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カテゴリ:ジャスミン一家
ブルーノ・ムナーリの絵本が好きです。
「木をかこう」って本も秀逸ですが・・・ (↑は日本語訳で出版されています。「太陽をかこう」もあります。) 私は以前にイタリアで買った・・・ 『Il venditore di animali』(←あってる?笑)という絵本が好き! イタリア語を分析解体して読んでみると・・・ どうやら動物を売りに来た男の話。 ・・・いろんな動物が出てきます。 イタリア語が理解出来ればもっと愉快なんでしょうが。 (日本語版は無いのかにゃ~~~?あったら是非欲しいのに。) 何と言っても・・・絵がいい!!!! スバラシイ。。。 子供の絵本なのに大人が見ても、ほんと・・・ 絵画(デザイン)の作品としてすばらしいですわ。 昨晩絵本を片手に酒を飲みつつ改めてそう思った次第。 う~~む。子供にはもったいない。笑 ←本日のオススメ。トロピカルチャイナワンピース。 サラリシャリリとしたコットン素材が・・・ こんな湿度の多い暑い日でも肌に気持ちいいですよ。 渋めの煉瓦色に・・・トロピカルな柄が入っております。 パイピングが黒でキリリとした印象です。 ウエッジソールのサンダルに・・・ 籠バッグなんか持って、夏使用でお出かけしてください。 そうそう絵といえば・・・ ♪福岡在住の方にお知らせ♪ 7月8日~23日まで、福岡市美術館(大濠公園)にて第37回「日展」の展示をやってます。 大学時代からの親友の日本画家「諸星美喜」さんの特選受賞作品「水のユートピア」も展示されます。 透明な水の中に溢れる優しい光。静かな静かな世界。 素敵な作品ですので、皆様是非足を運ばれて下さい。 その他、高名な作家さん達の作品も数多く展示されますヨ。 さて。本日は昨日の続きをば。笑 昆虫採集にはまった小学生のジャスミン弟と・・・昔の虫とり少年の血が騒ぐジャスミンパパ。 何をバカなことを考えたのか・・・ 「オオスズメバチを捕獲」しに山へと分け入ることになったのでございます。 オヤジのスタイルといえば・・・ 暑いのに長袖のジャージを着込み・・・その上にレインコート・・・ そして肩から斜めがけされた虫かご。 目に攻撃をされないように・・・水泳用のゴーグル着用。 顔はタオルでほうっかむりし・・・ その上に麦わら帽子。。。 手には、台所用のゴム手袋をして足は長靴。 そして・・・手には・・・『バトミントンのラケット』 。 そう。完全防備とはいえない上に・・・武器はバドミントンのラケットでございますよ?? ママンが町のバドミントンクラブに入ったのはいいがすぐに辞め・・・ 物置に置きっぱなしにされていたソレ。 ラケットも・・・まさかシャトルではなく大スズメバチと戦うことに使われるなんて 思ってもみなかったにちがいありませんわ。 決闘場(スズメバチの居るドングリの木)に着くと・・・ 父はいそいそと戦闘服(上記の。)を身につけ・・・いざ!いざいざ!!! 「お前達は何があっても絶対車から出るべからず!!!」と言い残し・・・樹液のしみ出すドングリの幹へと歩いていくオヤジ。 本来ならば若干男気を感じ「カッコイイ」と思われる見せ場なのですがね。 格好が格好なだけに・・・子供ながらに「ぷぷぷ・・・」と笑ってしまうものがございましたわ。 しかし、それでも緊張感は高まります。 「ハラが痛い。。。」←昔から緊張するとハラが痛くなるナイーブな弟くん。 ジャスミンも固唾をのんで見守ります。 父は・・・一直線にどんぐりの木に近づいたかと思うと・・・ 1Mくらい飛びさがり・・・サーブを待つテニス選手のような姿勢をとりましたわ。 ええ。。あの格好でね・・・。 それからへっぴり腰でぐぐぐと・・・ラケットを突き出すと・・・ どうやら・・・大スズメバチを挑発している模様でございます。 作戦では・・・ 「怒って立ち向かって来たハチを、片っ端からラケットで打ち落とし・・・失神したところをすばやく捕獲する」 ・・・ということになっているので相手が「やる気」になってくれなければどうしようも無いのでございます。 見ていると・・・数度ラケットで木の幹あたりに触れる動作を繰り返しております。 と・・・突然! オヤジは上半身を大きく後ろに反らしましたわ!!!! 車内から見ているだけなので、はっきりとしたことは見えませんでしたが。 どうやら・・・ハチがやる気になったようなのです。 オヤジ。 身体をさらに1M後ろにすざらせると・・・ 打つべし!打つべし!打つべし!打つべし!!! や~~~もの凄い勢いでラケットをお振りになられておりましたわ。 若干遠目から見ていた私たち姉弟には、父が踊っているようにも見えたものです。 その後、父にこのときの様子を語ってもらったところによると・・・ 敵は1匹しか居ないと思ったら・・・3匹イタのだそうで。 1匹だけを挑発したのだけれど・・・3匹でかかってきたので・・・「必死で戦った」んだそうですわ。 しかも・・・ 「叩き落としても・・・叩き落としても・・・」安いチャンバラドラマのエキストラみたいに 次々に身体を起こして向かってくるのだとか。。。 「おりゃ~~さすがに怯んだばい」・・・と父。 いつも何に対しても、天下無敵ぶりを発揮している父にしては珍しい発言でございますわ。 しかし。 「スズメバチを生きたまま捕獲してやる!!!」という幼き頃から抱き続けた夢ともいうべき情熱は・・・ 彼を勝利へと導いたのでございました。 何度も何度も立ち向かってくるハチを・・・叩け!叩け!叩け~~~!!と何度も何度もたたき落とし続けた結果・・・ 彼が「灰になっちまう」前に、蜂は地面でぴくぴくと大人しくなったのだそうな。 ええ・・・3匹ともね。 飛べなくなったところを慌ててピンセットでつかみ(その間も・・・ピンセットを『ガチガチ!!』と恐ろしい音をたてて噛み続けたとか。) 虫かごへイン!!!!!!! 無事・・・捕獲!!!!!!念願の・・・スズメバチ!!!! よくやったぞ!!ジャスミンパパ!!!!!! ・・・と浮かれていたのもつかのま。 ハチは、虫かごの隙間から尻を出しては・・・毒をピュッツピュッと飛ばし続けるのであります。 このままでは・・・危ない。。。(目に入ったりしたら大変だそうな。) 「いたしかたない。・・・スマヌ。息子の夏休みの自由研究のためだ!ゆるせ!!」 父は、虫かごに向かって軽く手を合わせると・・・最終手段である「殺虫剤」を籠に向かって噴射。 さらにそれをタオルでグルグル巻きにくるむと、疲労困憊の体でやっと車に戻ってきたのでございました。 「まだ開けるな。殺虫剤ばかけたけんお前たちも手をあわせんか。」(←昆虫採取に殺虫剤を使うのは彼の美学に反するそうな。) 彼は私たちにタオルで包まれた虫かごに手をあわせさせると・・・私たちは一路自宅へと引き返したのでございました。 自宅に付き。 「オオスズメバチが見たい!!!!!」 スズメバチは近くで見たらどんなにか大きいのだろう? 顔はどんなかな?? 3匹もいるんだよね??? わくわくしながら・・・虫かごのタオルと取り去ると・・・ ブブブブブブブ・・・・・・・ !!!!!!!!「ぎゃあ~~~~~~!!!!!!!!」 虫かごの中で・・・スズメバチ・・・復活。。。。 殺虫剤でも死なぬとは。。。すさまじい生命力でございます。涙。 ・・・結局。 父が割り箸で蜂を押さえ込み・・・ そこに昆虫採集用の殺虫剤を直接注射するという方法で・・・ すさまじい戦いは幕を下ろしたのでございました。。。←半日がかり。。。 父は今でも・・・ 「数々のモノと戦ったが・・・あれは歴史に残る一戦であった。。。」 ・・・と振り返りますわ。 そして・・・その天晴れな敵、オオスズメバチの標本は・・・現在もジャスミン家の物置に残してございます。 (他の標本は、市や学校に寄贈したりして家には無いんです。) ええ。 スズメバチに敬意をはらってね。 しかし皆様。 やはり・・・スズメバチの捕獲は・・・止めておきましょうね。。。 *****注意*注意*注意*注意*注意*注意*注意*注意*注意***** スズメバチは刺されると命にかかわります!!! オトナでも死んじゃうことがあるんです。 子供さんなどは特にご注意を!!!!! ジャスミン家は少々お馬鹿な集団なので・・・こんなことをしちゃってますが・・・ 皆様は「スズメバチを捕獲しよう!」などとお馬鹿なことは絶対に!!考えませんように! スズメバチを見かけたら、刺激せずにそっとその場を離れましょう! こっちが攻撃すれば・・・向こうは反撃するのが当たり前。。。 刺激せずにそっとしておきましょうね。 絶対に・・・真似しないでくださいまし!!!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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