昨夜は久々に、ＴＶの主電源をスイッチオン。
本を読もうと思っていたんですけどね・・・
葬式疲れでなんとなく気がのらず、ぼんやりＴＶでも
見ようかな～～なんて思いまして。
で、途中から見ちゃいました。『フラガール』。
アオイユウちゃんの可愛かこつ～～～～。
ちなみに、私はマツユキ某という女優さんは綺麗だけど
あんまり品がよろしくなくて好きじゃなかったんですが
これ見たらちょっと好きになりました。
ナイスキャラな役でしたわ。
全部見てないけど。
←本日のオススメ。
サテン素材が可愛い、ミニワンピースでございます。
ちょっと６０年代な雰囲気がよろしいでしょう？
デニムやパンツに合わせるのも良し！
背中と袖口に、ちょこっとだけチャイナなポイントが
入っておりますよ。
詳しくはＪａｓｍｉｎｅ．ＨＰでチェックしてください。
http://www.maomaojasmine.jp右サイドのブックマークから飛べます。


はい。本日も葬式ネタでレッツゴー。

ふふふ。
身内の葬式なんて・・・そうしょっちゅうはないのです。（しょっちゅうあってたまるか！）
悲しみにくれながらも、ジャスミンはしっかり観察して参りましたのよ。
まあね。
「ブログのネタになるわね。」と思って見ていた部分も無きにしもあらずなのですが・・・
やっぱり、この歳になると・・・若干親のことを考えたりするわけですわ。

「縁起でもない！」と怒られそうでございますけんど・・・
実際、私が先に死なない限り・・・順番で行けば私が親の葬式をせねばならぬコトになるんですわ。
「もし、親が死んだ時って・・・私はどうしたらいいのかな？」これって素朴な疑問でございました。

臨終の後、どこに連絡すればいいのか？
段取りはどうやるのか？
坊主に謝礼はどのくらい包むのか？
いつ、どんなことをすればいいのか？
・・・他人に聴くわけには参らぬでしょう。。。
やはり、身内の葬式の際にガッツリ勉強させてもらわんと！！！

じいちゃんが死んじゃった日。
病院から、じいさんの遺体を母の実家に運び、仏間に据えて・・・
線香をあげ、枕経を済ませた後にはじまった家族と、坊主と葬儀屋の「葬式段取り会議」。
泣いてる場合じゃございませんのね。

葬儀屋はさっそくパンフレットを取り出して
「ええっとまず通夜、葬式の日取りからなんですか～」なんて営業トークをはじめております。
まあ・・・ジャスミンは、邪魔にならぬようその輪には加わらずに・・・
死後硬直の始まったじいちゃんのヒンヤリカチコチなお手手を握りつつ・・・耳をダンボにしておりましたわ。

「ええっと・・・今日の通夜はもう時間的に無理なんで～
　明日ということになりますが、そうすると明後日の葬儀は友引になるんですがよろしいです？」

「友引は・・・葬儀をしちゃいけないんじゃないんですか？」

「う～～ん。友を引くちゅうのは、迷信ですからね～。仏教とはあまり関係ないんですよ。」

ふむふむ。
ナルホド・・・仏教とは関係ないのね。
『でも、じいちゃんの友達なんかほとんどみんな、死んじゃってるし。
　友引きしたって、引く人は誰もいないよね～～～。』
・・・なんて、じいちゃんに話しかけておりますと・・・

「ま・・・暑いし、傷んでもいかんから早く終わらそう。」ということで話はまとまったようですわ。
ついでに「初七日までやっちゃいましょう。」ってところまで。
東京から来る叔父もいますしね。
また初七日に駆けつけるよりは、もう葬式と一緒にやっちゃおうってことです。
しかも傷みやすい時期なんで、通夜の後、葬式の前に焼いちゃおうってことに。（魚かよ。。。じいちゃんは。）

すると坊主。
「ええっとじゃあ、通夜の時に出棺のお経も一緒に読んでおきますんで、
　翌朝は皆さんが合掌で送り出して下さい。」

・・・う～～むぅ。通夜の時に翌日の朝のお経まで一緒に読んじゃうのか。。。
そんなことも出来るのね。。。。。。
葬式ちゅうのは本当に「カタチ」だけなんだね～。

『まあ・・・じいちゃんも気が短いほうだからそのほうがいいよね～』

「そうしましたら、式場の方ですが・・・ええ、大中小とございます。
　いかがなさいます？」

大中小・・・。
しかし・・・通夜だって葬式だって・・・何人来るかなんてわかりゃしないじゃないですか。
「う～～ん・・・」家族一同沈黙。
すると・・・「普通、大でされる方が多いですよ。」なんてちゃっかり葬儀屋営業トーク。

ジャスミンが「赤のほうがお似合いですよ♪」とお客様にお洋服を勧めるのと同じ口調でございます。
ふむ。商品が違うだけだもんね。

「・・・じゃあ・・・大で。」とまんまと営業トークにのっかる叔父。

「それって何人はいるんですか？」なんてジャスミン・・・じいちゃんのお手手を触りつつ訊ねると

「３００人くらいです。」

３００人？？？？？？３００人？って・・・３００人？
葬式ってそげん人が来るもんか？？
『じいちゃん・・・そげん顔広かった？？』

「・・・３００人ねぇ～～。。。でも、会社関係とかも来るかもだし。それくらいにはなるかも。」

・・・そうなのよね。
結局は、結婚式と同じで『会社関係』だの『つきあい』だので人数がふくれるわけか。
ふむふむ。

「では、祭壇ですが・・・ＡＢＣとございます。大ホールですと・・・Ｃが妥当かと。」

「Ｂとあまり大きさは変わらないようですが・・・」

「ああ・・・Ｃのほうが幅が４０ｃｍ大きくなります。」

「４０ｃｍ大きくなるだけで１１万円違うのか・・・」←ママン、素直な呟き。

『じいちゃん！！１ｃｍ２７５０円だよぅ！！！』
思わず、じいちゃんの手をギュギュッと握りしめ、力を入れすぎてじいちゃんの手に持たせていた数珠はずれる。

「しかし大ホールですので・・・やはりＣが妥当かと。」

泣き疲れている家族は、もう１ｃｍ２７５０円なんて計算が出来るわけもなく。
「・・・じゃあ・・・それで。。。」

「ハイ。では、お花ですが・・・ＡＢＣとございまして・・・」

「弔問客へのお返しの品ですが・・・こちらのカタログが・・・」

「棺でございますが、ええっと・・・コチラの他に、漆塗りや彫りの入ったこんなタイプも・・・」

『じいちゃん！葬儀屋ってば売り方が小出し過ぎて・・・結局いくらになるのか解らなくて怖いわよぅ！
　セットメニューとか作っとけよ！って思わない？』
じいちゃんの、カチコチのお手手に苦労して数珠を握らせながら・・・ジャスミンはブツブツ呟くばかり。
恐ろしい買い物の仕方だわ・・・。
こんなのすぐ１００マン越しちゃうじゃんか。

しかし話はどんどん進み・・・
「では、骨壺ですが・・・これがスタンダードでございます。」

『スタンダードって・・・横文字かい。』などと突っ込みを入れておりますと・・・

「このほかに、ええっと有田焼や作家モノなどございます。」

・・・有田焼の骨壺。。。
作家モノの・・・骨壺。。。

『じいちゃん！あたしチョット見てくるよ！！』

・・・というわけで。
「すんません！その骨壺パンフレットなるものを拝見させておくんなせ～～！！」
ジャスミン・・・思わず声を挙げておりました。

だって！だって！だって！！！有田焼の骨壺よ～～～～！！！！！
見なくちゃ。。。
そこには、見事な絵付けの骨壺がズラリ。
作家の顔写真まで載っておりますよ。
ええ・・・白磁も青磁もございまして・・・そりゃもう阿呆な値段ですよ。。。

「あら・・・まあ・・・ステキ。。。」

いやもうそういう台詞しか出ないでしょう。

「信楽とかもありますが・・・」なんて葬儀屋。

すごいな～～～～～～～～～～。

葬儀屋業界・・・なかなか良さそうですな。
需要はなくならないしね。。。（死なない人なんかいないんだし）
死んだ後の儀式や遺骨を大切にしちゃう「にっぽん葬式仏教」でございますからね。（お釈迦さんの教えは違うんだけどね）
値切るヤツはいなそうだし。

なかなか良い商売でしょうな～～～。

「・・・良いもん見せてもらいました。。。」とパンフレットは丁重にお返し。

『じいちゃん・・・あんなのに入ったら落ち着かないわよね。。。』なんて・・・
思わずじいちゃんの頭をなでちゃったジャスミンなんでした。

いや～。
勉強になりましたわよ。
良い勉強させてもらいました。
もう・・・葬式段取り会議だけで何となくグッタリ。。。

しかし本当の通夜、葬儀は思っていた以上に大ぐったり・・・で疲労困憊なジャスミン一家なのでございました。
皆様、お疲れさん。

じいちゃんも、お疲れ～～～！！！！！