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カテゴリ:予習シリーズ
明日の授業をシミュレーションで実況中継してみることにする。
予行練習と、他の先生たちに「ぼくはこんな感じです」ってのを示すために。 予習シリーズ6年下 第8回 詩・短歌・俳句の読み方 はいどーも、ますだです。 えーっと、今回は「詩」 いきなり詩を読めって言われても、詩なんか読んだことないからきついけど、 受験の問題では詩と鑑賞文がセットで出されることが多いです。 鑑賞文ってのは、感想文みたいなやつね。 それをヒントにすること。 とりあえず、読んでみよう。 「 夜明けに 吉原幸子 」 1 こんなしらじら明けが 2 いつかもきたとき 3 わたしには父があった 4 わたしには母があった 5 小さなわたしは ふたりの間を 6 あるいていた 7 眠っている街のまんなかを 8 アスファルトに 高くひびいた 9 父の 登山用の ステッキの音 10 小さなわたしは 11 小さなリュックサックをしょって 12 そうして こんなしらじら明けの 13 今日 14 眠っている街のまんなかで 15 見えないリュックサックをしょって 16 わたしには 父もない 母もない 17 小さなおまえ 18 おまえにも 父もない 母もない はい、よくわかりません。 よくわからないんだけど、父とか母とかあるから「親子について」の詩だというのはわかるでしょう。 さらにするどい人だったら、「孤独」とか「ひとりぼっち」といった雰囲気をこの詩から感じることができる。 ひとまず、この詩については「親子について」書いていて、「ひとりぼっち」なんだ、ということがわかれば、はじめはそれでオッケーです。 読んでいて、「わたし」というのが自分の小さい頃のことだというのはわかるけれども、「おまえ」ってのが誰かわからない。 おまえって誰だろう。 小さなおまえって。 で、鑑賞文を見ればわかる。 「我が子に呼びかけた一連の詩」とあるから、「おまえ」ってのは自分の子供、それも「あたらしいいのち」である生まれたばかりの我が子のことだとわかる。 そこまでわかったら、あとは問題やりながらみていけばいいです。 いってみよー。 ● 問1 この詩を二つの部分に分けると、後半は何行目からになりますか。 部分わけの問題。 説明文での部分わけは先週やったけど、これは詩の部分わけ。 でも、基本的にはやり方かわらん。 先週のノート出して。 ↓ 先週書かせたのはこれ ↓ >> 部分わけの問題 1 「さて」「ところで」「それでは」などの話題転換語に注意! 2 文中の繰り返し語句や内容が、急に変わる。 (1は邪道、2は王道。しかし1、2ともにほぼ100%の確率で分かれる場所) 3 時間が変わる。 (一ヶ月後、しばらくして、それから、そうしているうちに、など時間の経過を示す言葉) 4 場面が変わる。 (「教室を出ると」「夏の太陽がまぶしかった」など場所や情景に関する言葉) ( 4は小説のとき ) 5 1から4がすべて駄目でピンチなとき → 逆接で始まる段落 (ただし信頼度はかなり落ちる) 6 結論の段落は、それだけ独立している。 たとえば、 12 - 345 - 67 - 8 (8が結論だとして、78とくっつくのはあまりない) << 12行目の「そうして」と、13行目の「今日」という時間を示す言葉があるので、11行目と12行目の間に時間が流れていることがわかる。 あと、11行目までは「父があった」「高くひびいた」って過去形で、 12行目からは「父もない」って現在形なので、その違いもあるね。 さらに、「わたし」から「おまえ」への変化で見てもいいし、これはわかりやすい。 ● 問2 1・2行目は(ア)が(イ)時のことを、12・13行目は(ウ)が(エ)時のことを言っている。 これも、鑑賞文読んだらわりとカンタン。 でも、言葉を自分で考えなくちゃならないので、入れる言葉に苦労する。 抜き出せだったらラクなんだけどね。 とりあえず文の主語、(ア)と(ウ)はすぐわかる。 わかってくれ。 アが「わたし」で、ウが「おまえ」 作者と我が子とかでもいいんだけど、そこまでがんばることもないでしょう。 1・2行目はわたしのいつのことを言っているのか。 父があって、母があって、小さなリュックサックをしょってお出かけしてる場面。 ここは単純に、「小さかった」時のことでしょう。 一応言っておきますが、「山に登った時」とか「小さなリュックをしょっていた時」とかは良くないです。 記述には、こういう掟がある。 >> 記述のオキテ 「具体例をあげて」とか「具体的に」とか言われない限り、解答に具体例を書いてはならない。 << 小説はもちろん、説明文でも詩でも、そこに書いてあるお話とか数字とかってのは、作者が自分の言いたいことを伝えるためにもってきた「たとえばなし」みたいなもんなので、そのお話自体はどうでもいいんです。 この詩の場合、リュックだとか登山だとかは、「まだ小さい頃」とか「けわしい道のり」とかの比喩なので、それを答案に書いてはならない。 「小さかった頃」それが正解です。 それ以外ない。 とか書いてたら、もう2時半だ。 明日7時起きなので、おれはもう寝る。 やはり前もってやらなくてはならないですね。 中途半端になってしまった。 続きは明日の授業で。 ( -。-)スゥーーー・・・ ( ゜口゜)さらば~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/11/28 12:45:32 PM
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