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Oct 9, 2007
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カテゴリ:ジャスミン一家
雨。
結構ジャバジャバ降っておりますよ。。。
久しぶりのまとまった雨ではございますけれど・・・
雨って憂鬱な気分にはなるモノでございますわよね。
国によって雨の降り方っていうのは異なります。
ヨーロッパの雨も東南アジアの雨もきっとアメリカの雨も。
こんなに恨みがましく降る雨は、日本の雨だけじゃないかな。
根拠はなくそう思ってみたりして。
ピチピチチャプチャプらんらんらん♪
・・・とはいきませんわよねぇ。

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シルク素材のチュニックブラウスでございます~~。
この色、一番人気デス。
ボトムに細身のものを合わせるのがオススメ。
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詳しくはJasmine.HPでチェック。

http://www.maomaojasmine.jp(右サイドのブックマークから飛べます。)


はいはい。
今日もまだまだ葬式ネタ。

葬式が終わってみると・・・
ハッキリ言って・・・悲しみよりも疲労困憊といったところでございます。
まあ・・・バタバタとやることが一杯あるのでね。
疲れて当然なのですが。
中でも、精神的な疲労の一番の原因は・・・人疲れ。。。

見知らぬ弔問客の皆様に、挨拶しまくり。
こちらも「この方どなた?」なら・・・弔問客も私を見て「この人誰?」。
この微妙な空気が疲れますわよね。

ま・・・弔問に来て下さるお客様へのご挨拶は当然のこととして、
もっと疲れるのは、「見知らぬ親戚」との対面でございます。

結婚式というのは、基本的に「呼んだ人しか来ない」でございましょう?
割と近しい人としか会わないわけですわ。
ばってん・・・葬式はねぇ~~~とにかく「死んだ」と聞いたら・・・・
そう親しくはなくても「行っとかなきゃならんのじゃない?とりあえず親戚だしさ。」
・・・みたいなノリでやってくる親戚が多数存在するんです。

母のイトコ・・・にはじまり。
母の伯母のイトコ・・・とか。
イトコの娘の婿とか。
祖父の母の兄弟の息子・・・とか。
(祖父は幼いときに養子に出されたりしているので、母が2人居たりしてワケがわからないノダ。)

とにかく。
なんと呼べばいいのかよくわからない親戚大集合。

(そんでもってみんな顔や骨格が似ていて笑える。)
母はね、小さい頃から知っている人たちなので・・・和気藹々と話をしておりますが・・・
ジャスミンは戸惑うばかりなり。

親戚が集まる葬儀場のバックヤードにて。
お茶など出しに行こうものならば・・・

「あら~~~○○ちゃん(←母)の娘ちゃんだってよ~~~!!!」
「まあ!!お母さんの若い頃にそっくりよ~~~!」
「いくつなの?」
「結婚は??」
「あら~~~もうそろそろ行かないと、親不孝よ~~~。」
「○○くん(←イトコ)んとこはもう2人目ですってよ~。」
「相手はいないの?」


・・・なんて囲まれて・・・
「あ・・・どうも。どうも。。」と小さくなっているしかないのでございます。

「ううううう・・・疲れる。。。」

引きつった笑顔のまま、バックヤードを抜け出して・・・まだ準備中の葬儀場へ避難。
まさか酒乱だったとは思えない穏やかな笑顔で笑う祖父の遺影の前を
葬儀屋さんが打ち合わせでバタバタと走り回っております。
人の少ない会場は、なかなか静かで良い感じですわ。

「ああ・・・すんごいデザインの祭壇だわね。こりゃやはり使い回しか?」などと考えておりましたら・・・
斜め後ろに人の気配。
振り返ると・・・東京から葬儀にかけつけた叔父でございました。

「あ・・・こんにちは。」と挨拶すると・・・「こんにちは。」と一言のみのお返事。

この叔父。
なんとも物静かで穏やかな人なのでございます。
悪く言えば影が薄い。。。。。。
きっと私と同じでバックヤードに耐えかねて、逃げて来たにちがいない。

会うのは・・・もう何十年ぶりかしらん??
とりあえず、叔父の隣に移動して・・・並んでじいちゃんの遺影を眺めます。

「・・・・・。」
「・・・・・。」

ええっと・・・・本当に寡黙な叔父ですわ。。。
サッパリ会話が成り立たないので有名なのです。

なのに・・・職業が通訳というのが・・・未だに信じられない私。。。

「ア・・・アフリカに行かれていたそうですね。」

「ええ。」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

「アフリカは・・・どちらに?」

「上の方の国をあちこち。フランス語圏だから。」

「はあ。」

「・・・・・・。」

祖父が危篤の際、ベッドの上でうわごとのように呼んだのが・・・・ジャスミンとこの叔父でした。
叔父は、仕事でアフリカに出張しておりまして、なんとか仕事を終わらせて駆けつけたわけです。

『何か会話をしなければ。。。アフリカか。。。アフリカね・・・。アフリカといえば・・・』

「モロッコ!・・・モロッコに行きたいんですよ。私!」←アフリカの話題といえばコレしか浮かばない。

「良いところだよ。」←笑顔

「・・・遠いですよね。」

「遠いね。」←笑顔

「・・・フランス経由ですかね。」

「フランス経由だね。」←笑顔

・・・・・・・ホント・・・この叔父とは会話が続かないわ。。。。。。。
打っても響かないタイプなのよね。。。。
何と言っても、たま~~に用事があって家に電話をかけてきても・・・
自分からかけて来たくせに「・・・」と黙っちゃうくらいの無口ぶり。
うちでは・・・
「喋らない通訳っちゅうんはシャレみたいだわよね。
 あれで何カ国語も操るなんて誰が信じるのか??」
なんて笑い話になるくらいです。

小さい頃、叔父はよく海外から手紙をくれたり・・・珍しい国のものを送ってくれたりしました。
叔父が送ってくれたモノを見ては、海の向こうに思いを馳せたりしたわけです。
(そういえば、昔モロッコからも何か送ってくれたんだわよね。)
結構かわいがってくれたんですわ。

でも。
私はこの叔父が少々苦手でございました。
あんまり会う機会も少なかったんですけどね。
会っても・・・ずっとこの調子ですから。

無口だけど、全然怖そうじゃないんですよ。
でも、豪快な人ばかりのうちの親戚一同の中では、サッパリ毛色が違うのです。
線が細くて、優しげで、とっても穏やかな人なのですが・・・つかみ所がないんですわよね。

なんか・・・血が繋がってないような気すらしてたんだわ。

ま・・・でも私もオトナになったのか、手持ちぶさたも手伝ってか・・・
今回ははじめて2人で色々話をしましたよ。

モロッコのこととか。
モロッコのこととか。
モロッコのこととか。


・・・モロッコばっかりじゃけど。。。
・・・一方的に私が質問する「一問一答形式」だっけど。

でも色々話してたら・・・実は叔父さん・・・
通訳になる前は「グラフィックデザイン」の勉強をしていたことが判明!

グラフィックデザイン!!!!!
美術大学へ進学し・・・
「美術げな、うちの家系には珍しい。。。誰に似たのかねぇ。。。」と親戚一同に不思議がられていたジャスミン。

なんだ。ここにも居たんじゃないか。
あんまり影が薄いもんで・・・親戚一同、彼のことを忘れておったようですわ。
なんだかグっと親近感。

これもじいちゃんのおかげかね。

結局モロッコ話しかしなかったけれど・・・叔父ちゃんが苦手じゃなくなりましたわ。
いや、なんか叔父さんのことをぐっと身近に感じるようになれたのでございました。
ちょっと好きになったくらいだわ。

何といっても・・・

「まだ結婚はしないの?」って訊かなかったのは、この叔父だけでしたしね。ふふふ





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最終更新日  Oct 9, 2007 03:57:15 PM
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