古時計
我が家にぼんぼん古時計がやってきた。いまもこっとんこっとんと振り子をゆらしている。とってもいい音・・・さて、この古時計のもとのお家は近所の時計屋さん。レトロ好きな私たち夫婦の行きつけお抱えの時計屋さんである。お付き合いが始まったのはほんの2~3年前のことだけれど、わたしたちはその時計屋さんの腕に惚れこんでいる。先日わたしの腕時計(これもちょっと年代もの)の調子が悪かったので見てもらいがてら新居に置く時計を見に行ったわけです。本当は入居するころでよかったのだけれど、旦那様は気に入ってしまい、音に慣れなきゃ・・・などと理由をつけて結局購入(^^ゞそして今日受け渡しに行ってきたのであります。大きな紙包みを抱えると、時計とその年期の重みを感じた。自宅アパートへ戻り、壁に取り付ける。そおっと、そおっと・・・そして時間を合わせ、ねじを巻く。ていねいに、やさしく・・・この時計はもう100歳過ぎたおじいちゃんなんだから。でもとっても元気にそして正確に時を刻んでいる。100年以上前から動いていた時計が、今も昔と同じように動くことがとても不思議でまた感動的でもある。わたしたちも100年後に残せるものを生み出したいと思った。我が家のたからものがまたひとつ増えた。