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カテゴリ:HERB & FOOD
ゆうべ、このところの習慣の夜の散歩(犬のホクトの)で、やっと「おや?秋はちゃんと来ていてくれる?」という風が吹いているのを感じました。 狂ったような暑さの日々、皆さんはどんなものを召し上がっていましたか? 家族の皆が食欲の無い中で、食べる方はともかく作る方は大変ですよねぇ。 それでなくともこの時期は夏休みだとか帰省客を迎えてとかで、自分は全く食べたくなくても三度三度。 「おさんどん」役もグッタリです。(うぅっ!簡単な方の漢字さえ出ない!死語?) ついついこんなものが多くなってしまいます。 でもね、麺が大好きで、丁寧に出汁をとってイチから自分で麺ツユを作りたい人間にとって、火を使う手間は他の料理とそうそう変わりませんし、こういうサッパリした麺メニューでおかずを別に作るとなると、仕事が増えるだけ。 なので、中途半端に残った麺つゆがある時などは、こんな手抜き一品料理も目先が変わっていいですよ。 とはいえ実はこれ、一口目はあまり美味しくなかった(笑) 茶ソバを使ったのが敗因だったのか、色もね・・・紅しょうががちょっと苦手という息子に配慮して赤ピーマンの千切りを使ったら余計に酷い色で。 蕎麦に合うようにと思って鶏ひき肉とシイタケを使い、冷やした時にちょうど良くなるように緩めのあんかけにして、飛騨高山の山椒入り唐辛子でピシッと引き締めて・・と、 味自体は悪くないのにイマイチの汁気不足がどうもいけないのかと一口食べて思い当たり、柚子風味の強い「土佐の柚子ポン」をかけてみたら、味が一変! 不満なく美味しい『あんかけ冷しソバ』になりました。 柚子と、ウナギの時にお世話になる山椒は、日本の食の最高の薬味だと思い知りました。 暑い時の冷麺(冷やしラーメン)は定番ですが、その定番料理の定番材料のうちで、夏の我が家の冷蔵庫にいつもあるわけではないのがハム。 でも、肉冷しゃぶが好きな息子のために豚の極薄切りはだいたい冷凍庫常備なので、我が家ではハムより評判の良い冷しゃぶ肉での冷やしラーメンが多くなります。 飛騨高山のお土産でいただいた芽生姜の青唐味噌漬けがアクセントとして絶妙だった時の写真です。 暑い暑いと言って冷やし麺をと言っても、作る側が「茹でる」暑さから逃れられるわけではないので、スパゲティファンの作り手としては、安易に冷製パスタに走ることはしたくないなぁと思っていた時に、「気の狂いそうな深夜の、正しい食事」というフレーズのパスタ料理を見つけました。 いつも洒脱で時には熱く、JAZZの生演奏を聴いている様に酔うが如く読める「thanks, Mrs.Hill」さんの文章の、大ファンの私です。 面白いことに同じ地にもうお一人、このthanks,Mrs.Hillさんと同じ軸を感じさせてくれる私が大ファンである方がいらして、多分年齢も近いのじゃないかと想像できるのですが、このお二方は使用しているブログの背景柄も同じ。 何百万というブログの中、偶然に引き当てたこのご両者の類似性や、お二人が今も生活する場にかつて居た私が、お二人の「奏でる」文章に強く惹かれる理由を、考えるとも無く考えながらも、とにかくやたらと美味しそうなこのパスタ、作らないわけにはゆきません(笑) でも・・・ ご覧のように、やはり私は軟弱者です。 食べ盛りの息子の栄養バランスがあるから鶏肉も・・・とか、バジルもあるからついでに・・・とか、結局ごちゃごちゃと具やトッピングを増やし、塩・胡椒・オレガノなどで、味付けもしてしまいました。 癖になる美味しさに仕上がったものの、潔さからは程遠くなって、ゴーヤだからというシャレではなく苦い後悔。 いつか暑い夏の盛りにもう一度、次回は心して潔さに徹して、自分ひとりのために作りたいものです。 で、そのゴーヤ。 私が北海道に居た頃は北海道ではまだまだなじみの薄い食材で、関西に来てから食べるようになりました。 私が初めてゴーヤチャンプルーを作ったのは数年前なのですが、ゴーヤがどの程度苦いものかも下処理も分からず、一度だけ目にしたレシピを思い出しながらいつものように『感覚的に』作って大失敗をしました。 子も含めて、辛さ・苦さでは訓練された舌を持っていると自負していた我が家ですが、 「何!?この苦さは!!」で、ペッペッもん(爆笑 息子に言わせると、「漫画に出て来そうな、いわゆる失敗料理」だそうで、いまだに話題に上り、私もそう思います。 そのあと関西の友に教えを乞い、今では、ワタをすっかり取り去って塩をかけてという下処理怠り無く、しかもある友が教えてくれた『酒・味噌・ほんの少しの砂糖、最後の鰹節』という併せ調理料技を使って、ゴーヤを美味しく食べることが出来ています。 で、夏の安い時期、ゴーヤは2本で売っていたりするのでつい買ってしまいますが、二人で2本を消費しようとするとちょっとゴーヤ続きになる為、チャンプルー以外にも調理枠を拡げる必要があるので、このパスタ使いを覚えたのは嬉しいです。 さらに拡げて・・・最近始まった料理漫画でもチラリと話題になっていましたが、ゴーヤ炒飯のmaman.mオリジナルバージョン。 これがまた美味しい! 1、胡麻油で炒めたゴーヤ・豚肉・舞茸に軽く塩コショウをして卵を回しいれて煎り卵風になったところへ、ここでも友からの秘伝技である『酒・味噌・ほんの少しの砂糖』の併せ調味料を使って具を仕上げて取り出しておきます。 2、熱した油にみじん切りのニンニクを入れて香りが出たところへご飯を入れて、フライパンに軽く押し付けて軽く香ばしいオコゲ状態になったところで手早くほぐしてから1の具を入れて、最後の塩味を整えるのは、フライパンのヘリから回し入れる少しの醤油だけでどうぞ。 忙しい上に暑い、と呆けて放置しているブログですが、定期的に訪問してくださっている皆さんに感謝しています。 今日は、私が無い知恵を絞りながらでも毎日せざるを得ない食事作りの中で、簡単に作れて力の付くようなものをと撮り貯めていた、そのいくつかをご紹介しました。 どなたか、お役に立てて下されば嬉しいです。 ランキング投票はこちら クリック よろしくお願いします。 こちら↑ 私のパソコン教室「ネットDe☆PC」 夏休みに無料体験など、いかがですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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