127日目
第4回ITセミナー 10日目朝7:00起床2時間かけアクスムへ。エチオピアの歴史には、- アクスム王朝 (たぶん4~10世紀)- ラリベラ王朝 (たぶん11~17世紀)- ソロモン王朝 (たぶん17~20世紀)と3つの王朝がある。アクスムは、最古の王朝の王都。20mを超える、1つの岩から掘り出された、世界遺産でもあるオベリスク群で有名。4世紀のアクスム王「イザナ」がキリスト教に改宗したところから、長いエチオピア正教の歴史が始まっている。色んな遺跡があるのだが、徒歩で全て周るには点在しすぎている。車を借りることも考えたが、あまりにボッてくるので、行く場所を絞り、歩いて周ることに。まずは、シバの女王のプールと言われている(絶対ウソ!)ただの水汲み場を横目に、カレブ王の宮殿へ。地下宮殿と聞いていたが、正確にはそうではなく、宮殿の地上部分は完全に破壊され、地下部分だけが残っているという状態。スーダンから進入したモスリム(たぶん)により10世紀末に破壊され、そこから20世紀初頭に再発見されるまで、農地の下に眠っていたらしい。壮大な時間の流れを感じさせてくれる。当時、エチオピアには象がいたらしく、多少の誇張はあるにせよ、カレブ王は5,000頭の象を所有し、宮殿やオベリスクの建設を行ったと言われている。20%程度が発掘されただけで、大部分はまだ未発掘の状態。オベリスクは、ぱっと見「意外とちっちゃいな」と思ったが、よく見るとなかなか凄い。たぶん、高層ビルのような建物をイメージしたと思われる。いったいこいつは何なのか?何のために造ったのか?全くわからん。時間のあるときに勉強しよう。現在、ちゃんと立っている大きなオベリスクは、3番目に大きいもののみ。1番大きいのは、これもまたモスリムにより倒されたらしく、倒されたときのまま、折れ横たわっている。2番目に大きいのは、イタリア軍によりローマに持ち帰られていたのが、最近返還されたらしい。3 or 4つに切られた石塊が、敷地の手前に置いてある。「1つの石から掘り出されているから素晴らしいのに、何で切っちゃったんだよー、イタリア人!」と思うが、どうしようもない。オベリスク群前の聖マリア教会には、メネリク1世が、イスラエルから持って帰ったアークがあると言われているが、入館料60Birrなのでパス。正教徒には重要な教会の1つらしい。ホテルへの帰り道、入学試験の仕事を任せていた、アシスタントのグルマイにばったりあう。シュレで昨日、試験官をしてたようだ。何も問題なかったようなので、ほっとする。その後、Ms.Jとハブタムと3人で夕食をゆっくり楽しむ。Ms.Jとは随分打ち解け、色んな話をした。いい出会いだ。西洋人の女性とあまり時間を過ごしたことのないハブタムは、ここ2日、終始戸惑いまくっていた。はっきり意見をいう、自立した女性は始めてだったのだろう。もし機会があれば、是非マイチョウに寄ってくれと伝え、Ms.Jと分かれる。アクスム旅行者情報を3つ。宿泊先は、アフリカホテルがおすすめ。一泊60Birrで綺麗なベットとホットシャワー付き。土産物屋で売ってる3Birrのアクスム絵葉書は、ツーリストオフィスで、75Centで買える。カリブ王宮殿~スティーリーフィールド周辺で売られている紫水晶の塊は、国外持ち出し不可。買いたい人は、それを理由にするとグッと値が下がる。ちなみに自分は、野球のボール大の塊を20Birrで購入。ハブタムいわく、それでもまだ高いらしい