これがうちの息子です
一昨日の日記です。覚書も含めて、ちょこっと書いておきます^^(忙しくて、UPしてるヒマがなかった)長いし、読んでもわかんないと思うので(笑)スルーしてください(≧∇≦) *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ 今日(4日)は、かえでの最後の個別面談でした。「個別移行支援計画」というものがあって、これまで、学校や支援センターなどで共通に理解と支援をするための資料がありましたが、それを、4月から就労する施設にも渡して、支援を移行していくわけです。その中に、「かえでさん サポートブック」と書かれた資料がありました。つまり、かえでの取り扱い説明書ですね。先日、私が書いて施設に渡したものは、ごく簡単な走り書きみたいなものですが、こちらはとても丁寧に、わかりやすく書かれています。以下は、私の覚書として、残しておきます。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 1、障害について知的障害を伴う自閉症です。・情緒的な対人関係とコミュニケーションが苦手です。・言語、非言語性コミュニケーションが苦手です。・行動や興味に限局的なところがあり、反復的、常同的です。2、言語について自分の要求を単語で伝えることができますが、特定の場合(テープ、マスク、トイレなど)に限られていることが多いです。日常よく使われる言葉であれば理解することができますが、問い掛けに言葉で答えることは難しく、解っていてもうなずいたり手を挙げたりすることはありません(分かっている場合は行動に移します)。3、行動について学校ではスケジュール(写真付き)を見て行動することができます。集団の流れに沿って行動することができます。集団からはみ出す(ジャンプしてその場を離れる)ことがありますが、名前を呼ばれれば戻ってきます。興味のあることであれば、周りの様子を見て自分からやってみようとすることができます。仕事の場面では、手本を示すことが有効です。自傷行為があります(頬やあごを叩く、指先の皮をむくなど)。快・不快に限らず、自己刺激として行っている場合が多く、早めに注意しないとエスカレートしてしまうことがあります。優しい表情と口調で、「痛いね」「大事だね」とかえでさんの気持ちに共感しつつ、今やるべきことを促すと、一旦は気持ちの切り替えができます。また落ち着くために「あぁ~」という声を出します(声の響きが自己刺激になっています)。食事は、好き嫌いはありますが、出されたものはすべて食べます。基本的に早食いですが、嫌いなものの時には食べるのが遅くなります。食べこぼしが多く、こぼしたものを食べてしまうことがあります。排泄は一人でできますが、学校ではスケジュールに組み込み、トイレに行くことを示しています。また必要に応じて促せば一人で行くことができます(行きたくない時は「終わり」と言って拒否します)。休み時間には、机の上に防災頭巾を敷き、その上に頭を乗せて、給食袋などの紐を指に巻きつけた状態で休んでいます。(あぁ~という声も出ています)。※頭、脇、指などに物(手やひもなど何でも)を乗せたりはさんだり、巻きつけたりすることで安心感を得られるようです。高等部に入学した頃は、タオルを蕪って生活していた時期もありました。また手つなぎや頭に手を置くことを要求することがあります。要求をすべて拒否してしまうと不安定になることがありますが、応じすぎてもこだわりがエスカレートする傾向があるので、調整が必要です。4、きらいなこと、苦手なこときつい表情で注されることが苦手なため、注意する際は穏やかな表情と口調で行う必要があります。また、ほかの人が注意されている場面では、それが気になり、注意している人に対して向かっていくことがあります。その時は、「かえでさんじゃないよ」とやさしい表情で伝えると活動に戻ることができます。かえでさん以上に騒がしい人も苦手です。他の人がパニック状態になった場合は、場所を移すことで活動に戻ることができます。かえでさんが影響を受けて不安定になることも考えられるため、早めに場所を移ることができるとありがたいです。あっさりとした関わりを好むので、しつこくうるさくされることは嫌がります。5、作業場面での支援ブリジストンや缶つぶしなどかえでさんにとってわかりやすい作業は、やるべきことはやろうという意識があるため、自分のペースで取り組むことができます。時に手を止めていても、自分でまたやり始めます。長い時間手を止めていているときには、「やります」「お願いします」と、一言声をかければ始められます。指示は短い言葉で伝え、実際に手本を示していただけると、かえでさんが理解するのに有効です。そして、指示通りできているか、しばらく見届けていただけるとありがたいです。6、不調のとき時々泣けてしまうことがあります。フラッシュバックなのか原因がわからないときがほとんどです。涙をハンカチで拭うように促したり、「大丈夫だよ」と言葉を掛けたりして、様子を見てください。作業中の場合、泣いていても、作業を続けることはできます(他の方の迷惑になる場合は、場所を移して 落ち着くのを待っていただけるとありがたいです) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ここまで、かえでなりの「生きる力」をつけていただけた学校生活。ほんとにありがたく思います。生まれてから、今日まで、いろんなことを少しずつ解決しながら、やっとこういう状態になってきたこと。まだまだ問題はすごくたくさんあるけど、支援しだいで、なんとか頑張って「地球」の生き方に合わせられるようになれること。4月から通う施設の職員さんに、それを知ってもらいたい。自閉症って、見た目、楽な子もあるけど、ほんとは、すごく大変で困難な障害で、どの子も、様々な苦労をしてきて、大きくなっている。今の状態だけで、「良い」「悪い」を判断しないで、その子その子の「歴史」も一緒に見てほしい。なんか、そんなことを思ったのでした。すみませんうまくまとめられないので、ダラダラです( ̄▽ ̄;)