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カテゴリ:映画評
『(原題:三峡好人)』
ジャア・ジャンクー監督作品。『世界』を観たとき、非常におもしろい作品を撮る監督さんだな、と感じていたので、見忘れていたこの作品を観る。 ベネチア国際映画祭金獅子賞グランプリ作品。 三峡ダムで沈みゆく奉節県の物語。 別れた妻子を追ってやってきた炭鉱夫ハン・サンミン、二年間音信不通の夫を追ってこの地に来たシェン・ホン、この二人を中心に沈みゆく三峡の街が描かれ、内地の中国が描かれる。 非常によくできた作品だと思う。 『世界』では現代中国の都市を描き、今回は現代中国の内地を三峡を題材にとって、描いている。 南方訛りはきつく、武漢にいた自分でも、字幕と照らし合わせないと、中国語で何を言っているのか分からない。山西の外地の人間の方が聞き取り易い標準語を話している。 昔の00年に留学していたときと変わらない。変わらない中国が劇的な変化に見舞われている。人々はついていけていないというか、変わる気はない。それは精神の内面という意味に置いて。そう感じた。 この人の次回作に期待。 【Good Price!】長江哀歌(DVD) ◆25%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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