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カテゴリ:小説感想
以前、犯人が○○だと思い込みで決めて読んでいた作品がありまして、
それについて、がんじがらめさんがコメントで本作をご紹介下さいました。 タイトルがまた爽やか~~ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)と思わせられるじゃないですか、でもちゃんとしたミステリ(だと思う)でした(笑) えーと、本編全体がネタバレになってしまうという、すんごい作品です。 もしこのページを開いた方、読もうかな?と少しでも思われるようでしたら、バックオーライしちゃって下さいな ぶっちゃけ、「本格ミステリ」なんて書いてある単行本の表示はどうかとは思ってしまったのですが(本格的ってのがね...)、〔うわぁ、やられた~~!!〕なんて思ってみたい方、おすすめです では、OKな方はレッツスクロール♪ ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた“何でもやってやろう屋”探偵・成瀬将虎。 恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。 区切ってはあるけども突然に、 女性との話から〔え、過去話?〕と、今その話は必要なくね?と思うところがあったものの、 推理・ミステリの要素としてはどうなの?との考えを吹き飛ばしてくれるような、 叙述トリックに見事引っかかりました。 遠まわしなミステリ、なんじゃないでしょうか。 たまげました...ほんとにたまげた その過去話が最近のものじゃないなんて、誰が思うよ!! 「こいつの孫だ」...〔んぁ?、あれ、何か私は勘違いを、読み違いをしているのか?〕 まず一言これを思ってしまいました。慌てて数ページ捲り返したり、ちょっとアタフタ やっと、前半で気になった、「おかあさん、お客様を~」の”敬語”の意味を理解しました。 上流家庭ってのは当たり前かもしれませんが、アテクシは平々凡々な一般庶民ですから、 違和感ありありでした。 ミスリードの説明は最後に載っておりますが、日本人って、そこにいる人で一番小さな人から見てどういう立場かを表すんですよね。 うちはまだ夫の名前で呼ぶけど、いづれは「お父さん」って呼ぶんだろうなぁ(笑) ラストでやられたので、納得の展開です。 そういう読者を騙すっていうのが、 一番のメインの本作なんでしょうけども、出だしの単語の衝撃なこと! お話で〔えー〕と思うところあったことも、歌野さんのトリックにすっかり騙されたので忘れていましたが、こっちも忘れておりました。ガハハ( ̄▽ ̄)ノ_彡☆ ぶっちゃけいらなくね?なんて思いましたが、やはり作品というのは、インパクトが大事ですからね、記述の通り、年配の方だってセッ/クスしますしね~。 このネタバレの伏線を探しながら、補遺と照らし合わせ、〔はぁ、そういうことかっ〕と頷きながら読むのは楽しいかもしれない。 でも...そうバレてしまっては、読み返すと面白くないのかなぁ。 チューするシーンだって年配の男女を想像するのは...アッハッハ~~。 結論から言えば、実写化は無理!(°o°)!ですね、ハイ分かりきったこと~♪ そして上記した通り、私としてはミステリとしてはグッジョブな結末じゃぁないなと 桜が終わり葉桜になり、さぁ今から紅葉だぞ! というタイトルとリンクした、割と爽やかな結末でした。 このラストの為だけのタイトルなのかなーと思うと、ちょっと残念です(;´д` ) 他はあまり関係ないけど、70歳でもまだまだ人生は長い!ということを言いたかったのなら、前編を通じてなる程ね!と言っちゃいたい( ̄ー ̄) 見事だとは思いますが、本格ミステリを読み漁っている最近なのでちょっとな~~ やはり本作は見事な叙述トリック、この驚きを楽しむべきものなんでしょう。 蓬莱倶楽部との決着がうまいこと終わらず、さぁ葉桜の季節を乗り越えて~な感じだったので、少し中途半端かなって思ったので、それらとの話が掘り下げられていると、この衝撃以外でも納得できることがあったんじゃないかな。 素敵な感想拝読しました♪どーもーありがとうございます!v(≧∇≦)v! どんぐりコロコロ(がんじがらめさん) まったり読書日記(エビノートさん) うらひろ(ひろねこさん) ちゃと屋の本棚さま 苗坊の読書日記(苗坊さん) 穏やかに日々は過ぎてゆくさま お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月13日 12時36分19秒
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