ナゴランの花芽たち
ナゴランの花芽たちが次々と顔を出してきました。おはようございます、ぐんぽです。ナゴランはよく 「幻のラン」と言われますが、実際には比較的安い値段で販売されています。それなのにどうして「幻」と呼ばれているのでしょうか?山原(やんばる:沖縄県北部地区)の山々に自生していたナゴランは、もう取りつくされてしまったからです。古い文献では1,700年初期に名護岳で採取したという記録(「中山伝言録」巻6・物産)があり、このことからナゴランと命名されたようだが、現在では名護岳はもちろん本島北部の山ではまず見つからないと言われています。現在市販されているのは人工的に育てられたもので、バイオ・テクノロジーが発達した今でこそこれだけの数が出回っていますが、それまでは実物をみることが殆どない本当に貴重な花でした。ナゴランは、太い木の幹などにくっつく形で育つ着生植物で、山の9合目より上にしか自生しない。それより下だと害虫などにやられてしまうのです。特に、コオロギはナゴランの葉や茎が大好物のようです。今日も読んでいただき、ありがとうございました。応援のクリックお願いします。 ↓ ↓ ↓人気blogランキングへ