|
テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画評
久々に映画を観た。
本当は『ぽにょ』の予定だったが、まだレンタルになっていないので、ディズニー映画『WALL・E』を借りて鑑賞。sky氏と彼女のお父様と一緒。 内容はSF。 舞台は今から約700年後の汚染されきって、人間が放棄し宇宙に逃れた後の地球。 主人公はお掃除ロボット「ウォーリー」。おそらく700年の間ずっと命令に従い、掃除を続けている。 そこにある日突然一体の最新型ロボットが宇宙船より降りてくる。名前は「イヴ」。彼女はある命令に従って、地球を探索する。 一方、ウォーリーは彼女に興味を持ち、恋(?)に落ちる。仲良くなろうと必死でアプローチを続けていると、植物を見せた途端、それを体内に回収し、昨日が停止してしまう。 イヴの使命は地球に植物が育つほど再生しているかどうかの探索だった。 彼女はスペースコロニーと化している宇宙船に戻るが、宇宙船のAI(人工知能)ともいえる「オート」が反乱をおこしており、自分が使われなくなる事を阻止しようとする。 しかしイヴを追ってくっついてきたウォーリーの活躍で、オートは切られ、宇宙船は地球に戻る。 人類はまた地球の再建を始め、めでたしめでたし。 西洋世界の人工知能を持つロボットの考えに変化がみられたのか、ロボットが感情を持つことを是としている。 『2010年宇宙の旅』はたしかHALというコンピュータが反乱を起こす物語ではなかったろうか。 『ターミネーター』はまさしく人類VS機械という構図を取っている。(あ、2以降のシュワちゃんはあれは人類の道具ということで) 『マトリックス』も発達した機械が人間を支配する世界だ。 このように欧米では「機械が知能を持てば、地球の支配者の座を取って替わられ、やがて人類は滅ぼされてしまう」という考え方が主流だ。 その点においてこの作品は機械を主人公にして、しかも恋までさせる、つまり感情を持たせている。実に興味深い。考え方の変化だろうか? また、全編に渡って台詞が少ない。ウォーリー、イヴが使う単語が極端に少ない。 「ウォーリー」 「イヴ」 「メイレイ」 「ヒミツ」 「ショクブツ」 ぐらいしか使わない。しかし内容は理解できる。 やはり人間は言語によらない情報でほとんどの意思疎通をこなしているということだろうか。 と、考えるとことばというものは意思疎通に必要不可欠なものではなく、あくまで補助的。メインは伝えようとする意思、行動ということになるのだろうか。まあ、その一つがことばによるコミュニケーションともいえる。 ことばという観点からみても実に面白い作品だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画評] カテゴリの最新記事
|