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カテゴリ:料理
前にも紹介したけど、大森に鳥久という唐揚げ弁当専門店がある。 日本(正確には僕が行ったことのない佐賀県を除く46都道府県)で一番おいしい唐揚げと思っている店。 でも、なかなか食べられない。 大森に行ったときに買って帰ろうと思うけど、昼には売り切れ。
買えないなら作るしかない、そう思って試行錯誤。 あの衣が再現できない。 小麦粉、片栗粉、米粉、卵白などなど、いろいろ試したけど、すべて失敗。 何十回も失敗を重ねて、ようやく再現できた。 あれから数年、作るのはもっぱらこの唐揚げ。
この日も久しぶりに唐揚げが食べたくなった。 会社が終わるころには、鳥久は閉まっている。 当然作るしかない。 鶏モモ肉の皮を取り、脂を取り除く。 あ、皮は捨てずに細かく切って醤油、みりん、輪切り唐辛子でカリカリになるまで炒めると抜群においしいよ。 モモ肉は繊維を断ち切るように大きめに切る。 1時間以上は醤油とおろし生姜に漬け込む。 ここに小麦粉を加え、一層目の衣をつける。
ビニール袋に、大量の片栗粉を入れ、少量の塩を混ぜておく。 片栗粉の袋に、薄く小麦粉の衣をつけた鶏肉を入れ、二層目の片栗粉の衣をたっぷりとまとわせる。 衣がはがれないように、パッパッと霧吹きで水を吹きかけておくのがポイント。 あとは、油にそっと入れて揚げるだけ。 揚げ時間はやや短め。 引き上げて余熱で中まで火を通すイメージ。 粉雪のように真っ白な衣の唐揚げのできあがり。 この唐揚げ、モモ肉なのに、もう超ジューシー。 ジュワァーっと肉汁が滲んでくる。 なんでこんなにおいしいんだろ。 そして、この唐揚げ、冷めても旨い。 やっぱりおいしいね。
という訳で、ダブル衣という作り方にたどり着くまで何十回も失敗を重ねたけど、その価値は十分にあった。 いまだに飽きない。 でも、、、僕の作った「偽物」の唐揚げじゃなくて、大森の鳥久の「本物」の唐揚げがやっぱり食べたい。 うぅぅ。。。
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