている。私の高校生の頃は、家庭環境が最悪だった。団塊世代の頑固で圧力的人物の父、酒乱で父の不在を狙って暴れ出す祖父、ノイローゼ気味だった母、まだ高校生になったばかりの妹…こんな家庭環境では、大学受験は無理だと感じていた。高校３年生だった自分は、とにかく家を出て経済的に自立することを何よりも優先した。どこか寮生活ができる企業に就職して夜学や通信制大学にするか、官公庁の寮生活でも可能なところはないか…何かないかー高校２年生になってからは、必死に真剣に進路を考えていた。結局は、一般陸曹候補学生というコースで入隊して、３等陸曹という階級を目指して仕事をしつつ、​防衛大学校の試験を受ける​ことを目標とした。何と言っても利点は、現職自衛官が防衛大学校を受験する場合は、受験年齢制限が１年緩和される（延長される）からだった。防衛大学校の試験条件の一つに、１８歳から２１歳未満というものがある。しかし、現職自衛官の場合、１８歳から２２歳未満ということを調べて知っていた。また、入学金や授業料が必要ないことや１０万円程度の学生手当が貰えるのが魅力だった。母親からは、はっきりと｢​あんたなんかもうたくさん​｣って吐き捨てられたわけだし、​​あんな親からの経済的援助なしで生きてやるっっっっっっっ！！！！！​​という意地がグツグツと音を立てるように沸き上がっていたしかし…なかなか道は険しい。確かに、入隊してから２回受験した。年齢制限まで、最後まであきらめなかった。〈最近5か年〉防衛大学校（2022年版） 2017年～2021年実施試験収録 （自衛官採用試験問題解答集） [ 防衛協力会 ]防衛大学校 （2025年版大学赤本シリーズ） [ 教学社編集部 ]だが、毎日勉強できる訳じゃない。２、３週間も演習場に泊まり込む訓練があったり、２４時間勤務の警備の仕事（警衛という。）があったり…それじゃなくても、毎日体力勝負な仕事で体が疲れているので、勉強初めても眠くなってきたり…営内で勉強していたりすると、話しかけられたりして集中できなかったり、なかなかうまくいかないこともあった。だが、自宅浪人するよりは、「こんなに心休まる生活はない」と本気で思えた。家族間で受けるストレスに耐えるよりも、自衛隊生活の方が何倍も心休まる。当時の自分は『異常な心境だったよな…』と今、本気で思う。入隊してからも、同じように家庭内で悔しい思いをして挽回するために自衛隊に入ってくる人が多いことに気づいた。クソッーって歯を食いしばっているヤツの多いことを。。。現在、高校生の皆さんで、私のように悪家庭環境のために、卒業後に不安を抱いている人は、いませんか防衛大学校を視野に入れた入隊の仕方もあるということも、参考になれば良いのですが。​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.08

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  寒い冬の日の、74式戦車のエンジンのかけ方のコツ

  ※ここからは広告を含みます。​​​​​「バーナースイッチよし！エンジン始動！」​エンジン始動スイッチを押すとボッ、ボッ、ボ…と真っ白い煙を吐きながら、ゆっくり回りだし数秒後ギュイーンと1000回転を越える回転数まで上昇する北海道の12月には、雪が降りだして、気温もグッと下がる。冬の最初の仕事は、戦車の駐車場の除雪作業から始まる。全ては、いつ有事となっても積載物を積んで迅速に行動できるようにするためだ。戦車を覆っている巨大カバーに積もってる雪や大型トラックに積もってる雪も取り除く。次に、冷えきっている戦車のエンジンをかけて、車両点検するわけだか、いくつかのコツがあるので紹介してみよう。・車体には霜が張り付いていたり、雪が溶けて滑りやすいので、両手でどこかを掴み、どちらかの足で踏ん張って、砲塔後部のエンジン室の上に上がる。・燃料とエンジンオイルの点検ゲージで十分な量があるか確める。気温が低いとオイルはべったり粘力が増していて、この状態を「オイルが硬い」という。・車体全面の操縦席に入って、電源パネルのメインスイッチを入れる。ここで、始めのタイトルに出てきたバーナースイッチを使う。バーナースイッチを押し続けると、スイッチランプの内部の電熱線がだんだん赤くなってくる。この間、エンジン内部では始動に使う燃料を着火しやすいように加熱しているのだが、バーナースイッチといっても火を使っているのではなく、電熱線で燃料を温めている。このバーナースイッチ。。。使い方には、なかなかのコツが必要ただランプが赤くなってスタータースイッチを押しても、エンジンのかかりが悪いことがあった。どのくらい気温が下がっているのかにもよるし、戦車固有の癖があったり、いろいろ状況に応じてバーナースイッチを押す時間を考えて、エンジンをかけたものだった。やはり、一発でエンジンをかけた方がカッコいいし、ベテランの証拠とも言えた。そして、スタータースイッチを押すとエンジンがかかる仕組みになっている。普通の自動車やトラックのように、キー一つ回せばエンジンがかかるような簡単なものじゃない。エンジンがかかっても油圧がある数値以上なければブレーキが作動しない。ここは秘密事項だから触れないでおこう。誰でも乗り込んでしまえば動かせるのではなく、やはり訓練が必要なのである。この戦車の操縦手としてのウンチクを語れるのも、私にとって不本意であるが高卒で入隊したオカゲなのかもしれない。大卒で一般幹部候補生として入隊した隊員、または防衛大学校卒の隊員は、戦車部隊に配属になっても戦車長ばかりで、操縦や車両整備は体験程度なのが実情であるからだ。私は、自分の手で何かを操縦したい、操りたい職業に就きたいと強く思っていた。中学生、高校生など進路を考える時期で、陸上自衛隊に興味のある皆さんには参考になるだろうか？​​購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​

  2012.12.07

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  戦車部隊に配属されて最初の74式戦車操縦訓練

  ​​​​​「雪が強くなってきたな、こりゃダメだ、駐屯地に帰ろう！」​自衛隊に入隊した12月上旬、季節は本格的な雪の降りだし始めた頃、北海道恵庭市にある戦車部隊に配属されていた。配属された中隊の人の顔と名前が一致する事もできてない早い時期に、早速、操縦訓練に参加することになった。場所は、広大な敷地を有する北海道大演習場。駐屯地からはすぐそばにある。恵庭市内はうっすら雪化粧程度だが、演習場内は1mを越えており、吹きだまりの場所は数mにもなっていた。朝に出発して、夕方には帰ってくるという日帰りの訓練だった。始めは、操縦席のハッチをオープンにして顔を車体の外に出して操縦し、午後からはハッチを閉めて車体に潜って操縦する「戦闘操縦」の訓練をした。戦闘操縦とは、上下可動式のシートを下一杯に下ろして頭上のハッチを閉めて固定する。そうすると目の前に３つの潜望鏡があって、それだけを頼りに前方、左右を確認しながら操縦する。これはなかなかの訓練練度が必要！っていうより、慣れと勘とかの感覚が鍛え上げられてないと、かなり難しい操縦だ。5×15cmくらいの黄色いガラス窓の潜望鏡だけしか直接見る手段がない。その潜望鏡を通して見る景色は、最初だけ黄色く色づいた景色に見えるが、ずっと見て操縦していると目が慣れて全く気にならなくなってしまうので、不思議な感覚だった。その他は、砲塔にいる車長と装てん手に車両の近くに障害物があるなどとアドバイスをもらったり、車体の傾き感覚で判断したりして操縦する。その日は、午前中は時々晴れ間がさして予定通りの訓練だった。昼食である缶に入ったご飯やおかずを食べ終わり、出発前の車両点検をしていた頃、山の方向から雪雲が近づいているのがわかった。午後からは予定通り、戦闘操縦のためハッチを閉めて車体に潜り込んだ。午後の訓練を開始した。すると、午後の訓練開始後1時間もすると黄色いガラス窓の潜望鏡を介して、雪が真横に降りだし始めたのがわかった。つまり、強風となり雪の量も増えて、吹雪だしたのだった。なんと道路上には所々、風の通り道となって吹きだまりの部分には道を遮るように2mに届きそうな雪山になっていたっ74式戦車は足回りが油圧制御式になっており、車高を上下左右に可変できる。こんな時には、車高を一杯上げて雪山を乗り越えることができるが、時間がかかってしまう。しかも4両の小隊編成で演習場に来ているから、全体のことを考えて小隊長は訓練続行が困難と判断した。それからは、少しでも早く速度を上げて帰るためハッチを開けて、通常の操縦訓練で帰投することになった。車体から顔を出すとまともに雪と風にあたり、頬が霜焼けになってしまった。戦車マンは、色黒な人が多い。それは、年中あらゆる自然環境によって肌荒しているからだと、経験を通して個人的に思っている。購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​​​​​

  2012.12.06

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  高３の頃に防衛大学校を受験をしたけど…

  ※ここからは広告を含みます。​​​​​​​​​​​​​​​「もっと普通の家庭に生まれ育ったら、この試験問題なんか解けたのに！！！」​私は「​大学​」というものに４回挑戦した。高卒で入隊後、防衛大学校に入隊してからも年齢制限まで受け続けた。30代になり、一度、東京の通信制の大学に入学して、夏季休暇の期間にスクーリングに通ったこともあった。結局は、防衛大学校に受かることもできなかったし、通信制大学を卒業することもできなかった。大学に挑戦する度に、込み上げてくる感情は「​もっと普通の家庭に生まれたかった​」ということだった。今でも、そう思っている。悔しい。悲しすぎる。不完全燃焼の後悔が残っている。大学を卒業して仕事に就いている友達がうらやましい。学歴は無いよりは、あった方が絶対にいい。自衛隊の新入隊員の給料だって、高卒より大卒の方が少し高い同じ期間で同じ内容の訓練で、やっていることは全く同じなのに、給料が学歴によって違うこれが、学歴社会であり、我が国の現状だ。自衛隊に入隊するには、いくつかのコースがあり、そのパンフレットには必ず「選抜試験に合格すれば、誰にでも上級課程に上がれる門戸が開いています。」ということを説明しているが、​​現実は防衛大または一般大卒の大卒資格を持って一般幹部候補生で入隊した者にはかなわない​​のだ今回は、私が、現役高校３年生だった頃のことに触れたいと思う。受験勉強には、市販されている受験対策過去問題集を使っていた。↑コンパクトに編集されていて、要点をつかみやすい。ただ、私にもっと受験勉強できる普通の家庭環境、普通の家族、自分が受験勉強にさける時間と、自分に普通の生活ができる心の余裕があれば…と本当に悔しくて、そしてこんなに、私にひどい目に合わせた両親と祖父がニクたらしくてたまらない思いが消えない。やっぱり、今、当時のことを思い出してみると、当時の自分にとって、家庭生活の中に安心や信用というものは完全に崩壊して、全くなかった。「今晩、また爺さんの怒鳴る大声が聞こえてくるのか、酒飲んで暴れだすんじゃないか」と…​普通の家庭では全く必要のない心配をしなければならなかった。​高３の12月になって、受験勉強に集中させて欲しいのに、家族としては、受験生がいるということに少しは気を使うべきなのに…家庭崩壊しているから全く協力してくれなかった。私の父は、農業高校中退、19歳で5月入隊の新隊員として、中途採用のような時期や形で陸上自衛隊に入隊。入隊後、定時制高校に通って高校卒業。その後、陸曹になり幹部自衛官になり、幹部特修課程（FOC） という部内の試験に受かり、定年まで勤務した。いわゆる、下からの叩き上げで生きたタイプ。父は団塊世代の年齢層のど真ん中で、「俺の言っていることが一番正しい。年寄り、女、子供は黙っていろ」が父の常識であり、家族の意見や話など聞く気が無いという圧力的人物像。私の母は、高校卒業後、自営業である家業を手伝っていて、父と見合い結婚。夫に尽くし、家庭を守っていくのが妻の責任だという考え方の昭和の女性このように両親の略歴から​大学​という文字が見当たらない。父の生き方のように学歴なくても、自衛隊の中で這い上がって行けばいいのかもしれない。父はそう考えていた。大学なんていかなくても生きていけると。大学にいきたかった私とは大反発した。こんな親父に負けることは生き恥をさらすことと同じだと、自分に言い聞かせて、全力で全神経を絞り出して親父より若い年齢で昇任することを目指した。だが、後日に触れたいと思うが、私の身体が蝕まれていくことになる…。自分の子供には、力を出しきったと思える環境作りをしてやらなければならないと思っている。合格か不合格かの結果が重視じゃなく、それまでの過程を大事にしたい。おまけに私の父は、娘（私の妹）に対しては、「女の子はいずれ結婚して家から出て行く」と言っていたのを覚えている。女の子は結婚して家に入るのだからと、教育は軽視し、とりあえず高校卒業していれば良い程度で考えていた。けれども甘かった。妹は高校三年生の頃に家出して、今の妹の旦那と高校生の頃に出会って、20歳でデキ婚。父としては誤算だっただろう。​女の子​だからこそ、教育が必要進学が必要だと思う。​歴史から学ばなければならない。​歴史は繰り返す。​​親父は普通高校に進学したかったが家業が農家なので、イヤイヤ農業高校に進学させられた。嫌々学校に入っても続くハズがなく中退した。受験とか進学というものに、親父自身が悔しい思いをさせられた経験をしたハズだが、自分の息子にも受験というものに悔しい思いをさせた。「歴史は繰り返す」か…今となっては、死んでしまってこの世に父は存在しないが、その父が残した「自叙伝」というパソコンデータには、上記のことについて​「自分が高校に進学できなかった、そしてその息子も大学進学を諦めて自衛隊に入隊​することになった」ということと、そのことについては「歴史は繰り返す」という記述がある。「​大学進学を諦めて​」じゃねーーよっ「大学進学を諦めさせて自衛隊に入隊するように仕向けた」だろうーーがっホントに自分以外の人間の気持ちを分かろうとしない​​クソ親父​​であるっ父親が若かった頃に自分自身が進学できずに悔しい思いをさせられたから、その子供も進学できなかったという繰り返しが起きたのは、「歴史は繰り返す」ということなので不思議なことではないとでも言うのかそれは、大きな間違いだ過去の出来事は「繰り返す」可能性がある、だからこそ、馬鹿なことが起きた原因と起こらないようにする対策・処置を学び取って、馬鹿なことを「繰り返さない」ように歴史から学べっていうことなんだ。そうじゃないか　違うだろうか​馬鹿なことを「繰り返す」ヤツは、本物の馬鹿​なんじゃないのか親父が死ぬ前、まだ親父が癌を発病する前に、親父本人に、これを言ってやったことがある。そして、「あんな家じゃなかったら良かった。」と言ったやった。その時、親父は「あんな家って言うなよ…」と言ってきたが、私は黙って無視。私は、肯定もせず、否定もしなかった。それが、一番、親父に印象付ける態度になるだろうと思ったし、これが「私からの返事だっ」という気持ちを込めた。どのくらい親父に響いただろうか死んであの世にいる親父に、今でも心の中で言い続けている購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村​

  2012.12.05

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  酔っ払った年寄りが大嫌い！

  ※ここからは広告を含みます。​​​​​​​​11月に入ると、どこもクリスマス一色となり、気分もワクワクする季節のハズ。だが、高校３年生の私にとっては、何とも納得のいかない、達成感のない感情に押し潰されそうだった。高校３年生の11月中旬には、一般陸曹候補学生の採用に合格できていて、高校を卒業した後の行き場所が一つ作れていた。↑一般曹候補生の採用試験のレベル、難易度はこの本が参考になるだろう。私の頃は「一般曹候補学生」という名称だった。現在は制度が改変されていて「一般曹候補生」という。よ～く見比べてみると半分から後ろが「候補学生」なのか「候補生」なのかの違いである。さすが『​The お役所仕事​』である公務員の世界では、よくある仕事だ。『学』の一文字があるか無いかの違いだけの名称変更なのか、もしかしたら学という文字の入力忘れ・ミスプリントなのかと思ってしまうところだが…候補学生の頃の制度と現在の候補生の制度の内容が違っている。私が受験した一般曹候補学生は当時、高卒であることが条件の一つになっていた。その採用試験のレベルは、高校１年生の学力が要求されていたと記憶している。パイロットになりたかったので航空学生も受験していたが、学科試験の一次試験は通ったものの、左目だけ視力が低くて不合格だった。今でも思っているが、心休まる家庭内じゃなく、常に毎日、祖父が酒乱で酒を飲んで大声で暴れ出すんじゃないかとビクビク、イライラし続ける生活だったからストレスによる視力低下だと思っている。当時は、こんな家庭に生まれなければ、こんなに悔しい思いをしなかったと心底両親を恨み始めた時だった。しかし、後に触れたいと思っているが、実際に私はヘリコプターのパイロットになって思うのだが、空を飛ぶ者には運とかタイミングがあり、当時のタイミングでは合格できても、最後まで卒業できずにウイングマークを取得できなかったり、最悪の航空事故に遭ったりしていたのかもしれない。１２月に入ってからは、次に防衛大学校の試験が残されていたので、受験勉強は続けていた。その頃、祖父の酒乱の頻度は減ってきていた。父が単身赴任が終わって家から出勤していたので、祖父は感情のままに自分勝手に酒を飲んで大声をあげたり暴れたり出来ないような環境になっていた。しかしっ、私が定期テストの試験勉強を始めるタイミングで、嫌がらせのように、祖父の酒乱が起きていた。学校内の試験にさえ、思い残すことのないように勉強することができなかったそんな調子だから、防衛大学校の受験勉強をしていても、時々父が仕事で家に不在の日、祖父は酒を飲んでは大声をあげたり、夜遅くまで母に喋りかけていた。酒を飲んで、だんだん声が大きくなってエスカレートする祖父の話し声が、嫌で嫌でしかたなくトラウマとなってしまっていた。私には、この様な生い立ちが年寄りがあるから、酒を飲んで昔話に盛り上がっている老人を見るとイライラする。年寄りが、同じ話ばかりを繰返し、いつまでもダラダラと話し続けて呂律が回らなくなっていくのを見ると腹がたってしょうがない今でも想像すると怒りが混み上がってくる。今でも居酒屋などで酔っ払って大きな声で盛り上がっている年寄りを見ると、自分の祖父と重なってしまう。決して良い気持ちではいられなくなってくる。家庭内の環境が悪いと、さまざまなトラウマを生み出したしまうものである。現在、私は妻子ある身だが、親父のような家庭環境を作ってしまったら同じ過ちを繰り返すことになり、それは本物の馬鹿だと自分を戒めている。購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2012.12.03

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  また、イカ納豆！？

  ※ここからは広告を含みます。 ​「また、​イカ納豆かよ…」私が入隊した年の11月、後期教育の終わりが見えてきて生活にも慣れてきていた。入隊すると、まずは寮生活となる。 これを自衛隊では「営内生活」という。良い点は衣食住が無料なこと。特に、食事が無料なこと。各駐屯地に栄養士がいてバランスの取れた食事ができる。なんと有り難いことかしかしねェ…実際は、栄養士によって、得意料理があるようですねぇ～。当時の駒門駐屯地での食事には、なんとっ週に2、3回くらいはイカ納豆というおかずが出ていた。これコレっこの写真の様なイメージの一品しかし、写真と違うのはネギは無かったし、納豆は丸大豆納豆ではなかった納豆は下の写真の様な「ひきわり納豆」だったのだ…上の写真の様な一品だったら、絶対に旨かっただろうなぁ～と思うなぁ個人的には丸大豆納豆の方が好きだし、ネギが薬味として添えられていたら旨いだろう、絶対っもし、ひきわり納豆を使っている一品でも、写真の様に味付のひきわり納豆とか、シソの葉な海藻の薬味が添えてあれば、美味しいに決まっているっしかし、当時の隊員食堂で出されていたものは、​イカの刺し身と引き割り納豆をぐちゃぐちゃにあえたシンプルなもの​で、ネギやシソの葉、海藻などの薬味は全くなしっひきわり納豆には、味付けなんかしてないその様な一品をおかずとして、頻繁に出されては、さすがに飽きる隊員食堂で出される食事の担当は、駐屯地業務隊などの駐屯地業務を担任している部隊の「糧食」を業務している部署なのだが、限られた予算の中で献立を作成しなければならないのだから、薬味を付ける予算の余裕はなかったということなのだろうしかしね…、せめて味噌汁に入れるネギの一部をイカ納豆の薬味とするとか、ワサビとかあれば、まだ少しは美味しく食べられたかもしれないと、今になっては思えるが、当時は醤油しかなかった。そういえば、食事といえば…入隊直後の前期教育は、横須賀にある武山駐屯地というところだった。その当時、そこではメニューがスパゲッティの時は必ず板チョコが出されていた。いくらカロリー調整とはいえねェ…と内心イケてないな…と思っていた。当時はハードな戦闘訓練や体力錬成をしていたから、チョコレートは嫌いじゃなかったし部屋に持ち帰ってからバリバリかぶりついていた。​カカオの香りはストレス解消にも効果があるらしく、当時のストレスフルな生活には合っていたのかもしれない。↓これこれっ当時、食べていたチョコレートはマサにコレ何年もシンプルなデザインで変わらぬテイストのベストセラーである。東日本大震災以降、防災意識が高揚して非常保存食としてチョコレートが注目されたところであるが、高カロリーな補助食品としてもチョコレートは優等生である。そして今でも、スーパーやコンビニで見かけると、妙ぉ～に食べたくなってしまうよなぁ～～チョコレートのように、ワリと良い印象ならばいいけど、イカ納豆は今でも進んで食べたいとは思わないな…  購入したもの、欲しいもの、お気に入りのものを集めています。↓よろしければ覗いてみてください。​​​数多くある自衛隊関連ブログの中からご覧頂き、ありがとうございます。ランキングに参加しておりますのでご覧の際には、是非ポチっていただきまして応援をお願い致します。ブログ更新の励みになっております。にほんブログ村

  2012.11.30

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