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カテゴリ:教育に思うこと
中学校区の保・幼・小・中の連絡会に行った。内容は今年度の報告や反省などだったのだけど、ある小学校の取り組みがいいな~と思った。
その小学校では、高学年が荒れていて、学校を引っ張って行くはずの六年生がまるで機能していなかったそうだ。そこで、秋から「縦割り清掃」というのを始め、一年生から六年生までのメンバーで同じ場所を掃除するようにしたら、それまで掃除を全くしなかった六年生がするようになったとのこと。 心の荒れた六年生も、低学年の前では掃除をさぼるわけにいかなかったらしい(^^;) 年齢の違う子どもたちのかかわりは素晴らしいな~と思った。きょうだいの数が減り、近所で群れて遊ぶこともなくなった今の世の中では、小さい子の世話をしたり、大きい子と一緒に活動したりする機会がない。それって子どもたちの成長を阻害しているんだなあと思う。 もうひとつ気になったのは、ある幼稚園の話。 発達障害の子がいて、子どもたちは障害のことなど気づいているのかいないのかごく自然に受け入れ助けながら生活していて、いい人間関係が築けているのに、保護者の理解が得られないという。 「あの子と一緒に小学校に行ったら、授業が成り立たなくて迷惑だ」とあからさまに言う人までいるらしい。 そんな保護者の無理解には驚くけど、その幼稚園と上記の荒れた小学校は隣接で、幼稚園の子はごっそりその小学校に入る。何だか、無関係とは思えない。 地域の子どもたちを受け入れられず、迷惑扱いするような保護者集団だったら、その子どもたちだっていつかはそうなってしまうだろう。 子どもたちを人間性豊かな子に育てたいなら、まず自分がそうしなければ。口ではきれいごとを言っても、子どもたちにはちゃんとわかってしまうのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.01 07:38:48
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