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カテゴリ:ジャスミン一家
さてさてさてさて・・・・。
どうやら学生さん達はいよいよ夏休みに突入のごたるですね???笑。 良いな~~~~良いな~~~~。夏休み。 私も欲しいな~。夏休み。(社会人には夏休みなど無いのよね。。涙。) な~んて思いましたがね・・・ 夏休み・・・楽しいことばかりじゃあございませんでした。。。 夏休みといえば!!!夏休みの宿題!!!!!!!!!!!!!! ギャ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!! 恐怖の宿題ですよ。。。 私は、夏休みの宿題は・・・始業式前日に泣きながらやる磯野カツオのような子供でございました。 それは今でも変わっておりません。 やらなきゃならないことは・・・ギリギリに追いつめられて・・・やっとやるタイプ。。。 こういうのって一生変わらないのかもしれないデス。 ちなみに・・・うちの彼(チョロン)は・・・ 「夏休みの宿題は、夏休みが始まって3日でほぼ終わらせていた。」そうな。 やるべき事はやってから・・・楽しみを満喫するタイプなのですな。 偉い。 しかし、休み終わりに・・・地獄を見るとは解りつつ・・・ 絶対に夏休みのはじめに宿題を終わらせようとはしない私の根性も褒めて欲しいデスわ。笑。 夏休みの終わりの宿題地獄祭りは、毎年恒例。 家族までも巻き込んで、それはそれは・・・目を覆わんばかりの地獄絵図!!!! 漢字ドリルや計算ドリル・・・夏休みの友などは・・・すでに学習ではなく作業と化します。 とにかく何か書いて埋めときゃいいのだ!!!笑。 半泣きでそれを終え・・・今度は「書道」の宿題に。 半紙に「七夕」だの「夏休み」だのの言葉を書いて30枚ほど提出せねばなりません! 嗚呼・・・面倒くさい。 その間、うちのオヤジは『夏休みの工作』と『自由研究』担当。 父は、器用な人だったので「こんな感じでお願い!」と注文すれば・・・本棚でも何でも作ってくれましたわ! ママンはそうは甘くは無かったので・・・ 私のそばで監視役。。。あまり手伝ってくれることはございませんでしたよ。 習字なんて「書いて出しゃ良いだけ」なのに・・・ 「もっと綺麗に!」だの「もっと丁寧に!!」だの・・・うるさかったわ~~ん。 習字が終わると・・・今度は絵日記。 開いてみると見事に3日坊主で・・・夏休み4日目からは白紙が続いておりまする。。。 文章はね~~~。 適当にでっちあげれば良いのです。 (そういうのは得意でしたよ。あること無いこと面白可笑しく書けばいいのだ! ちなみに朝顔観察日記も・・・フィクションな私でした。。。) しか~~~し!!!!!問題は・・・絵。 後に美大に進むことになるジャスミンですが・・・あのころ絵は大の不得意。 下手な上に・・・遅いのです。。。 泣きながら・・・20日分ほどの絵日記の絵を描くこととなるのですよ。 そんなある年の夏休み最終日地獄祭りの日。 やっと宿題もメドが付いたと・・・ほっと一息入れようとしたその時・・・ 私は「愛鳥週間のポスターを描く」という宿題があったのを・・・おもいだしたのでございます。 「ポスター忘れとった・・・」とつぶやく私に・・・ママンは怒り狂いました。 「なんでそんな面倒クサイもんを最後の最後に思い出すんじゃ~~~!!!」 ええ。。。そうですよね。 地獄祭りも終盤にさしかかったところに・・・新たなクライマックスが持ち上がりそうになったんですからね。 「とにかく!!!徹夜になる前に!さっさと取りかかりなさい!」と鬼のような形相で言うのです。。。 取りかかりなさい!なんて言われても・・・何を書けばいいのだ。 私は当時飼っていた文鳥の檻をのぞき込み・・・文鳥をスケッチすることにしたのです。 でもね。文鳥って小さいの。 画用紙は・・・かなり大きいの。 文鳥を拡大でもして描けばいいのに・・・頭の固い私は、文鳥をリアルサイズにしか書けないのでございます。 でっかい紙の端っこに・・・小さい不細工な文鳥が一匹。。。 ポスターにならない。。。。 それを見ていたママン。 「そんな迫力無い鳥じゃダメよ!」と・・・鳥類図鑑を持って登場。 「コレになさい!」と指さしたのは・・・白鳥。。。 白鳥???? 動物園でもあまりじっくりは見たことのない鳥ざます。。。 躊躇する私に・・・ママン・・・ 「貸してみなさい!!」と鉛筆を取り上げ・・・白鳥を画用紙にうつしはじめたのです。 ママン・・・今も絵はてんでダメなんですがね・・・昔も全く駄目な人でございました。 描き上がった白鳥は・・・何だか知らぬが「つるりぬるりとした白い首の長い妖怪」・・・といった風情。 「うっ。。。」固まる母子。 数度書き直しても・・・どうしても妖怪じみている。。。 2人で悪戦苦闘しているところに・・・今度はオヤジ登場。 「いや!白鳥っちゅうのはもっと・・・こんな・・・」 「うんにゃ!もっとこうよ!」 ジャスミンの宿題のはずが・・・夫婦の合作と相成ったのでございます。。。 出来上がったポスターに私が「鳥を大切に!」とありきたりなフレーズを書き込みこれで親子合作。 ブルーの湖面に浮かぶ白鳥のポスターが出来上がったのでございました。。。 「う~~~ん。良く出来た!白鳥バイ!」と悦に入る父と母。 白鳥。。。そうね・・・ナントカ鳥には見えるようになりましたが・・・ 種を特定することは難しいようでございました。 まあ・・・そんなことはどうでも良いのです。 親の愛と執念を感じることが出来ましてございます。 こうして・・・恒例の夏休み最終日の地獄祭りは、蚊取り線香の残り香と共に終わりを迎え・・・ 私は、次の日「行きたくない」と恨み言を口にしながら・・・重い足を引きずりつつ・・・ 学校へ行き、無事に宿題を提出することが出来たのでございました。 夏休みが終わって一ヶ月ほどしたある日・・・ 先生が「この前描いてもらったポスターを返す!」と作品の返却がございました。 (上手く出来た人の作品は何かの公募に出し・・・その他を返却したんだと思う。) もちろん・・・返って来た作品の裏には、それぞれ赤ペンで先生のコメントが入っております。 私の白鳥にも。 かわいいですね。ガチョウですか?それとも・・・アヒルかな? 先生。これは白鳥です。。。 ガチョウでも・・・アヒルでも・・・カモでも無かとです! 父と母が描いた愛の白鳥ですばい!!!涙。 私はこのポスターをこっそりと持ち帰り・・・ 両親の気づかない机の引き出しの奥にそっとしまい込んだのは言うまでもありません。 夏休みの切ない思い出でございます。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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