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テーマ:本のある暮らし(3312)
カテゴリ:暮らし
写真は龍王峡。 手前は、いま走り出さんとする幼児。 人生の道も、まだはじまったばかり。 ***** 手術が終われば、さぞ時間があるだろうと思った。 ラパロという、お腹に小さな穴をあける手術で、回復も早いと聞いていた。 病院に本もいくらかあるようなので、三冊だけ持って入院に臨んだ。 【手術前日】 薬の影響らしく、眠い、眠い、眠い… 読書と言うのとは少し違うが、祈りの本を開く。 普段いいかげんにしているロザリオを、テキスト片手にまじめに… 寝た。 TOEICの英単語本に取り換える。 最近もの忘れが酷いので、脳トレ用に読んで(?)いる。 すぐに眠くなる。 気合が入れば起きていられるかも? 『神曲』を手にする。 心地よい夢の世界へ誘われた。 地獄の螺旋を下っていく途中なのに(笑) 【手術当日】 手術前は、とにかく眠い。何もできない。 病院にある雑誌と新聞をめくる。 すぐに横になる。 手術後、肩が痛い。そして眠い。 寝返り可、ベッド上安静。 手術痕は痛くない。 【手術翌日】 集中力が無くなり、少し読むと疲れてしまった。 小さな文字は、吐き気までした。 テレビをつけても、頭が痛くなった。 病院にあった漫画を読んでみたが、それも数ページ読み続けることができなかった。 【手術後2日目】 昨日ほどではないが、小さな文字は気分が悪くなる。 眠気はなくなった。 祈りの本くらいなら、集中できるようになった。 漫画も読めるようになった。 が、続きが気になってついつい長く読み、吐き気がしてきた。 【手術後3日目】 病院にあった、文庫本を一冊読む。 心も入ってくる。 昨日の漫画の続きが気になって、読む。 3時間近く読んでいた。 …疲れた。 当たり前だ。 【手術後4日目】 退院した。 【次回は感想編】 おまけ。 (写真より) 滝音を聞き、土と水の香を辿る。 木の道に導かれ、渓谷に架かる橋を渡る。 人はみな、何かに触れながら、何かを感じながら、歩く。 人生は十字架の道。 それは悲惨なものではなくて。 苦しかったり悲しかったりもするけれど、 ベロニカやシモンや母マリアにも出会うかも知れない。 そして、十字架はゴールではない。 まだ先がある。 その先の、栄光が。 元気に走りだす子が、驚きに満ちた人生を楽しみますように… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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