今日はバタバタ忙しくこんな時間になってしまいました。。。
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昨日はお仕事もあったので自家へ。

家に入ると…家には誰もおらず、そして台所が森になっておりましたわ。

…何を寝ぼけたことを…とお思いか？
まぁね。
年中、夢の中な半ぼけジャスミンでございますが。
しかし、こんもりとした森があったのよね。
薄暗い台所の流しあたりが全面…緑でうめつくされておりました。

「なにごとぞ？」

無機質なステンレスのキッチンに…青々とした有機物の山。
目が悪い私が近づいてみますと…
それは、花や野菜の集合体でした。

「虎の尾」に「コスモス」の大きな束。
（深紫色のコスモスはすごく素敵でした）
そして…
水菜に白菜に小松菜に…
葉つきの蕪に、人参、ピーマン！ナス！

森に見えたのは…
土がついてまだほりたて！もぎたて！な元気一杯な野菜たちの集団でした。
売り物のお野菜じゃなくって…
虫食いのある、もれなく虫つきのお野菜。

「美味しそう～」

…そう思っておりましたらば、ママンが帰ってまいりましたわ。
そして…

「何これぇ？誰がもってきたと？」

…母よ。
私もさっき家に帰ったところだよ。

ジャスミンが育ったのは福岡の田舎。
ええ…のどかな場所でございます。
ここには笠地蔵が出没します。

ちょっとくらいの外出なら家には、鍵もかけないのんびり具合な田舎。
（うちが不用心すぎるのもある）

「ただいま」と家に帰ると、玄関先やダイニングテーブルの上、
台所に野菜や魚やお漬け物がのっていることなんてしょっちゅう。

近所の笠地蔵の仕業です。
ありがたや。

のどかな農村地帯。
農家が多い上に農家でなくても家庭菜園をそれぞれもっている家が多数。
そんな中、ジャスミン家は商売家。
な～んも作ってないんだわ。
野菜はスーパーから買ってくるだけ。

だから…ご近所のおじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんは
家でとれた野菜や、出荷しない果物、花などを持ってきてくださるんです。

しかも。
ジャスミン家は留守が多い…。
だから…台所やダイニングテーブルの上に置いていってくださるのだわ。
嬉しいけど困ったことに誰がくれたかわからない。
（運がよければ、大量に野菜を届にきて疲れて玄関先やダイニングでひとやすみしている
近所のおばあちゃんに出会えて
「ありがとうございます」っと言えることもありますけどね。）

「多分・・・あの人だ。。。」とあたりをつけて・・・
「もしかしてお野菜置いておいてくれました？？」なんて訊ねる他はないんですよ。。。
たま～に「置いておいたけど美味しかった？」と言って下さる方も居ますけど。

今回の笠地蔵も誰か解らず。。。
解らぬままに・・・夕食は美味しい野菜ずくしとなりました。
誰ぞに感謝。

こうして・・・ジャスミン家はあまり野菜を買わずに生活出来るという
なんともありがたい環境なのでございます。

ご近所の笠地蔵さま達。ありがとう。


＊おいしい野菜がたんまり～な幸せ。＊


＊テンスケさん１２才でございます。＊