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カテゴリ:歳時記
弥生三月。よい響きの言葉ですね。その柔らかな語感が、春への希望を膨らませてくれるようです。
今朝は、カーテンを開けると、あたり一面霧に覆われていました。ここは標高1000mの高原に位置するので霧は珍しくないのですが、今朝は、殊更ミルクのような濃い霧。川の対岸の雑木林も見えません。この光景は、とても神秘的でございます。 この高原の街が好きです。ここへ家を建てて越してから3年。スーパーマーケットが2軒、コンビニが2軒、ドラッグストアとホームセンターと病院がひとつずつ。あとは駅前のひなびた商店街。そして、全国に誇れる素敵な図書館がございます。 ファミリーレストランも、おしゃれなブティックもないけれど、必要最低限のものは揃っていて、こぢんまりした、人口1万5千人の小さな田舎街。 四季折々に、美しい姿を見せてくれる山々、夜になれば降るような星達が、「待っていました」と輝いてくれます。 業界では「航空機銀座」と呼ばれているくらい、はるか上空を頻繁に飛行機が行き交い、見ていて飽きません。 麻呂達が通う山の上の小学校は、大ブームになったある映画の撮影に使われました。1麻呂の学年にはエキストラの要請があり、麻呂母は喜んで書類に必要事項を書き、1麻呂に持たせましたが、彼は嫌だったらしく、先生に提出しないまま撮影は終了しました。出ていればいい記念になったのに・・。 更に上に行くと、森の中に別荘やペンションが点在するリゾートエリアが広がっています。このあたりにはおいしいパンを焼くレストラン、カフェなどもあって、夏になると、都会から来た粋な装いの人々で賑わいます。 家の周りには、野生の動物も姿を見せてくれます。わたくしが見かけたのは、タヌキ、キツネ、リス、キジ、そして、あまりお会いしたくなかったヘビも。カブトムシやクワガタも、たくさんやってきます。鹿の群れもサルもよく見られるそうです。 こんな街に、麻呂父、麻呂達と住んでおります。 皆様は、どんな街にお住まいですか?どんなドラマが生まれていますか?そして、その街がお好きですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 1, 2006 11:28:31 PM
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