ニホンゴ、モンダイナイ。
なかなかの好成績で日本語クラスに通っていると言う夫。この間のテストでは96点だったとかなんだとか言っておりました。そこで、日本語でいくつか質問してみる事にした。私「今日は何を食べましたか?」夫「コーヒーを飲みました。」 私「そうですか。」夫「私は毎朝コーヒーを飲みました。」私「…You mean, you drink coffee everymorning? Then you have to say 私は毎朝… (訳:つまり毎朝コーヒーを飲むと言う事? それならこう言わなきゃ。“私は毎朝…”」夫「ぅがっ!」私「…え?」夫「ぁがっ!んがっ!」私「…なにそれ?」夫「ちょっと待って! Let me finish!(訳:まだ全部言い終わってない!)」私「あぁ、はい、じゃどうぞ。」夫「私は毎朝コーヒーを飲みました、が!ご飯は食べません。」 どうやら「が」を使った文を作りたかったようなんですが「が」の部分にやたらと気合が入っているため怪しげな日本語になってしまっていたのでした。彼の場合「は」「を」「が」「に」「と」などの格助詞の使い方がめちゃくちゃなのにもかかわらず知ったかぶって使おうとする傾向があります。そして途中で間違いを指摘しようとしても遮られるためこちらは意味が全くわからないまま最後まで聞かなくてはいけなくなります。更に初心者の分際で過去形と現在形を使い分けようと無謀な挑戦に出てしまうため、いったいいつのことを話しているのか聞き手には全く伝わらなくなるのでした。まったくもって前途多難である…。って、私も人の事言えんのだけれどね。 先ほど、豆腐とわかめの味噌汁をじゅうたんにこぼしてしまうという事件が起こりまして。急いでカーペットクリーナーで掃除をしようとしたんですがクリーナーで豆腐とわかめを吸い込むのはどうかと思いクリーナーを使う前にそれらを処理しなければと判断した私は外で遊んでいた二匹の犬達を呼んで家に入れました。犬達はすぐにじゅうたんに撒き散らされた食べ物らしき物体に気づき、凄い勢いで豆腐やらわかめやらを次々に平らげていきました。(豆腐を食べた瞬間、熱がっていた悟空の姿が可愛かった…。)後で残った汁をクリーナーで吸い込もうととりあえず食事を先に済ませて戻ると、なんとまあ何事もなかったかのように汁まで消えているではないですか。念のためティッシュで汚れていたらしき箇所を押さえてみましたが味噌汁の面影は全く残っていませんでした。本当に、何もなかったかのようです。元通りになった今も、彼らはその周辺を通る度に匂いを嗅いだり舐めたりしています。きっと名残惜しいのでしょうね。食い意地の張った犬を飼うって大変だと思っていたけれど便利な事もあるのだなと、初めて気がついた出来事でした。君達、ご苦労であった。 おやすいご用さ。