カテゴリ:ミジンコ成分探訪
こんにちは。
今日は、こちらが届くのデスヨ~!(やっぱり購入♪) 昨日、あんまし食べまくらなくてよかった… 今日はお天気があまりよくないので、ビリーをみっちりしたいと思いマス… 今回は、前回の続き、タール色素にもう少し迫ってみたいと思いマス。 よろしければ、おつきあいください。 タール色素… これがよく迫ってみると、なんとまあ奥の深いことったら。 前回は、タール色素は「第一部」「第二部」「第三部」に分けられている、 と綴りましたが、 (「薬事法」上の分類です) もう少し、物好き的に見てみましょう。 (ネット海女中…) …うがああああああ!! ミジンコ頭では、収拾がつかなくなりそうなので、 「第一部」と「第二部」の一部分だけについて、 綴らせてもらいます。あしからずご了承ください。 「第一部」に属しているタール色素は、 食用色素としても認められているものなので、 比較的安全性が高いのね、と思っておりましたが、 こちらをご覧ください。 ■赤色2号 モノアゾ系の酸性染料。 発ガン性・変異原性・染色体異常の要因を持つ。 アメリカでは使用禁止。 ■赤色3号 キサンチン系酸性染料。 発ガン性・染色体異常・赤血球数減少・成長抑制の要因を持つ。 アメリカでは使用禁止。 ■赤色102号 モノアゾ系の酸性染料。 発ガン性・染色体異常・赤血球数減少の要因を持つ。アレルギー性がある。 ■赤色104号の(1) キサンチン系酸性染料。 発ガン性・遺伝子損傷性・変異原性・染色体異常の要因を持つ。 日本以外のほとんどの国で使用禁止となっている。 ■赤色105号の(1) キサンチン系の酸性染料。 発ガン性・遺伝子損傷性・変異原性・染色体異常の要因を持つ。 日本以外のほとんどの国で使用禁止となっている。 ■赤色106号 キサンチン系の酸性染料。 発ガン性・遺伝毒性・染色体異常の要因を持つ。 日本以外のほとんどの国で使用禁止となっている。 ■黄色4号 ビラゾール系の酸性染料。 過敏性・染色体異常・黒皮病の要因を持つ。 動物実験で肝腫瘍、幽門部胃炎が認められた。アレルギー性がある。 ■黄色5号 モノアゾ系の酸性染料。 発ガン性・染色体異常の要因を持つ。アレルギー性がある。 ドイツでは使用禁止。 ■緑色3号 トリフェニルメタン系の酸性染料。 発ガン性・染色体異常の要因を持つ。 EC諸国では使用禁止。 ■青色1号 トリフェニルメタン系の酸性染料。 発ガン性・染色体異常の要因を持つ。 動物実験(ラット)でも発ガン性が確認された。 EC諸国では使用禁止。 ■青色2号 インジゴイド系の酸性染料。 発ガン性・染色体異常の要因を持つ。 (※上記11種類のアルミニウムレーキについては、割愛させて頂きます) …あのね (クロネコさんが来てくださいました。しばし撮影&実食ターイム…) う~ん♪ やっぱりおいし~ ホールもたまらないです~! …じゃなくて。 (また勝手な実食報告綴りますね♪) あのね。(申し訳ないです) 「第一部」=「食用色素」でも、 こんだけ色々な悪影響の可能性がある、というのは、 どういうことですか? そして、昨日ちらっと挙げた、 「第二部」の赤色219号と黄色204号ですが、 以前、これらのタール色素が原因で「黒皮症」 (ここでは =「リール黒皮症」) になった、という裁判まで起こったのですって。 最終的には、和解が成立したそうですが… だから、この2つだけ「第二部」の仲間でも、 特殊な扱いなのかな~、と思ったりしました。 ※「黒皮症」と「リール黒皮症」、厳密には症状が異なります。 「黒皮症」:皮膚組織に、メラニン色素等の物質が沈着して、 黒褐色に変色してしまったもの。 皮膚ばかりでなく、粘膜でも認められることもある。 「リール黒皮症」:別名「女子顔面黒皮症」。 中年女性の額やほほ、耳の前、髪の生え際や首筋にできる、 紫灰色から紫褐色で、網状の色素沈着を起こすもの。 発症初期は、発赤・かゆみなどの炎症症状をきたし、 やがて色素沈着にいたる。 化粧品や光線アレルギーによる、接触性皮膚炎がもとで 発症する場合が多い。 また、調べていたら、 同じ「第二部」の赤色202号では、 これが配合された口紅を使用したら、 結果接触性皮膚炎・口唇炎になった、という事例が多数あるそうです。 この赤色202号の純度は、 製品によっては60%程度と低く、 不純物が多く含まれている場合も、多いそうデス。 …あれ? タール色素を使う時に、こういう試験をしないといけない、 ということは、 「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令 (昭和四十一年八月三十一日) (厚生省令第三十号)」 に、ちゃんと書いてありますヨ? なのに、どうしてそういうことが起こるのデスか? ど素人なので、見てもさっぱりわからないのですが、 この法令に書かれた純度試験では、 純度の高いタール色素は、確認できないとか…? これは、ワタシの経験からの意見デスが、 こういう法令で決められた試験って、 「うそ~! そこまでやらなあかんの!?」 っていうレベルのものだったかと思うのデスよ。 (業界違いなので、間違っていたらごめんなさい) それとも、会社が各自で安全試験をするようになったから、 しょうりゃ(以下自粛) ちなみに、「第一部」のタール色素の説明で、 「ほにゃらら系の…」と綴っていますが、 これは、化学構造による分類で、 特に「アゾ系」(モノアゾ系・ジアゾ系←怪しいです)の色素には、 皮膚から吸収されてアレルギー反応を起こし、 黒皮症の要因となるものがあるのですって。 また、「キサンチン系」の色素は、 紫外線によって、皮膚への刺激や発赤などが起きることがあるようです。 …って、「アゾ系」「キサンチン系」は、 第一部から第三部まで、 まんべんなくいるじゃないデスか~! 特に第三部なんて、7割は「アゾ系」ですヨ? そりゃあ粘膜に使っちゃいけません。 これ以上綴ると、先行きがかなり暗くなりますが、 最後に… タール色素は、色のついているものには、とっても使われていますが、 口紅にタール色素が入っていたら… 当然、食事などと一緒に、体内に入ってしまいます。 毎日5、6回口紅をつけ直す女性の場合、 一日の使用量は、最大で114mgになるそうです。 そのうちの6割(約70mg)を、口にしてしまうとしましょう。 口紅には、タール色素が大体5%くらい含まれているそうで、 これで計算すると、 1日に約3.5mgの発ガン物質を、 口にしてしまっていることになるのだそうです。 何か明るい話題はないのですカ…? 次回は、明るい方向を目指して綴りたいと思います。 それでは今日はこのへんで。 ここまでおつきあいくださって、ありがとうございました。 明日もいい日・いいお肌でありますように! たくさんの感謝をこめて… 参考文献 「美容皮膚科学事典最新改訂版」(中央書院 監修・朝田康夫氏) 厚生労働省「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令 (昭和四十一年八月三十一日) (厚生省令第三十号)」 参考HP (リンクはしておりませんが、興味のある方は検索等でお探しください) 「厚生労働省法令等データベースシステム」さま 「ウィキペディア」さま 「NPO法人 エフェ研究所」さま 「環境といのちを守る会」さま 「GAIA熱き思い…」さま 「What's 無添加化粧品?無添加って何だ?」さま ありがとうございました。大変勉強になりました。 自分なりに理解し、自分の言葉で綴ったつもりですが、 不適切な点等ございましたら、どうぞご指摘ください。 すぺしゃるさんくす 「やさぐれコスメ」さま いつもお世話になります。 後ほど改めてお礼に伺いますね。 ただ今、ブログランキングに参加しています。 ↓気に入ってもらえたら、押してくださると、「マニアど」が17あがります♪ ミジンコ主婦の成分調査始めてみてイマス。興味がおありの方は覗いてみてください♪ 「スキンケア上等!な日々~エコとコスメのステキ関係~」トップページへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月22日 17時36分14秒
[ミジンコ成分探訪] カテゴリの最新記事
|
|