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カテゴリ:銘品・逸品
御茶ノ水で降りる。 聖橋から靖国通りに下っていく。 右手にロシア正教のニコライ堂。 そのまましばらく歩くと創業元禄15年「笹巻けぬきすし」。 入り口をくぐる。 10ヶ折り詰め2047円。 袋をぶらぶら持ちながら靖国通りで左に曲がる。
丸の内線淡路町駅あたりで靖国通りから左に離れていくと別世界が始まる。 老舗の古いお店が残っている。 この辺りは空襲をまぬがれた。 まずは池波正太郎の好んだ蕎麦「まつや」。 その先を左に折れる。 すぐに鳥すき「ぼたん」。 そのまままっすぐ行くと、この日のお目当て「神田やぶ蕎麦」。 すかさず中央司令塔のおかみさんの声。 「いらっしゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ。」 テーブル席と座敷席がある。 テーブル席を選ぶ客が多いけど、僕のお薦めは座敷。 いつもならビールを1本と頼むところだけど、今日は熱燗1合。 焼き海苔、合い焼き(合鴨と白ネギの焼き物)などを頼む。 「焼き海苔ぃぃぃぃ、あいやきぃぃぃぃ、~。」 奥で中央司令塔のおかみさんが復誦している。
板わさもおすすめだけど、今日は頼まなかった。 焼き海苔は特別な入れ物でくる。 箱の下には火の点いた炭が入っていて、海苔が湿気ないようになっている。 ワサビをのせて醤油をちょんと付けて食べる。 パリっとした海苔にワサビ、もうたまらない。 熱燗をキュッといく。 手前にあるのは、付き出しのねり味噌(そば味噌)。 これが熱燗に合う。 熱燗を何合か飲んで、〆はせいろ。 少ないので普通の大人なら2枚はいくかな。 僕も2枚。 辛つゆに蕎麦の先をちょっとつけて食べる。 うん、やっぱりおいしい。 蕎麦湯。 お勘定。 できれば1万円など大きなお札で支払うといい。 さりげなく気を遣ったお釣りに感動する。 ご馳走様。
さて、店を出て真っ直ぐ行く。 次の十字路を左に曲がるとそこにも老舗。 あんこう鍋の「いせ源」。
そして真向かいに、次のターゲット「竹むら」。 席に着くと桜茶。 迷わず粟ぜんざい、揚げまんじゅうを注文。 そして、、、何にしようかな、、、しるこもいいし、あんみつも捨てがたい。 結局、あんみつも注文。 ぜんざいには、紫蘇の実漬け。 お茶も緑茶に替える。 ぜんざいはおしるこじゃないんだよ。 温かいこし餡の中から蒸した粟もちが出てくる。 おいしい。 しょっぱい紫蘇の実を食べつつ、ぜんざいを食べる。 甘味好きではない僕でも本当においしいって思うくらいだから、これは甘味好きにはたまらないだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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