東風吹かば…
周りをじっくり見渡してみると、寒い冬の間にも春への芽吹きの準備が整っている事に驚かされます。梅一輪、今朝開花。名前は確か「広島紅」?開花しても深い紅色です。写真にはないのですが、その隣の梅は濃いピンクの八重。双方とも蕾の間は深紅で見分けがつきません。菅原道真も京都から太宰府に左遷される時、梅に自分の心を託して詠みました。東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ春に東の風が吹いたら、香りを届けておくれ、梅の花よ。主人がいないからと言って、春を忘れてはいけないよ。こよなく梅を愛した人の思いが伝わってきます。太宰府天満宮には、この時一夜にして 京都から道真のもとに飛んできたとされる「飛梅」が本殿の向かって右前にあり、早春、どの梅よりも早く開花するそうです。また菅原道真は学問の神様で有名で、幼少の頃から頭脳明晰、若くして文章博士(もんじょうはかせ)となります。ちなみに、5歳の頃詠んだ和歌の話はあまりに有名。うつくしや 紅の色なる梅の花 あこが顔にも つけたくぞある(あこ「阿呼」:道真公の幼名のこと)なんと美しいのでしょう、紅色をした梅の花は。(あまりにきれいなので)私の顔にも、つけてみたくなってしまいますお見それしました。(一部、ネットより情報を頂きました)